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2005年12月

カレー煮込みに惹かれて … 居酒屋「文福(ぶんぷく)」(武蔵小杉)

「元祖カレー煮込み」に惹かれて、武蔵小杉の「文福」です。こうやって、この店ならではというメニューがあったり、雰囲気があったりする店は、それを目あてに遠くからでもお客さんがやってくるのがすごいですね。ここ「文福」もそういうお店で、いつもお客さんが多いのです。

まずはビンビール(サッポロラガー、大瓶、500円)をいただいて飲み始めます。お通し(200円)は、これまた例によって大根おろしの梅肉添え。さっそく「元祖カレー煮込み」(400円)も注文します。

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瓶ビール / お通し / 元祖カレー煮込み

「元祖カレー煮込み」は、カレー風のモツ煮込み。熱々の状態で出てきて、刻みネギがたっぷりとかかっています。上からは見えませんが、食べ進むと底のほうに豆腐が1個入っているのがまた特徴なのです。

念願のカレー煮込みを食べて、気持ちが落ちついたところで、ダイエット中のtamさんが選んだのは低カロリーな「ささみ刺身」(350円)です。刺身にはおろし生姜とおろしニンニク、さらには刻みネギとレモンスライスが添えられています。ささみの刺身は、私も大好きなのですが、置いている店が少ないですよねぇ。

そして定番のメニューとは別に、1枚ものの紙で出される今日のおすすめメニューからは「スモーク牡蠣(カキ)」(1本200円)と「芽キャベツの塩バター味」(1本150円)を2本いただきます。「スモーク牡蠣」は、その名のとおり新鮮な牡蠣を燻製にしたものを炙って出してくれます。生ガキを串焼きにするのともまたちょっと違った口当たりで、これもいいですねぇ

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ささみ刺身 / スモーク牡蠣 / 芽キャベツ

人気の「ピーコン」(ひとつ200円)は人数分注文。「ピーコン」は半分に切ったピーマンの中にチーズとコーンを詰めて、ベーコンで巻いて焼いたもの。中からとろりと出てくるチーズがいいですね。

「ぎんなん」(1本140円)も2本ばかりいただきます。

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ピーコン / ピーコンの中身 / ぎんなん

「かえるのへそ」(1本140円)は、実はイカの口のところを焼いたもの。しっかりとした食感がいいつまみになります。「つくね」(1本150円)は団子ではなくて、串に平たく巻かれたタイプ。タレ焼きでいただきます。「焼鳥やのピザ」(1本170円)は焼き鳥の上にチーズ とピザソース。

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かえるのへそ / つくね / 焼鳥やのピザ

「玉三郎」(1本140円)は煮玉子風に仕上げたウズラの卵を3個、串に刺して炙ったもの。玉子が3個だから「玉三郎」というわけですね。

「イタリア焼」(1本120円)はミニトマトをベーコンで巻いて焼いたもの。仕上げに粉チーズがかけられています。もともと、加熱したトマトは大好きなので、この「イタリア焼」はすっかり気に入ってしまいました。こういうちょっと変り種の焼き鳥が多いのもこの店の特徴ですよね。

「ポパイサラダ」(350円)は、生のホウレン草に、ベーコンとシメジを炒めたものをのせ、ゴマがパラパラとかけられています。へぇ。ホウレン草って生でも食べられるんだ。

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玉三郎 / イタリア焼 / ポパイサラダ

午後7時半から10時まで。2時間半の滞在は4人で11,508円(ひとりあたり2,877円)でした。

店情報 (前回、「濱の戯言」、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年11月29日(火)の記録》

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飲み物もいろいろ … 居酒屋「丸山(まるやま)」(阿佐ヶ谷)

久しぶりにやってきたのは自宅近所の居酒屋「丸山」です。ここには「樽生ホッピー」(370円)があるのです。通常の濃いナカのホッピーからくらべると、とってもマイルドなホッピーなのですが、泡立ちがなかなかすばらしい。樽生ホッピーには氷とレモンが入っています。

この店オリジナルの「電気ホッピー」(470円)なんてのもあります。これは電気ブランのホッピー割りなのだそうです。うーむ。微妙な味わいながら、話のタネにホッピー好きの方ならば一度は飲んでみるといいかもしれませんねぇ。

そして店長おすすめと書かれた飲み物は「トマト酎(La TOMATO)」(400円)。ロックで出てきたトマト酎は無色透明。ま、蒸留酒だから当然といえば当然か。でも飲むときっちりとトマトの味がする。これはまた危ないお酒だなぁ。ついつい飲みすぎてしまいそう。

今日のお通し(200円)は「ブロッコリー辛子煮」。

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樽生ホッピー / 電気ホッピー / トマト酎 / お通し

この店は店主自らが厨房で作り上げる料理もおいしいのです。「ポテトサラダ」(420円)はコロコロとさいの目に切られたポテトのサラダ。たっぷりと千切りのキャベツも添えられます。「タコ唐揚げ」(420円)は、もちろん揚げ立ての熱々。「鳥軟骨炒め」(440円)は肉と軟骨のバランスもよくコリコリといい食感です。

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ポテトサラダ / タコ唐揚げ / 鳥軟骨炒め

うまいよなぁ。唯一の難点はいつもお客さんがいっぱいで、入れないことも多いところでしょうか。

今日は3人で4,230円(ひとりあたり1,410円)でした。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年11月27日(日)の記録》

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お粥もさることながら … 中華料理「謝甜記(しゃてんき)」(横浜・元町中華街)

横浜の酒場通・伊東さんに連れられて、またまた横浜中華街にやってきました。伊東さんと言えば、だれも知らない隠れた名店に連れて行ってくれることで有名(?)なのですが、今日はなんと中華街の有名な行列店、「謝甜記」です。

伊東さんは「こんばんは」といかにもなれた風情でお店に入り、例によってメニューもなにも見ないで「ビールと海老シュウマイね。シュウマイは4個でいい」と店のおにいさんに注文し、顔をこちらに向けて「もちろんモツも食べますよね?」と確認してくれます。「はい。いただきます」と答えると、「それとモツ野菜炒めと鶏の唐揚げね。あと、カキ炒めも!」と一気に注文です。

ビールは中華街らしいラベルのサントリーモルツの中瓶(525円)。「えびシュウマイ(鮮蝦焼売)」(4ヶ、347円)(ちなみに8ヶは683円)はすぐに出てきます。

「モツ野菜炒め(時菜炒牛肚)」(1,418円)は、漢字表記を見るとわかるとおり牛の胃袋、それも第2胃袋のハチノスを青菜と一緒に炒めた料理です。この店は中華粥で有名なのですが、モツ炒めもうまいなぁ。

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瓶ビール / えびシュウマイ / モツ野菜炒め

店は1階がテーブル席、2階は宴会用の席になっているのだそうです。その2階から、この店の女将さんであるアイ子ママが降りてきて、伊東さんととっても親しげに言葉を交わしています。なんでも、伊東さんが若いころに、アイ子ママの自転車の後ろに乗せてもらって、この界隈で遊んだりしていたのだそうです。さすが伊東さん。こんな「超」が付くくらいの有名店でも、大常連さんなんですね。

続いて出てきたのは、これも伊東さんおすすめの一品、「梅みそ付き とりの唐揚げ(梅醤炸花鶏)」(1,260円)です。なにしろ特徴的なのは「梅みそ」。言葉だけからはねっとりとした味噌状のものを想像してしまいますが、これがなんと液体。小皿に「梅みそ」を取ろうとすると、「そうではなくて、梅みその小鉢の上に唐揚げを持っていって、そこに梅みそをかけるのがいいんですよ」と伊東さん。なるほど。こうするとたっぷりと「梅みそ」をかけても、流れ落ちた分はまた小鉢に戻るのでムダがないですね。この「梅みそ」によって、ちょっと甘酸っぱくなるのがいいですねぇ。

「ネギとカキの炒め(姜葱炒鮮蛎)」(1,575円)は、冬場だけの季節もの。トロリととろみがついた大皿にはカキがたっぷり。アツツッと口に含むと、フルフルのカキの食感。んーーーー、カキの中華風もいいっ!! 「熱い間に食べなきゃ」なんて言いながら、パクパクと何個もいただいてしまいました。

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梅みそ付き とりの唐揚げ / ネギとカキの炒め / さしみ(魚片)

最後は満を持しての「三鮮ガユ(三鮮粥)」(788円)です。「刺身もつけてねー」と注文する伊東さんに、まずその「さしみ(魚片)」(210円)から登場です。これは白身魚の刺身なのですが、お粥のトッピングなんだそうです。

そして「三鮮粥」が出てきました。この店の中華粥は鶏や干貝柱、乾燥カキなどからていねいにとったダシで炊いてあるのだそうです。出てきたての熱々のうちに、伊東さんが先ほどの「さしみ」をほり込んでグリグリとかき混ぜます。すると「さしみ」の表面がさっと白くなっていきます。「はい。できたよー」という言葉を受けて、小鉢に取り分けていただくお粥のうまいこと。「三鮮粥」というのは海鮮粥のことで、サザエ、イカ、白身魚の3種の具が入ってるから「三鮮」というようです。

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三鮮粥 / グリグリっとかき混ぜて / 出来上がり!

金曜日、午後7時半からちょうど1時間の滞在は、4人で7,698円(ひとりあたり1,200円弱)でした。人気のお粥は、さすがにおいしかったです。

店情報 (「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年11月25日(金)の記録》

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店情報: 中華料理「謝甜記(しゃてんき)」(横浜・元町中華街)

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  • 店名: 中国料理・中国粥「謝甜記」
  • 電話: 045-641-0779
  • 住所: 231-0023 神奈川県横浜市中区山下町165
  • 営業: 10:00-15:00 & 16:30-20:30(土日祝日は中休みなし)、火休(祝日の場合は翌日休)
  • 場所: 元町・中華街駅(横浜高速鉄道みなとみらい線)1番または2番出口を出て中華街東門から中華街に入り、メインストリートである中華街通りに入った次の角右手。
  • メモ: 昭和26(1951)年創業の中華粥の人気店。1Fテーブル席は予約不可、2F宴会は要予約。三鮮粥(788円)、海老粥(788円)、野菜粥(683円)、五目粥(683円)。えびシュウマイは4個347円、8個683円。サントリーモルツ中瓶(525円)など。

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なんだか馴染める … スペイン料理「ティオ・ダンジョウ(Tio Danjo)」(恵比寿)

恵比寿にあるスペイン料理の「ティオ・ダンジョウ」です。店内左手は立ち飲みのカウンター席、そして右手は壁に作りつけのカウンターですが、こちらは座り飲み。午後9時半の店内はほぼ満席で、我われ4人もかろうじてという感じで入口すぐ近くの立ち飲みカウンターに陣取ります。

飲み物は赤ワイン「トーレス サングレ・デ・トロ '03」をボトル(2,000円)で注文。ちなみにこのワイン、グラスだと400円ですので、ボトルはちょどグラス5杯分くらいの値段なんですね。「サングレ・デ・トロ」というのは「牡牛の血」という意味なのだそうで、ボトルの口には小さな牛のフィギュアが付いています。

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サングレ・デ・トロ / 牛のフィギュア / オリーブの盛り合せ

つまみは「オリーブの盛り合せ」(400円)に「タラコと刻み野菜のマリネ」(600円)、「マッシュルームの鉄板焼き」(500円)、そして「ホウレン草のソテー カタロニア風」(600円)をいただきます。スパイスやソースよりも、新鮮な素材そのものを味わう料理が多いのがスペイン料理の特徴らしいのですが、なんだか普通の居酒屋のつまみっぽく楽しめるのがいいですよね。

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タラコと刻み野菜のマリネ / マッシュルームの鉄板焼き / ホウレン草のソテー

「オリーブの盛り合せ」は言ってみればお新香。日本酒の合いの手にちょいとお新香をつまむように、ワインの合いの手にちょいとつまめる一品です。いろんな大きさ、いろんな色合いのオリーブがあるのが、これまたお新香の盛り合わせのようでいいですね。

「タラコと刻み野菜のマリネ」は、なんつったってタラコ酢ですからねー。むふふ。洋の東西を問わず、魚の子(魚の卵)は大好きです。

キノコやホウレン草も、居酒屋にもよくある食材ですもんね。なんだかなじめるなぁ。

店内では、さっきまで近くのテーブルで話していた外国人(スペイン人?)のお客さんが、ギターを取り出してフラメンコです。急にはじまった演奏に、乗り切れないお客さんもいるところがおもしろい。でも、となりにいたカップルは、ちょっとあいた隙間でダンスの開始。すごいすごいっ!

よーし。つまみもモツ煮込みだ! って、大衆酒場風のモツ煮込みではないのですが、この店には「トリッパの煮込み」があります。トリッパは牛の第2胃袋・ハチノスですね。スープもパンにたっぷりと染み込ませていただきます。

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ギターの生演奏 / トリッパの煮込み / バケット

スペイン料理はおもしろいなぁ。まるで普通の立ち飲み屋気分で楽しめる人気のお店でした。

店情報 (「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年11月24日(木)の記録》

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店情報: スペイン料理「ティオ・ダンジョウ(Tio Danjo)」(恵比寿)

  • 店名: スペイン料理「Tio Danjo」(ティオ ダンジョウ)
  • 電話: 03-5420-0747
  • 住所: 150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-12-5 萩原ビル3
  • 営業: 17:30-01:00、日祝休
  • 場所: JR恵比寿駅東口を出て、恵比寿駅東口交差点の“みずほ銀行”の左わきの路地の左手。駅から5分はかからない。
  • メモ: 平成7(1995)年10月創業のスペイン風バル。オーナーシェフは壇上桂太氏。つまみは400~600円くらい。ワイン(グラス)400円、生ビール400円など。

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中華定食で一杯! … 台湾料理「髭鬚張魯肉飯(ひげちょうるうろうはん)」(渋谷)

定食屋さんでちょいと一杯。これもいいですよねぇ。それと同じようなことができる中華料理というか、中華定食屋さんが「髭鬚張魯肉飯」です。

ふたりだけど、つまみがわりに「よくばりお肉セット(小)」(900円)をひとつだけ注文。「よくばりお肉セット(小)」というのは、「るうろう飯(小)」(220円←価格は単品でたのんだ場合のもの。以下同じ)に、お好みのお肉をひと皿と、お好みの野菜をひと皿を選ぶことができ、それに小皿がひとつ付きます。お好みのお肉はバラ肉、モモ肉、ホホ肉、スネ肉、パーコー、鶏脚、唐山魚などの中から「豚足肉(猪脚)」(420円)を、そしてお好みの野菜はもやし、キャベツ、メンマなどの中から「青菜(湯青菜)」(270円)を選びました。そして小皿は枝豆とコーン。単品でたのむと、小皿をのぞいて910円になるので、ちょうど小皿分お得なんですね。ちなみに(小)ではなくて普通の「よくばりお肉セット」(1,000円)だと「るうろう飯」が(小)から普通(400円)になるので、お得率はうんとアップしますよ。(笑)

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るうろう飯(小) / 豚足肉(猪脚) / 青菜(湯青菜)

飲み物は「かめ出し紹興酒(大)」(370円)を注文。ロックグラスのようなグラスで出されます。ちなみに(小)は220円です。

「るうろう飯」というのは、じっくりと煮込んだ豚のホホ肉をあったかいご飯の上にかけた一品。言ってみれば「カシラ煮込み丼」なんですが、これがまたご飯としてもうまく、つまみとしてもうまく。いいですねぇ。うまいうまいと食べていたら、同行者が「るうろうダブルかけ(別皿)」(100円)をたのんでくれました。「るうろうダブルかけ」は「るうろう飯」を注文している人だけがたのめるトッピングメニューなのだそうで、小皿に別盛りで「るうろう」の部分だけを持ってきてくれるのです。

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小皿と紹興酒(大) / るうろうダブルかけ(別皿) / 千切りザーサイ

最後にさっぱりと「千切りザーサイ」(120円)もいただいて、お勘定はふたりで1,860円(ひとり930円)。和風の大衆食堂でちょいと飲むのも安いけど、台湾風もいいですねぇ。どうもごちそうさま。

店の公式サイトによると、「髭鬚張魯肉飯」は今や台湾全土に40店舗を数え、魯肉飯の代名詞として台湾の人々から愛され続けているのだそうです。

店情報 (「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年11月24日(木)の記録》

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店情報: 台湾料理「髭鬚張魯肉飯(ひげちょうるうろうはん)」(渋谷)

  • 店名: 台湾料理「髭鬚張魯肉飯」渋谷店
  • 電話: 03-5428-0686
  • 住所: 150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-17-10 第2宝ビル1F
  • 営業: 11:30-23:00、12/30~1/3休
  • 場所: 渋谷駅から道玄坂を上がり道玄坂交番前交差点を左折した先、左手。渋谷駅井の頭線マークシティ出口から徒歩2~3分程度。
  • メモ: 豚ほほ肉を煮込んだ「るうろう飯」(400円、(小)220円)が名物の店。野菜や肉・魚などの一般的な台湾料理メニューも270~420円くらいでそろっている。飲み物はビール、レモンサワー、ウーロンハイ、かめ出し紹興酒など。六本木ヒルズ店もある。公式サイトあり。

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たしかに安い! … 居酒屋「トモ」(横浜・桜木町)

G.Aさんの「半魚人Aの陸(おか)ボケ日記」にこのところよく登場していて気になっていた野毛の居酒屋「トモ」です。

店内はカウンター8席程度に、小上がりに座卓が2つばかりのこじんまりとしたお店。ご夫婦ふたりで切り盛りしているようです。この店も野毛の人気店のひとつなので、午後8時の店内はすでにたくさんの先客です。カウンターの先客にちょっと詰めてもらって、さらに店の外に置いていた補助席も持ち込んで、なんとか3人で陣取ります。

まずはビール(中ビン、400円)から。瓶ビールはアサヒとキリンが選べます。つまみは「ヒズサシミ」(350円)に「ニラ玉炒め」(300円)、そして「なにかチーズ系のつまみを」という問いかけに女将さんがすすめてくれたア「ボカドグラタン」(400円)。さらに「セロリとナス炒め」(300円)、「さんまコチュジャン」(300円)もいただきます。つまみは100円(お新香類など)からはじまって、150円、200円、300円と続いていて、高くても500円程度。品数はものすごく多くて、値段的には300円程度のものが多いかな。

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店の看板 / 氷頭刺身 / ニラ玉炒め

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アボカドグラタン / セロリとナス炒め / さんまコチュジャン

「ヒズサシミ」はいわゆる“氷頭なます”で、フルフルとした食感が味わえます。「ニラ玉炒め」は300円ながらニラもたっぷりです。

「さんまコチュジャン」は一夜干らしいサンマ1尾を焼いて、コチュジャンを塗ったもの。ちょっとピリッとお酒が進みます。

051122h何本かビールをいただいた後、「豆乳サワー」(400円)をいただいてみます。ここはサワー類(各400円)の種類が多くて、一般的なグレープフルーツサワー、レモンサワー、緑茶サワー、抹茶サワー、ウコンサワー、うめサワーはもとより、パッションサワー、くろずサワー、ギムネマサワー、豆乳サワー、ミカンサワー、コーラサワー、コーヒ酒、ドクダミサワー、ビワの葉サワー、トマトサワー、上玄米サワー、黒豆サワー、ゆず茶サワー、金魚サワー、ココナッツサワー、べに花サワー、むぎコーヒサワー、きゅうりサワー、アセロラサワー、ゴーヤサワー、そば茶サワー、アロエサワーなどがずらりと並んでいます。名前からは想像ができないようなサワーもあるのがおもしろいなぁ。

約2時間の滞在は、3人で3,300円(ひとり1,100円)でした。安いっ! いつもお客さんがいっぱいで、なかなか入りにくいのが難点ですが、またぜひ来てみたいお店ですね。どうもごちそうさまでした。

店情報 (「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年11月22日(火)の記録》

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店情報: 居酒屋「トモ」(横浜・桜木町)

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  • 店名: 一品料理「トモ」
  • 電話: 045-231-5712
  • 住所: 231-0064 神奈川県横浜市中区野毛町1-45 第二港興産ビル2F
  • 営業: 15:00-02:00(第3日は18:30- )、月休
  • 場所: 「福田フライ」や「三陽」がある野毛小路を、もう少し(数十メートル程度)日ノ出町方面に南下した左手ビルの2階。
  • メモ: カウンター8席程度に小上がりの座敷2卓のこじんまりとしたお店を夫婦ふたりで切り盛り。つまみは100~400円くらいのものが多い。

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やっぱり魚肉ソーセージ … 居酒屋「とりすみ」(渋谷)

魚肉ソーセージエッグ「とりすみ」といえば大好物なのが「魚肉ソーセージエッグ」(400円)。ここに来るたびに必ず注文しているんじゃないかなぁ。なにしろ魚肉ソーセージですよねぇ。

昭和28(1953)年。アメリカの水爆実験でマグロから放射能が検出され、その影響でマグロと名のつくものはまったく売れなくなった。そこに目をつけたのが当時急速に売り上げを伸ばしていたハム・ソーセージ業界だったのだそうです。カマボコの原料の中に豚の脂身を入れソーセージ風に味つけしたものを売り出してみると、これが予想以上によく売れたのだそうです。価格が手ごろで保存性もあり、味も淡白で日本人好み。都会はもちろんのこと、あっという間に農村、漁村まで普及していったのだといいます。(日本ハム編「ハム・ソーセージものがたり」より)

コリコリとした食感でビールやチューハイが進む「鳥ひざなん骨」(380円)もよくたのむ一品。「とりすみ」という店名から焼き鳥を注文する人が多いのか「焼き鳥はありません」なんて張り紙もあるのですが、まちがえて入っちゃった焼き鳥ファンには、この「鳥ひざなん骨」がおすすめですよぉ!(笑)

「コーンバター」(380円)も、ここのはトウモロコシの粒々がしっかりとしていていいのです。店によって、いろんなタイプのコーンバターがあるのがおもしろいですね。(参考

そして、本日のシメは、久しぶりの「ナポリタン」(530円)です。この「ナポリタン」も、魚肉ソーセージを使った由緒正しい(?)日本製のスパゲティですからねぇ。これまた魚肉ソーセージファンにはたまんない一品ですね!

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鳥ひざなん骨 / コーンバター / ナポリタン

店情報 (前回)

《平成17(2005)年11月18日(金)の記録》

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たっぷりと肉豆腐 … 居酒屋「細雪(ささめゆき)」(渋谷)

肉豆腐今宵また、腸詰で有名じゃないほうの「細雪」です。金曜午後6時半の店内は1テーブルをのぞいて満員状態。よかったなぁ、ひとつでも空いてて。さっそくそのテーブルに陣取ります。

今日はなにしろこの店の名物らしい「肉豆腐」(350円)を食べてみなきゃね。今日は3人だから、刺身も2品くらいいただいときましょうか。「マグロ刺身」(550円)と「サワラ刺身」(500円)をお願いします。それと「ニラ玉」(400円)と「アジフライ」(400円)もね。

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マグロとサワラの刺身 / ニラ玉 / アジフライ

こうやって注文してる間にも、あっちのテーブル、こっちのテーブルから「おーい。こっちビールね」。「ホッピーくださーい!」と注文が飛び交います。なにしろ姉弟おふたりで切り盛りしてるので、満席近いお客さんから次々に注文が入ると大変なのです。

おかみさんは注文を聞きながらも、ちらりちらりと店全体の様子に注意を配っています。注文しているお客さんは、おかみさんがときどきチラチラとよそ見するのが気に入らないのか「ねーねー。ちゃんとオレの注文聞いてるのー?」なんて突っ込んでる。「大丈夫よー。ちゃんと聞いてるから」とおかみさんも慣れたもんです。

あまりの注文の多さに、奥に座っていた常連さんらしきおじさんがフッと立ち上がって、「はーい。ビールね」と手伝いはじめます。こんな渋谷のどまんなかに、人情あふれる酒場が残ってるのがおもしろいよなぁ。

満員の店内で1時間半ほど楽しんで3人で5千円弱。ひとりあたり1,600円ほどでした。この安さも人気の大きな要素なんでしょうね。

店情報 (前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年11月18日(金)の記録》

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今夜もラーメン … 屋台「栄楽(えいらく)」(長崎・浦上)

051117iホテルまで帰り着くころにはなんだかお腹もすいていて、ホテルのすぐ近くに出ていた屋台「栄楽」に吸い込まれるように入ります。屋台は夫婦ふたりで切り盛り。何人かの先客たちは思い思いにおでんを食べたり、ラーメンを食べたり。うーん。おでんもうまそうだなぁ。

ラーメンを1杯食べて帰ろうと思いながら入った屋台ですが、ついおでんに引かれてしまいます。「玉子とちくわ、それに厚揚げをお願いします」。おでんはどれもひとつ100円だそうです。安いっ! 「それとお酒ね。」「あっためますか?」「はい、お願いします」。お酒はコップ1杯が350円。これはちょっと高いかな。

お酒を飲み終え、おでんも食べ終えて、いよいよラーメン(450円)です。寒い屋台ですするあったかいラーメン。これがいいですねぇ。

「どうもごちそうさま。」「はーい。1,100円です。どうもありがとうございます」。

飲んだ後のラーメンは極力やめるようにしているのですが、昨日も、今日も、連夜のシメのラーメンでちょっと太ったかも...

店情報

《平成17(2005)年11月17日(木)の記録》

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店情報: 屋台「栄楽(えいらく)」(長崎・浦上)

  • 店名: 屋台「栄楽」(えいらく)
  • 住所: 長崎県長崎市目覚町8-3 親和銀行浦上支店前
  • 営業: 屋台なので夜だけ
  • 場所: JR浦上駅の向かい側
  • メモ: おでん各100円、お酒350円、ラーメン450円。

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思案橋からテクテクと … バー「yamamoto(やまもと)」(長崎)

江山楼」の少量の“ちゃんぽん”を食べて、かえって食欲をあおられたのか、ホテルに戻ってからも「“ちゃんぽん”食べに行こうぜ!」とがぜん元気な同僚K。夜はまだ長いし、私もちょっと出かけますか。ホテルのすぐ近くのちゃんぽん屋に入る同僚Kと別れて、私は路面電車に乗り込み、ゴトゴトと揺られて向かった先は思案橋です。長崎の路面電車はどこへでも100円で行けちゃうのがいいですね。

思案橋電停を降りて「思案橋グルメ通り」(←ものすごいネーミングですねぇ!)に入ると、すぐ右手にあるのが一口餃子の「雲龍亭」(095-827-0585、本石灰町2-15)。看板の一口餃子もさることながら、薄~くスライスしたレバーを、フライパンでさっと炒めて、生のキャベツとともに出される「キモテキ」が実におすすめなのです。

その少し先が明治29年創業で、長崎の郷土料理と近海の魚が楽しめる「一二三亭」(095-820-9191、本石灰町2-19)です。おじやも有名なのだそうです。

そして左手は昭和6年創業というおでんの老舗「桃若」(095-823-3392、本石灰町3-1)です。私自身、長崎駅前の「桃若」には2度ほど行ったことがあるのですが、こちら、思案橋の「桃若」は入ったことがありません。今回はぜひこの店に来てみたかったんだけどなぁ。お腹もいっぱいで、残念ながらおでんは入りそうにないや。

思案橋グルメ通りを抜けて、銅座川に沿ってぐるっとまわりこむと、そこは長崎中華街。横浜、神戸と同じく、ここ長崎にも中華街があるんですね。港港に中華街あり、といったところでしょうか。

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雲龍亭 / 一二三亭 / 桃若 / 長崎中華街

その中華街の門の前を通過し、そろそろ路面電車の築町電停かという右手の路地にあるのが長崎で最も古い老舗バー「yamamoto」です。今日は知らない町のバーのカウンターにもたれて、ひとりで渋く、ハードボイルドなひと時を過ごすとしますか。

yamamotoの入口ビシッと顔の表情も引き締めて、やや重厚な入口扉をウンと開けます。渋い表情のまま、店内に足を踏み入れた瞬間.... 「あれーっ! どうしたのーっ??」と左手テーブル席から響き渡る女性の声。「え!?」とそっちを見ると、長崎在住・在勤の大学の後輩たち4人(男性3人、女性1人)がニコニコしながら手を振っています。私も渋く、ハードボイルドな夜はあきらめて彼らのとなりのテーブルへ。彼らはこの店によく飲みに来るんだそうで、今日も連れ立ってやって来たのだそうです。

店は老夫婦ふたりが切り盛りしており、入口から見て右手には16席の直線カウンターがずどーんと店の奥まで通っています。そして左手には4人、2人、4人のテーブル席。テーブル席は移動できるようになっていて、グループの人数にあわせてくっつけて使うようになっています。ちょうど私が座っているのが2人用テーブルで、奥に座っていた4人のテーブルとくっつけてくれました。

ジンリッキーを注文すると、お通しには殻付き落花生が出てきました。1時間半ほど楽しくしゃべって、私のお勘定はちょうど2,000円でした。

店情報

《平成17(2005)年11月17日(木)の記録》

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店情報: バー「yamamoto(やまもと)」(長崎)

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  • 店名: バー「yamamoto」(やまもと)
  • 電話: 095-824-5183
  • 住所: 850-0841 長崎県長崎市銅座町3-24
  • 営業: 18:00-24:00、日祝休
  • 場所: 長崎電軌本線(路面電車)築町電停で下車し、商工中金の裏手。徒歩約30秒。
  • メモ: 40年近く続いている、長崎で最も古い老舗バー。

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ちゃんぽん&皿うどん … 中華料理「江山楼(こうざんろう)」(長崎・浦上)

長崎二日目の今日は、ホテルの近くの中国菜館「江山楼」浦上店で宴席。中華のコース料理ですが、この店は“ちゃんぽん”で有名なので楽しみです。

次々と出てくるコース料理の途中で登場したのが“東坡肉(とんぽうろう)”。トロトロに溶けるくらいに煮込んだ豚の角煮を饅頭の皮にはさんでいただくのです。

いよいよ“ちゃんぽん”です。大きな丼でどーんと出された“ちゃんぽん”を、各自で小鉢に取り分けていただきます。うははは。このスープのコクが「江山楼」ですねぇ。うまいけど、ひとりの取り分はほんのちょびっと。これじゃかえって欲求不満になっちゃうなぁ。

“ちゃんぽん”が出ると、仲居さんが「ごはんはいりますか?」と聞いてくるのもおもしろい。もしかすると、こちらでは“ちゃんぽん”はごはんのおかずなんでしょうか?

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東坡肉 / ちゃんぽん / 皿うどん

そして“皿うどん”。これまた長崎名物ですね。パリッと揚げた麺の上にとろりと“あん”をかけていただきます。“あん”の中身(具材)は“ちゃんぽん”の具材とほぼ同じ。きっと“ちゃんぽん”のスープに片栗粉でとろみを付けて作るんでしょうね。

これまたひとりの取り分はほんのちょっと。あぁ。もっとたくさん食べたーい。(苦笑)

店情報 (関連記事)

《平成17(2005)年11月17日(木)の記録》

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店情報: 中華料理「江山楼(こうざんろう)」(長崎・浦上)

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  • 店名: 中国菜館「江山楼」浦上店
  • 電話: 095-862-3735
  • 住所: 852-8014 長崎県長崎市竹の久保町1-29
  • 営業: 11:00-21:00、元旦休
  • 場所: JR長崎本線なら浦上駅、長崎電軌本線(路面電車)なら茂里町駅が最寄り。
  • メモ: 公式サイトあり。関連記事

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ごはんがサービス … ラーメン「一麺亭(いちめんてい)」(長崎・浦上)

手羽屋」を出て、タクシーでホテルの近くまで。最後はとんこつラーメンをいただいて長崎の1日目をしめくくります。

普通のラーメン(極(きわみ)ラーメン、500円)をたのんだら、ごはんが1膳サービスで付いてきたのにはびっくり。高菜漬けも食べ放題だし。ついでに餃子(350円)まで注文してしまいました。

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ラーメンとごはん / 高菜漬 / 餃子

1軒目であんなに食べたのに、すっかり完食できてしまうところが不思議なり。九州のラーメンはうまいなぁ。

さて、せっかくの長崎ですので、その土地の話題を少しばかり。長崎には「木場」と書いて“こば”、「宝町」と書いて“たからまち”と、東京と同じ字なのに違う読み方をする地名があるのが旅行者にはおもしろい。ちなみに都内では前者は“きば”、後者は“たからちょう”です。

他に「なんだこれっ!?」ってな地名もあります。たとえば「畦別当」。バスの次の停留所表示でポンとこの地名が出てきたときには「鮭弁当(さけべんとう)」かと思ってしまいました。実際には「畦別当」は“あぜべっとう”と読みます。

極めつきはバスの行き先表示の「女の都団地行き」。どうですか! こんな団地、住んでみたいでしょう!? なにしろ「女の都(おんなのみやこ)」ですもんね。この地名は、実は“めのと”と読むのだそうです。地元の人たちには当たり前の地名なんでしょうが、我われ、他の土地の人から見るとドッキリもんですね!(笑)

店情報

《平成17(2005)年11月16日(水)の記録》

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店情報: ラーメン「一麺亭(いちめんてい)」(長崎・浦上)

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  • 店名: 和風とんこつラーメン「一麺亭」長崎浜口店
  • 電話: 095-842-9558
  • 住所: 852-8107 長崎県長崎市浜口町3-15
  • 営業: 11:00-01:00(金土は -03:00)、無休
  • 場所: 路面電車・浜口町電停近く。消防署浦上出張所の向かいの角。
  • メモ: 看板の「極(きわみ)とんこつ」(500円)のほか、こってり系の「匠(たくみ)とんこつ」(650円)、「チャーシュー麺」(680円)など。サイドメニューは餃子(350円)、焼飯(350円)くらい。マグナムドライ(200円)、瓶ビール(500円)、生ビール(480円)。福岡、長崎、大分、山口の各県にチェーン展開している。公式ページあり。

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フワッと甘いすり身揚げ … 居酒屋「手羽屋(てばや)」(長崎)

久しぶりの遠くへの出張は長崎です。午後横浜を出発し、午後7時半にはもう長崎。長崎駅前で、長崎在住・在勤の大学時代の同級生Yと合流し、彼の案内で向かったのが近くの大型居酒屋「手羽屋」です。

「3人です」と入店すると、入口近くの受け付けカウンターにいるおにいさんが目の前の端末をピピピと操作し、「それでは3人様、お二階221番のお部屋にお入りください」。それと同時にヘッドセットで2階の担当者にも連絡。うーむ。実にシステマチックですね。

お通し(300円)はヒラスのたたき。横浜から同行の同僚K(彼もまた大学時代の同級生で博多出身)によるとヒラスという魚は九州では一般的らしく、子供の頃によくお父さんの晩酌の友についてた刺身なんだそうです。「親父はヒラスやフグなんかをよく食べてたなぁ」。そういえば、福岡のほうではフグは、学生でも食べられるくらい比較的一般的な刺身だったんです。地理的に下関なんかにも近いからでしょうか。(ちなみに、この記事を書くのにあたって調べたところによると、ヒラスというのは平政(ヒラマサ)のことのようです。)

飲み物は生ビール(アサヒ、中、520円)からスタートです。友人Yは、身体も大きくて、学生時代からものすごく飲み食いしていたのですが、その勢いは今も変わっていないようで、乾杯と同時に1杯目の生ビールはなくなり、すぐにおかわりをしています。

この店は友人Yの行きつけの店のひとつ。彼がこれがおすすめという料理を注文してくれます。「刺身の盛り合わせの2~3人用に、トロロの磯辺揚げを2人前、手羽先の唐揚げも2人前、あと、すり身揚げもください」と一気に注文。さらに「お通しのヒラスがおいしいねぇ」という我われの声を聞いて「ヒラスのたたきも、単品で追加お願いしますね」と、これも追加注文。

学生時代は腹は減っててもお金がないのでいろんなものは注文できなかったのですが、今はこれだけ注文して食べきれるかどうかがむしろ心配です。まぁ、大食漢の友人Yがいるので、大丈夫でしょう!

まず出てきたのは「とろろ磯辺揚げ」(4個1人前、450円)です。名前のとおりとろろを海苔で巻いて揚げたものなのですが、パリッとした揚げ海苔の食感に続いて、トロトロにあったまったとろろが口の中に広がっていいですねぇ。この店の名物のひとつなんだそうです。

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ヒラスたたき(お通し) / とろろ磯辺揚げ(2人前) / 刺身盛り合せ(2~3人前)

「刺身盛り合せ」(2~3人用、2,000円)は、長崎ならではの魚が出てくるかと思いきや、ヒラス、タコ、イカ、マグロ、サザエ、サーモンと、都内の居酒屋チェーン店でも出てきそうな品揃え。ちょっとがっかりでした。しかし、続いて出てきた単品の「ヒラスたたき」(680円)もあわせて、やはり刺身は居酒屋の華。お酒も進むというものです。友人Yの生ビールのペースは留まるところをしらず。次々におかわりです。同僚Kも生ビールをおかわり。私は今度はビンビール(エビス、中ビン、520円)をいただきます。

続いては「手羽先のから揚げ」(450円×2人前)。なにしろ店の名前が「手羽屋」ですからね。この品物も、もちろんこの店の名物なのだそうです。手づかみでガツガツといただきます。

そして「すり身揚げ」(580円)。これは鹿児島でいう“つけあげ”に海苔を巻いたようなもの。“つけあげ”は、全国的には“さつまあげ”と呼ばれますが、フワッと甘味があって実にうまいのです。「九州におるときは、よう練り物を食べよったねぇ!」とうれしそうにすり身揚げをほお張る同僚K。そういやそうですねぇ。練り物はつまみの定番でしたもんねぇ。きっとその名残でいまだに私も練り物好きなのかな。これはぜったい焼酎に合うよね!

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ヒラスたたき(単品) / 手羽先のから揚げ(2人前) / すり身揚げ

そんなわけで注文したのが芋焼酎「黒白波」(900mlボトル、2,000円)。長崎在住の友人Yはロックで。久しぶりに九州にやってきた同僚Kと私はお湯割りいただきます。ほおら、やっぱりすり身揚げに合うことといったら!! 思わず笑ってしまうほどです。

「うまいうまい」とすり身揚げに舌鼓をうっていたら、友人Yが「こんなのもあるよ」と「すり身揚げ餃子」(480円)もたのんでくれました。これは先ほどのすり身を餃子の皮に包んで揚げた一品。パリッとした餃子の皮の中から、絶品のちょっと甘いすり身が出てきて、これまた焼酎が進むこと!

さらに「串カツ」(480円)をたのんで一連の揚げ物は終了です。うぅーっ。油っぽいものをたくさん食べた割りには、そんなにしつこい感じがしないなぁ。魚介類や野菜が多くて、肉関係は手羽先と串カツくらいだったからでしょうか。

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すり身揚げ餃子 / 串カツ / 明太子

お腹もいっぱいになったところで、つまみつまみした品物をたのんで焼酎タイムです。まずたのんだ「明太子」(480円)は、ざっくりと切った辛子明太子が出てくるかと思いきや、その中身だけのいわゆる「つぶこ」(辛子明太子の“つぶ”の部分だけ)の状態。ちょっと期待はずれでしたがいいつまみになることにはかわりありません。

そして「ヒラス腹身きざみ山葵(ワサビ)山かけ和え」(480円)というとても長い名前の一品。お店のおねえさんはとても若いのに、「これはどんな料理?」と聞くとひとつひとつ、ニコニコとその場でていねいに答えてくれるのです。すぐに「ちょっと聞いてきますね」なんてお店が多い(しかも、チェーン店よりも、むしろちょっと高めの割烹などに多い!)中で、とても好感が持てますよね。この長い名前の一品は、名前のとおりヒラスの腹身を山かけにして、きざみ山葵(刻んだ山葵の醤油漬けなのかな?)をのせたもの。グリグリっとかき混ぜていただくと、きざみ山葵がとてもよく効いててツーンと鼻に抜けます。っかぁ~っ。これまた酒が進むなぁ。

「だし巻き玉子つまみ」(380円)は、残念ながら作り置きの玉子焼き。できたてのホワホワを期待してたのでちょっと残念でした。

「さっきのきざみ山葵がおいしかったよね。もう1回たのもうか」という声に、今度はストレートに「きざみ山葵」(380円)にしてみます。うわーっ。ツーン度合いも先ほどより数ランクアップですねぇ!!

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ヒラス腹身きざみ山葵山かけ和え(混ぜた後) / だし巻き玉子つまみ / きざみ山葵

午後10時までの2時間半。学生時代に戻り、ゆったりめの個室(6人用個室を3人で利用)でたっぷりと笑いあって、ひとり5千円ずつくらいでした。

店情報

《平成17(2005)年11月16日(水)の記録》

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店情報: 居酒屋「手羽屋(てばや)」(長崎)

  • 店名: 長崎馳走「手羽屋」長崎駅前店
  • 電話: 095-818-6100
  • 住所: 850-0036 長崎県長崎市五島町1-5
  • 営業: 16:00-24:00、無休
  • 場所: JR長崎本線長崎駅から徒歩約5分。路面電車・長崎軌道本線の1本東側の通り。大きなビルなのですぐわかる。
  • メモ: カウンター席、個室から100名様収容の大広間まであり、ビル全体が「手羽屋」。350名入れるらしい。公式サイトぐるなびあり。

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豚足の醤油煮 … 中華料理「馬さんの店 龍仙(まーさんのみせ りゅうせん)」(横浜・石川町)

このところはまりつつある中華風に煮込まれたトロットロの豚足を食べようとやってきたのは、横浜中華街は善隣門(ぜんりんもん)の近くにある上海料理とお粥の「馬さんの店 龍仙」です。

店内は4人がけのテーブル、6人がけのテーブル、円卓など、何種類かのテーブルが並んでおり、午後8時の店内は半分くらいの入り。「奥のテーブルにどうぞ」と、奥まったところにスポッとはまりこんだような4人がけのテーブルに案内されます。

まずはビール(キリンラガー、中ビン、525円)からスタート。

お通しはなく、まずとりあえずのつまみとして注文したのは「豆腐乳」(210円)です。「豆腐乳」は“トウフールー”と読み、ちょっと乾かした豆腐を唐辛子入りの調味料に漬けて発酵させたものなのだそうです。2センチ立方ほどの赤茶色の「豆腐乳」のまわりには「ひしお味噌」っぽい豆状のものが混ざる漬け汁もいっしょに盛られていて、「豆腐乳」そのものもさることながら、まわりの味噌の部分も実にいいつまみになります。沖縄の「豆腐よう」にも似てるけど、「豆腐乳」のほうがもっと味が濃い(醤油辛い)感じでしょうか。お粥のなかに混ぜ込んでもおいしいのだそうです。

「豆腐乳」をつっついてビールを飲みながら、何十種類もある写真付きメニューの中から、注文する品物を選びますが、あれもこれもおいしそうでなかなか決まらない。この時間もまた楽しいんですよねぇ。迷って迷って、当初予定の「豚足の醤油煮込み」(945円)と、ちょっと珍しい「鴨の舌の唐揚げ」(735円)に決定です。

まず出てきたのは「豚足の醤油煮込み」。たっぷりのチンゲンサイとともに、トロトロに煮込まれて、骨を持ち上げるとそのままチュルンと落ちそうな豚足です。う~ん。なるほどぉ。広東風のうま煮もさることながら、こうやってしっかりと醤油味を効かせた上海風の醤油煮もしっかりと味がついていていいですねぇ。つまみとしてはこっちのほうがいいかも。

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ビール / 豆腐乳 / 豚足の醤油煮込み

この「豚足の醤油煮込み」のとろみのついた醤油スープをいただくために「油条」(210円)も注文です。「油状」は中国式の揚げパンで、細長くねじれた形が特徴です。店によっては揚げたてのアツアツを出してくれたりするらしいのですが、ここのは残念ながら作り置きのものでした。しかし、このパンにスープを染み込ませて食べると、予想どおりおいしいこと!

そして「鴨の舌の唐揚げ」。これは鴨の舌を、喉の奥へと続く2本の骨とともに唐揚げにしたもので、1羽分が1個。お皿の上には8~10個くらいの舌が載せられています。この2本の骨の部分を手に持って、まず舌の部分を食べ、続いて喉まわりの骨のまわりにへばりついている肉をいただくのです。

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取り分けた豚足 / 油条 / 鴨の舌の唐揚げ

飲み物は何本かのビールの後に「紹興酒」(600mlボトル、2,100円)も追加します。飲み方は例によって『ボトルごと熱めに燗をつけてもらったのをロックで』。これは横浜の酒場通・伊東さんに教えていただいた飲み方なのですが、このとき氷はグラスに1個だけ入れるのがコツなのだそうです。たくさん入れると「紹興酒」が薄まって、おいしくなくなってしまいます。

つまみにもらったのは「ザーサイ」(263円)と「ピーナッツ」(塩味、210円)です。これらはメニュー上ではお粥のトッピング用として載っているのですが、単品で注文しておつまみにすることもできるのでした。

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紹興酒 / ザーサイ / ピーナッツ(塩味)

最後はこの店の名物「龍仙粥」(735円)。海老、ホタテ、イカ、白身魚がはいった中華粥です。上に揚げワンタンがひとつだけのっかってるのが標準だが、追加注文で人数分(3個)にしてもらいます。

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龍仙粥 / 追加の揚げワンタン / 杏仁豆腐

お勘定をお願いすると、サービスの杏仁豆腐が出てきました。午後8時から、2時間の滞在は、3人で7千円ほどでした。店は馬さん一家がやってるので「馬さんの店」と銘打っているようですが、その馬ファミリーのおじいさんが店の外まで見送ってくれました。

店情報 (「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年11月14日(月)の記録》

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店情報: 中華料理「馬さんの店 龍仙(まーさんのみせ りゅうせん)」(横浜・石川町)

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  • 店名: 上海料理・粥「馬さんの店 龍仙」
  • 電話: 045-651-0758
  • 住所: 231-0023 神奈川県横浜市中区山下町218-5
  • 営業: 07:00-03:00、無休
  • 場所: JR根岸線・石川町駅より徒歩6分。横浜中華街・善隣門のすぐ近く。
  • メモ: 上海家庭料理が早朝(07:00)から深夜(03:00)まで楽しめる店。店頭の子供の人形が目印。人気のお粥メニューは14種(525円~)。おすすめは、シーフードたっぷりの龍仙粥¥700。鶏がらベースの粥のなかには、ホタテ、イカ、エビなどが満載。お酒の後の〆にもぴったり。龍仙粥 735円、フカヒレ粥 1,050円、豆苗(空豆の芽)炒め 1,050円、油条(揚げパン)210円、水餃子 525円など。公式HPぐるなびあり。

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活じめカワハギの夕食会 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

第49回夕食会のテーマは活じめのカワハギです。まずは刺身からスタート。フグのつくりのように、大きな丸皿に放射状に並ぶきれいな刺身。これを肝醤油でいただくのですが、このカワハギの肝がまた一仕事ほどこされています。すり鉢できっちりを練られているのです。こうなっていると醤油への溶けもよく、刺身ともよくからみますね。Sさんなんて、さっきからこの肝だけをつまみに食べてるくらいです。(笑)

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カワハギ刺身 / カワハギの肝 / 肝醤油

この刺身に合わせる1杯目のお酒として、出羽桜の吟醸酒「桜花」をいただきます。通常は冷酒用のガラス製の酒器に入れて、ガラスの猪口でいただくのですが、最近はちょうど1合はいるビアグラスでいただくようにしています。これだと飲んだ量がある程度わかるので、酔いの目安にすることができるのです。とはいえ、結局4杯も5杯も飲んじゃうので、すっかりできあがっちゃうことには変わりありませんが...

さらに大常連のTさんが飲んでいる「酔鯨」もお猪口で1杯。こうやって、人が飲んでるものまでちょっともらったりするのが酔いを助長していくんですね。(苦笑)

つまみはサバの棒ずしです。なにしろ秋サバですからね。あぶらがのってうまいこと。

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出羽桜 / 酔鯨 / 秋サバの棒ずし

そして豚汁。これはポテトサラダ、クルミと春菊のリンゴ和えなどとならんで、夕食会名物・ママさんの手料理の中の一品なのですが、ビール、冷酒、刺身、棒ずしと、冷たいものが続いた後のあったかい一品がお腹にやさしいですね。

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豚汁 / ポテトサラダ / クルミと春菊のリンゴ和え

つづくお酒は久保田の「千寿」です。ママさん手造りの白菜の塩漬も大人気。お酒が進みます。

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久保田・千寿 / 白菜の塩漬 / 鍋用のカワハギ

料理はカワハギの鍋物へ。ざっくりと大きくぶつ切りにされたカワハギの身もたっぷり入っています。お酒は「景虎」の名水仕込み・特別純米酒。う~む。今日もすでに飛ばしすぎの傾向だなぁ。なにしろ酒に合うつまみばっかりで... と、料理のせいにする。

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カワハギ鍋 / 景虎 / カワハギ唐揚げ

カワハギの腹身や尻尾の部分の唐揚げが出たところで緑川の「緑」へ。そして最後はビシッとカワハギの雑炊でしめます。

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緑 / 雑炊 / バランタイン21年

やぁ、満足満足。しかし、ここで終わらないのが夕食会。食事の後も、参加者みんなでワイワイと盛り上がります。「そういえばOさんから、ウイスキーをいただいてますよ」と店主。出されたのは「バランタイン」の21年物。わぁ。やったー! これは最高の食後酒ですね。さっそく封を切ってチビチビといただきます。(いつもいいウイスキーをありがとうございます。>Oさん)

こうして、第49回となる夕食会もたっぷりと楽しい会になったのでした。さぁ、次回はいよいよ第50回という区切りの夕食会だ! 楽しみですね。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年11月12日(土)の記録》

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ビストロでワイン … ビストロ「らんぐさむ」(中野)

北国」を出て、今度は一転、南欧田舎料理のビストロです。この店は、以前ランチタイムに来たことがあるのですが、夜の部で来たのははじめてです。

まずは赤ワイン「キャンティ・フォッシ・ロッソ」(2,940円)をボトルでもらい、つまみには「二種類のチーズ」(570円)と「おまかせオードブルの盛り合わせ」(1,050円)です。チーズはブルーチーズとブルサン。オードブルは生ハムやスモークサーモンなどなど。

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キャンティ・フォッシ・ロッソ / 二種類のチーズ / オードブルのパナシェ / チリ・ワイン

4人なので1本目のワインはあっという間に飲み終わり、2本目はチリ産のカベルネ・ソーヴィニオン(2,940円)です。あわせる料理は「トリップのやわらか煮」(940円)と「海老のフリット」(780円)。海老のフリットはカレー風味のソースで、ワインにもよく合います。

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海老のフリット / ガーリックトースト / トリップのやわらか煮 / アイスクリーム

店内はカップル客が多く、比較的静かめです。居酒屋風に盛り上がっているのは我われ4人だけ!?(爆)

お勘定をお願いすると、デザートのアイスクリームがサービスで出てきました。

午後11時まで、2時間の滞在は4人で10,140円(ひとりあたり2,500円)でした。どうもごちそうさま。

店情報

《平成17(2005)年11月11日(金)の記録》

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店情報: ビストロ「らんぐさむ」(中野)

  • 店名: 南欧田舎料理・ビストロ「らんぐさむ」中野北口店
  • 電話: 03-3388-2025
  • 住所: 164-0001 東京都中野区中野5-56-15 三京ビル
  • 営業: 火~土[11:30-14:30LO、17:00-23:00LO]、日祝[12:00-15:00LO、17:00-22:30LO]、月休
  • 場所: JR中央線中野駅北口から徒歩3分
  • メモ: ぐるなびあり。

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おでんの季節到来 … 酒坊「北国(きたぐに)」(中野)

金曜日の「北国」はお客さんでいっぱい。昨日(11月10日)からおでんがはじまって、昨日も満席状態だったのだそうです。こう寒いと、あったかいおでんはうれしいですよねぇ。わかるわかる。

今日のお通しはアサリ汁。最初に味噌汁をいただくと、お腹にもとってもいいような気がするなぁ。あぁ、おいしい。

おでんは豆腐と玉子、それとがんもどきにしようかな。最後にトンと昆布が添えられます。おぉーっ。あちち。ここの玉子は殻付きのままですからね。殻をむくのが大変です。

そしてトロトロのネギ玉。料理を担当しているゆみさんは、ニラがあればニラ玉を作ってくれるのですが、今日はニラがなくてネギ玉になったのでした。

カウンターに座っているのは、この店をご紹介いただいた大常連のNさんです。本当にお久しぶりです。Nさんは、今は東部エリアに住んでいるのですが、それでもときどき(週に1回以上くらい)「北国」に顔を出されているのだそうです。そういう常連さんが多いんですよね、この店は。

お酒(桃川)を燗でもらってチビチビとやっていると、ゆみさんがフキ味噌を出してくれました。うーっ、なんとお酒に合うことよ。お酒もおかわりです。

午後7時半から、約1時間半の滞在は3人で7,200円(ひとり2,400円)ほどでした。あぁ、あったまった。やっぱりおでんはいいですねぇ。

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アサリ汁 / おでん / ネギ玉 / フキ味噌

店情報 (前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年11月11日(金)の記録》

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もうひとつの細雪 … 居酒屋「細雪(ささめゆき)」(渋谷)

渋谷の「細雪」です。「細雪」といえば、渋谷エクセルホテル東急(井の頭線・渋谷駅)の北側の旧大和田マーケットの中にある「東京一腸詰のうまい店」という謳い文句のお店が有名ですが、この界隈にも詳しい「寄り道Blog」によると、こちらは実は弟さんの店らしいのです。今日のお店は、そこからほど近くにあるお兄さんがやってるほうの居酒屋です。

開けっ放しの入口から見える店内はほぼ満席状態。なにしろ木曜午後8時という、もっともお客さんが多そうな時間帯ですからねぇ。先に到着したここっとさんがかろうじて確保してくれたテーブルに座ります。店内は4人がけを中心としたテーブルのみ。カウンター席はありませんが、ひとり客もどんどん入れ込みの相席状態で入っているようです。

まずはビール(スーパードライ、大ビン、550円)で乾杯し、すぐに出てきたニラ玉(400円)をつっつきます。ちなみにこのニラ玉はメニューには載っていないのですが、他のお客さんが注文しているのを見て、便乗注文したのだそうです。

そうこうするうちに、おかみさんが小さな紙に書かれた手書きの刺身メニューを持ってきてくれます。この1枚を、新しく来店したお客さんに見せて注文をとるんですね。「えーと…」と迷っていると、「今日はマグロ刺し(550円)がいいですよ。赤字になるくらいの品物だって言ってたわよ」と教えてくれます。じゃ、それをお願いします。

おかみさんのすすめにつられて注文したマグロ刺しですが、出てきたマグロ刺しは、ツヤツヤとした赤身で本当にきれい。なるほどこれはいい品ですねぇ。

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ニラ玉 / マグロ刺し / 煮込み

肉豆腐(350円)にするか、煮込み(250円)にするか、しばし迷って煮込みを選択。さらにここっとさんが串カツ(350円)を注文。すでに揚げ物は終了時間だったらしいのですが、店主が「女の子の注文だから作るか」と特別に作ってくれました。なにしろ、店内にいる女性はおかみさんの他はここっとさんだけですからね。目立つ目立つ。

お酒や料理を注文すると、そのつどテーブル上に置かれた紙に値段と、その数量を示す正の字が書かれていきます。わかりやすくていいですねぇ。

最後にちょいと日本酒(280円)をいただきましょうか。日本酒は「清酒 関の春」。ガラスの1合ビンに入っているタイプのもので、そのまま燗付けられています。

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串カツ / 伝票がわりの紙 / 日本酒

1時間半の滞在は、ふたりで3千円強でした。

店情報 (「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年11月10日(木)の記録》

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店情報: 居酒屋「細雪(ささめゆき)」(渋谷)

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  • 店名: 居酒屋「細雪」(ささめゆき)
  • 電話: (不明)
  • 住所: 150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-8-9
  • 営業: 17:00-23:00、土日祝休
  • 場所: 渋谷マークシティのイーストとウェストの間にあるガードわき。
  • メモ: エイヒレ350、ポテトサラダ300、お新香180、冷やっこ270、塩辛250、塩ラッキョウ250、ししゃも300、丸干イワシ300、冷トマト250、マグロ刺身650、豚の耳300、煮込み350、肉豆腐350、ニラいため400、焼そば450、湯豆腐450、たらちり550、枝豆400、串カツ350、イワシフライ380、アジフライ400、モロキュウ250など。日々の魚(刺身)は、着席時に手書きの紙メニューで示される。たとえばカンパチ、カツオ、マダイ、コチ、ヒラメ各550、カワハギ(肝付き)、マグロ650、タコ450、コハダ400など。飲み物は日本酒280、ホッピー320(ナカ1合290)、ウーロン290、酎ハイ290、生ビール480など。(2007年6月調べ)

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毛沢東もビックリ? … 中華料理「三陽(さんよう)」(横浜・桜木町)

野毛の「三陽」です。この店は「毛沢東もビックリの餃子」「周恩来も驚くラーメン」といった店頭の看板が強烈な印象のため、いかにも「怪しげな中華料理屋」って感じなのですが、野毛界隈では人気のお店の1軒で、店内はいつも満席状態。店の外で飲んでる人も多いのです。

ここに書くのはこれがはじめてですが、実はこの店は2度目の訪問。前回は店の外側に設けられた「ビアガーデン」と呼ばれている野外席で飲み食いしたのですが、今回は「ビアガーデン」には2組ほどのお客さんが陣取っており、「どうぞ店内へ」と店の中へと案内されました。よしっ、と店に入ってすぐのカウンターに座ろうかとしていると「おふたりさん、まん中のロイヤルボックスにどうぞ」。ぬわに。ロイヤルボックスぅ~。

店内は左手のカウンター席のほかに、右側壁沿いには壁にペッタリと作り付けの2人がけテーブル席が3つありロイヤルボックスと呼ばれてるようです。実際にそのテーブルに行ってみると、ちゃんと「ロイヤルボックス」という張り紙があるのがおもしろい。

さぁ座ろうとしているところへ、カウンターの中の店主から「おふたりさんで、ビール1本、餃子2人前にネギトリでいいっ?」と勢いよく声がかかります。普通はこの勢いに押されて「はいっ」と思わず応えてしまうところですが、さすがに今回は2度目なので「餃子は1人前でいいです」とやんわりと防御。

どうやらこのビール、餃子、ネギトリというのが、この店のおすすめのセットのようです。これでひとしきりいただいて最後にラーメンでしめるのが比較的定番のパターンみたいですね。

テーブル上にはすぐにビール(サッポロ黒ラベル、大ビン、500円)と、お通しのバクダン(揚げたニンニクの甘味噌ダレ)が並びます。このバクダンがうまいんですよねぇ。

お通しのバクダンは個数が少なめ。あっという間になくなって、今度は正式メニューのバクダン(100円)を注文です。正式メニューの方も、お通しと同じ小皿で出されるものの、盛りがたっぷりで、個数も多いのです。

続いて出てきたのはネギトリ(600円)です。これは鶏の唐揚げに白髪ネギが添えられたもの。熱々の揚げたてをホフホフとほお張るとビールがすすむこと! 餃子(1人前7個で400円)は、店の看板にも「毛沢東もビックリの餃子」とうたわれている一品。ニンニクたっぷりで実に刺激的な味わいなのです。

ビールがなくなるとすぐに「ビールおかわりですか?」と次のビールが出てくる商売熱心さ。(笑)

カウンターの中からは「コラーゲンたっぷりの焼豚(チャーシュー)はどうですか?」と声がかかります。すぐ横のカウンター席に座っている男性3人組からも「ロイヤルボックスに座ったらチャーシューを食べなきゃね!」と笑顔で合いの手が入ります。そうそう。前回食べたチャーシューが本当にとろとろでおいしかったですからねぇ。

その3人組が食べてるネギっぽいのはなんでしょう? え? ミソ和えですか。カウンターの中にいる店のおにいさんから「ネギのヌタですね」と補足説明が入ります。じゃ、それをひとつお願いします。

カウンター席と、その背後のテーブル席は人ひとりが、身体を横にして、やっと通れるかどうかのせまさしかないので、すぐにうちとけちゃうんですねぇ。これもこの店のおもしろいところかも。

出てきたミソ和え(400円だったかな?)は、まさにイカとネギのヌタ。ネギがたっぷりと大きいので、食べごたえがありますねぇ。

やぁ。食べた食べた。お勘定をお願いすると「ちょっと待ってね。スープを出すから」と、ネギ入りのスープを出してくれました。飲んだ後にいただくスープは大好き。あぁ。このスープもいい味が出てますねぇ。きっとラーメンもうまいんだろうなぁ。

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バクダン / ネギトリ / 最後にスープ

お勘定はふたりで3,200円(ひとりあたり1,600円)でした。どうもごちそうさま。

店情報 (「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年11月7日(月)の記録》

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店情報: ピザ「シシリヤ(Sisiliya)」(横浜・関内)

  • 店名: 薪窯焼ナポリピッツァの専門店「シシリヤ」
  • 電話: 045-671-0465 (mail:info@sisiliya.com)
  • 住所: 231-0012 神奈川県横浜市中区相生町1-7 和同ビル1F
  • 営業: 17:30-02:00(01:30LO)、日休
  • 場所: JR関内駅南口を出て、横浜市庁舎西(桜木町)側のベイスターズ通り(関内仲通り)に沿って、地下鉄・日本大通り駅方向にまっすぐ北上すること約300メートル。右手角に「Bar Bar Bar」が見えたらその角を右折した左手。
  • メモ: マルゲリータ(バジル、チーズ)1,000円、マリナーラ(オレガノ、ニンニク)1,000円、ポモドーロ(トマト、ベーコン、目玉焼き)1,200円など。公式サイトぐるなびあり。

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店情報: 中華料理「三陽(さんよう)」(横浜・桜木町)

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  • 店名: 中華料理・ラーメン「三陽」
  • 電話: 045-231-0943
  • 住所: 231-0064 神奈川県横浜市中区野毛町1-38
  • 営業: 11:30-23:30(日祝は -22:30)、木休
  • 場所: JR桜木町駅から徒歩約5分。野毛小路。「福田フライ」向かいの「若竹」のとなり。
  • メモ: 「毛沢東もビックリの餃子(400円)」「周恩来も驚くラーメン(500円)」など、ユニークな売り文句。公式サイトあり(音付き)。
    メニュー:餃子(1人前7個)400、ネギトリ(特製味噌タレ)600、チンチンラーメン(ニンニク・ニラ入りタンメン風塩味)700、ラーメン(しょう油、みそ)500、チョメチョメラーメン(タンメン風塩味)800、ボーボーラーメン(カレー味)800、タンメン600、ネギラーメン650、チャーシューメン700、イタメ焼ソバ600、チャーハン600、キムチチャーハン750、冷し中華(クラゲ)850、中華丼800、バクダン(ニンニク焼)100、モツ味噌煮込み400、ナスイタメ500、ネギイタメ500、手羽先500、肉ヤサイイタメ600、レバニライタメ600、ネギレバ600、ホイコーロ600、クラゲ900、玉子スープ500、ヤサイスープ500。
    定食(ライス、スープ、お新香付き。カッコ内の価格はランチサービス時):毛沢東定食(餃子)600(500)、係長定食(ナスイタメ)700(600)、課長定食(肉ヤサイイタメ)750(600)、部長定食(ラーメン+半チャーハン)750(600)、社長定食(レバニライタメ)750(600)、会長定食(ネギトリまたはネギレバのどちらか)750(600)、ベランダ定食(ホイコーロ)750(600)、エリート定食(ラーメン+半チャーハン+餃子)1,150(1,000)、壁ぎわ定食(チンチンラーメン+餃子+ライス)1,250(1,100)。
    飲み物類:ビール大500、中450、酎ハイ300、老酒(ラオチュウ)350、白乾(パイカル)350、自家製のときめきのカクテル400、杏露酒(シンルーチュ)400、紹興酒(600mlボトル)1,400、モスコミュール400、ワイン400、梅酒400、日本酒300、ウイスキー角ダブル550、コーラ150、ジュース150。(2007年5月調べ)

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最後はネギ鍋!? … どじょう「駒形どぜう(こまがたどじょう)渋谷店」(渋谷)

泥鰌(どじょう)の旬は夏。その時期になると体内にたっぷりと卵を抱いて、身もぷっくりと実においしそうになるのです。毎年大体夏場をねらって泥鰌鍋をいただいていたのですが、今年は出かける機会がありませんでした。

しかし、こう寒くなってくると、今度は純粋に燗酒のつまみにあったかい泥鰌鍋をつっつきたくなってきますよね。そんなわけで今日は「駒形どぜう渋谷店」です。泥鰌鍋というと有名なのは浅草の「駒形どぜう」と「飯田屋」のほか、深川・高橋(たかばし)の「伊せ喜」、両国の「桔梗屋(ききょうや)」と、下町エリアに集まっていて、東京西部地区ではここ「駒形どぜう渋谷店」が唯一といっていいくらいの泥鰌屋さんなのです。

最初はまずはビール(スーパードライ、中ビン、580円)をもらって「どぜう鍋」(1,400円)を注文します。すぐに出されるお通し(280円)は野菜の煮物の小鉢。待つこともなく「どぜう鍋」も出てきました。横には刻みネギがたっぷりと入った四角い箱の薬味入れが置かれます。「どぜう鍋」の泥鰌はすでに下ごしらえが終わっているので、ネギをたっぷりとのせて、あったまったらもう食べられるのです。

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ビールとお通し / どぜう鍋 / 薬味入れ

同じ「駒形どぜう」でも、浅草店のほうは炭火が使われていますが、ここ渋谷店はガスの火。江戸風情ということでは炭火のほうに軍配が上がるのでしょうが、割り下が煮立ってからの火力調整という面では、調整可能なガスの火のほうがいいように思います。トロトロと小さい火で煮ながらチビリチビリと楽しめますもんね。

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ネギをのせてできあがり / 燗酒 / 柳川鍋

「どぜう鍋」が食べごろになったところで、燗酒(伏見「ふり袖」本醸造、550円)もいただきます。

渋谷店は若干の改装を加えて、以前は座敷席だった2階もすべてテーブル席になったのだそうです。1階もすべてテーブル席ながら、2人がけ、4人がけと何タイプかのテーブル席があって、グループのお客さんのみならず、ひとりで鍋をつっついているお客さんも多いのです。

続いては「柳川」(1,200円)をいただきます。先ほどの「どぜう鍋」は、泥鰌を丸ごと並べた、いわゆる「丸鍋」のスタイルで自分で火を通しながらいただきますが、「柳川」は割いて開いた泥鰌を並べたものをゴボウとともに割り下で煮て、最後に玉子でとじたもので、調理場で完成させてから出てくるのです。泥鰌とゴボウ、さらには玉子の組み合わせは非常に良くて、もし泥鰌嫌いの人であったとしても、「柳川」ならばぜったい大丈夫なのではないでしょうか。

おなかもけっこう落ち着いたところで「どぜう唐揚げ」(650円)と「どぜうくりから揚げ」(330円)を注文。「どぜう唐揚げ」のほうは文字通り小さい泥鰌を丸ごと唐揚げにしたもの、「くりから揚げ」のほうは泥鰌の中骨の唐揚げです。おそらく「どぜうさき鍋」(1,400円)や、先ほどの「柳川」なんかで使う開いた泥鰌の中骨を利用しているから値段も安いんでしょうね。これがまたビールにぴったりのつまみになるのです。

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どぜう唐揚げ / くりから / ネギ鍋!?

極めつきは「ネギ鍋!?」。こんなメニューはないのですが、「どぜう鍋」の泥鰌が減ってきたところで、ネギと割り下をたっぷりと追加していきます。終わりのほうになるにつれて、ネギの割合がどんどん増えてきて、最後には「ネギ鍋」状態になってしまうのでした。

2時間強の滞在は、ふたりで7,590円(ひとりあたり3,800円程度)でした。

店情報 (前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年10月25日(火)の記録》

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魚がうまい … 居酒屋「丸福(まるふく)」(恵比寿)

恵比寿駅東口の目の前の「えびすストア」。すぐちかくのエビスガーデンプレイスとは対照的に、この一角にはすっかり庶民的な昭和のたたずまいが残っています。そんな中の1軒、魚屋の横にあるのが「丸福」。魚がうまい居酒屋です。

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ビールとお通し(しらす) / シメサバ / 魚の子

店内は仕事帰りのサラリーマンでいっぱい。みなさんここでちょっと魚をつまんで、喉をうるおして家路につくんですね。

店情報 (前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年10月21日(金)の記録》

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豚肉の燻製食べ放題 … 立ち飲み「Q(キュー)」(恵比寿)

立ち飲みの新店が続々と進出している恵比寿。そんな恵比寿にまた1軒、おしゃれで今風の立ち飲み屋ができたのだそうで、さっそく出かけてみました。

店の外観はとても立ち飲み屋風ではなく、まるでバーのような重厚な感じの扉を開けて入ると、店内は黒を基調にして、コの字のカウンターがシルバー。「おしぼりをとって、奥のほうへどうぞ」と店のおにいさんから声がかかります。

生ビールはモルツ、サッポロ、一番絞り、スーパードライの4種の中から選べて、各450円。すぐに出される豚肉の燻製はおかわり自由なのだそうです。これだけでけっこう飲めちゃうかも! しかし、そういうわけにもいかないので、ここは一品、「豚のリエット」(350円)を注文。

つまみは300円から600円くらいまでで30~40種類くらいがカウンター上部の黒板に書き出されています。注文するたびに、コの字カウンターの中の厨房で仕上げられていくところが見えるのもいいですね。

生ビールのほかにはワインにカクテル、焼酎や、サングリアなどもあります。

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生ビール / 豚肉の燻製 / 豚のリエット

店情報

《平成17(2005)年10月21日(金)の記録》

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店情報: 立ち飲み「Q(キュー)」(恵比寿)

  • 店名: スタンディングバール「Q」キュー
  • 電話: 03-5793-5591
  • 住所: 150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-4-2 クレスト恵比寿1F
  • 営業: 17:00-04:00LO、日祝休
  • 場所: 恵比寿駅東口徒歩1分。
  • メモ: 平成17(2005)年8月4日開店。チャージ(200円)。野菜キューブ(300円)、ピクルス(300円)、豚のリエット(350円)、エスカベッシュ(350円)、ガーリックトースト(350円)、スペイン産生ハム(400円)、サーモンマリネ(400円)、チーズ(450円)、オリーブ(450円)、オムレツ(500円)、白レバームース プリン仕立て(550円)、焼き野菜(550円)、自家製ソーセージ(600円)、エスカルゴ(600円)。生ビール(モルツ、サッポロ、一番絞り、スーパードライ)(各450円)。

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渋谷中央街の大衆割烹 … 居酒屋「恵(けい)」(渋谷)

6人でひとり2400円ずつ。

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ビールとお通し / 沢がに / ぬた

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新ジャガ炒め / 麦焼酎「いいちこ」 / 豆腐サラダ

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コーンバター / 海苔 / 魚の子

店情報

《平成17(2005)年10月14日(金)の記録》

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店情報: 居酒屋「恵(けい)」(渋谷)

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  • 店名: 大衆割烹「恵」(けい)
  • 電話: 03-3464-1413
  • 住所: 150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-13-2 宝ビル1F

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カレーつまみに生ビール … スープカレー「心(こころ)」(渋谷)

札幌で大人気だというスープカレーでビールを飲もうと、やってきたのは渋谷はセルリアンタワー東急ホテルの裏にある「心」です。午後7時半ごろに店に着くと、すでに飲み仲間たち3人が飲みはじめています。つまみにしているのは「骨付きチキンスープカレー」(950円)の辛さ30倍にチーズ(150円)をトッピングしたもの。これをひとつたのんで生ビール(380円)を飲んでるのです。私もさっそく生ビールをもらって参戦。

しかし、まわりを見ると、満席の店内のお客さんはみんなひとりでひとつずつカレーをたのんで食事中。このテーブルだけが4人でたったひとつのカレーをたのんで、生ビールを飲んでるのでした。みんな食事中だから、静かに飲もうね。な~んて思っていたのも最初のうちだけ。飲むにつれ盛り上がっていくのは仕方ないのかなぁ。。。(爆)

続いては「ベーコンとキャベツのスープカレー」(950円)の50倍を「スープ大盛り」(100円)で注文。チーズ(150円)とラビオリ(200円)をトッピングします。付いてくるライスは量(小150g、並220g、大300g、特500g(これのみ+150円))と、白米か玄米かが選べます。玄米がつまみになるので、玄米の大盛りを注文しますが、なんと玄米が少ししか残ってないとのこと。ある分だけ玄米をもらって、残りは白米にしてもらったところ、お皿の上は2色ごはんみたいになりました。(笑)

辛さは1~100倍まで100段階で選べ、赤唐辛子で調整するのだそうです。さすがに50倍は辛ーい。さっきのはカレーだけでもつまみで食べられたのですが、こっちはカレーだけだとピリピリする感じですねぇ。

メニューのところに、スープカレーの食べ方が書いてあるので、それにしたがってごはんと一緒に食べれば、少しは辛味が押さえられるかな。まずごはんを一口分スプーンに取ります。そのごはんをのせたスプーンを、そのままスープカレーにくぐらせ、ごはんにスープをしみ込ませてからいただくというのがその手順です。

午後8時半近くまで1時間ほど(他のみんなは1時間半ほど)の間に、4人でカレーを2人前と生ビールを9杯いただいて、6,300円(ひとりあたり1,575円)でした。

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ベーコンとキャベツ with ラビオリ / さらにチーズ / 白米+玄米 with 海苔

店情報 (「濱の戯言」、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年10月14日(金)の記録》

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店情報: スープカレー「心(こころ)」(渋谷)

  • 店名: カレー食堂「心 ~COCORO~」渋谷店
  • 電話: 03-5459-2141
  • 住所: 150-0031 東京都渋谷区桜丘町30-15
  • 営業: 11:00-22:00(売切れると終了)、無休
  • 場所: 渋谷駅南口を出て国道246号線を西(神泉町方面)へ。左手、セルリアンタワー東急ホテルの向こう側の路地を左へ。右手の公園のところで右折した先左側。
  • メモ: 納豆とオクラのスープカレー(900円)、骨付きチキンのスープカレー(950円)、ベーコンとキャベツのスープカレー(950円)、ラビオリのスープカレー(1,000円)、季節野菜のスープカレー(1,050円)、シーフードのスープカレー(1,150円)。ビール(380円)、ワイン(赤・白、各2,000円)。公式ページあり。

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ジャズを聴きながら … バー「ウインドジャマー(Windjammer)」(横浜・石川町)

石川町のバー「ウインドジャマー」では、午後7時半から11時半まで、毎時30分から30分間ジャズのライブステージがあります。ミュージックチャージはひとり300円。

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ジャズライブ / チーズプレート(1,300円) / ポテトチップス(800円)

ビール(750円)やワイン(ボトル、3,200円)をいただきながらのジャズタイムでした。

店情報 (前回、「濱の戯言」、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年10月12日(水)の記録》

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トロリと豚足煮 … 中華料理「栄楽園(えいらくえん)」(横浜・元町中華街)

横浜の酒場通・伊東さんに教えてもらった「栄楽園」を再訪。まずは中華街専用のラベルの貼られたサッポロビールをもらって、前回とまったく同じく揚げワンタンと豚足煮を注文します。

パリっとした揚げワンタンに、トロリと箸をつけるだけでくずれそうな豚足煮。

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サッポロビール / 揚げワンタン / 豚足煮

この店はチャーシュー丼(650円)などの丼物も有名らしいんだけど、なかなか揚げワンタンと豚足煮のうまさから離れられそうにありません。

店情報 (前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年10月12日(水)の記録》

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立ち飲み第2世代 … 立ち飲み「BUCHI(ぶち)」(神泉)

最近、都内にもこじゃれた立ち飲み屋が増えてきてるのだそうです。第1回目の立ち飲みブームは平成11(1999)年に「立ち飲み屋」という本が出されたころ。長引く不況の中、過剰なサービスはなく、人件費がかからないため、酒の値段が安いのが特徴的な立ち飲み屋がサラリーマンの間で大人気になったのでした。今回のブームはそれに続く第2回目のもので、今度はサラリーマンのみならず、若い女性の間にも流行ってきているのが大きな特徴です。

祝日(体育の日)の今日、飲み仲間である呑んだフルさんと連れ立って、そんなおしゃれな立ち飲み屋の1軒、「BUCHI」にやってきました。交差点の近くにある総ガラス張りの外観は、まるでブティックかなにかのよう。とても立ち飲み屋には見えないなぁ。

店に入っても、丸いテーブルがあったり、カウンターも微妙に丸っこくできていたりと、雰囲気重視。第1世代の立ち飲み屋がなるべく空間の無駄を無くそうとコの字カウンターなどを多用していたのとは明らかに異なります。

「おふたりさま、こちらにどうぞ」と案内されたのは、その丸っこいカウンターの中央部。両側では若いカップルが立ち飲んでおり、まわりを見ても若い男女がとても多い。女性同士のグループもいます。特徴的なのはひとり客は皆無であること。たまたま今だけがその状態なのかもしれませんが、これも明らかに第1世代の立ち飲み屋とは大きく異なる特徴です。

とはいえ、第1世代の代表格である「富士屋本店」や四ツ谷の「鈴傳」にしても、最近はグループ客がとても多くなってきているようですので、「ひとり客が少ない」というのは第2世代に限ったことではなく、最近の時代の風潮なのかもしれませんね。ひとり客の最後の砦は、いよいよ場末の大衆酒場かもつ焼き屋に限られてきてしまったのでしょうか...

さてさて。店内がいくらおしゃれとはいえ、やっぱりまずは生ビールでしょう。「生ふたつ、お願いします」。「はーい」と注文を受けてくれる店のスタッフは、なんと若い女性ばかり。我われがいるあたりだけじゃなくて、奥のほうも女性ばっかりみたいなんだけど、もしかすると全員が女性!? これもまた第1世代の立ち飲み屋にはなかったスタイルかも。

生ビールは、こじゃれたグラスにつがれたハートランド生ビール(500円)です。

つまみには、焼きトリッパのサラダ仕立て(トマトソース)(800円)と、リコッタ(←南イタリア原産のフレッシュチーズ)と仙波豆腐を混ぜ合わせて切ったイチジクにかけたもの(600円)をいただきます。えーっ? 男ふたりなのにもっとつまみらしいつまみはないのか!? とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、ご心配なく。このあと出てきます。ここはまず、店の雰囲気にのまれちゃって、ついまわりのカップルたちがたのんでたようなものにつられてしまったってところです。なにしろ、はじめて入ったお店ですからねぇ。(笑)

飲み物もまわりの雰囲気につられちゃって、チリの赤ワイン「ミラマン(MILLAMAN)」(2,500円)をボトルで。

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焼きトリッパのサラダ仕立て / 無花果のリコッタ / 赤ワイン「ミラマン」

当然、ボトル1本をふたりで飲みきるには先ほどのつまみでは足りず、栗のゴルゴンゾーラ(600円)を追加注文です。トロリと溶けたゴルゴンゾーラ(←ブルーチーズの一種)の中に、砕いたゆで栗の実が入っていて、これを添えられたトーストにスプーンでのっけていただきます。「ゴルゴンゾーラ、いいねぇ!」とふたりでパクパクとトーストを食べてたら、もともと4枚添えられていたトーストに加えて、おねえさんがさらに4枚トーストを追加してくれました。こちらの様子を見ながら、だまっててもこういうサービスがされるところもまた人気なんでしょうね。

目の前でときどき会話にも加わってくれるおねえさんは、若いのにお酒やつまみにもくわしい。聞けば、もともとこの店のお客さんだったのに、いつのまにかここのスタッフになったのだそうです。

さぁ、ワインのボトルも終了。先ほどから気になってしかたがないのがバックバー(カウンターの奥の棚)にずらりとならぶワンカップの地酒群。それぞれ600円なのだそうです。「燗もしてもらえるんですか?」「はい。もちろんです」。おぉ。それはすばらしい。フルさんは「秋鹿(あきしか)」を、そして私は「上喜元(じょうきげん)」を、それぞれぬる燗でいただきます。つまみは砂肝のガーリック炒め(600円)に、焼き味噌(300円)。焼き味噌があるのがありがたいですねぇ。

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栗のゴルゴンゾーラ / 「上喜元」「秋鹿」 / 砂肝のガーリック炒め

フルさんはワンカップの「早瀬浦(はやせうら)」をぬる燗でおかわり。私は「割り水焼酎(吉兆宝山)」を黒ぢょか燗でいただきます。ちなみにこの割り水焼酎を冷やでもらう場合は500円。黒ぢょか燗にしてもらうと800円です。

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焼き味噌 / 「早瀬浦」 / 割り水焼酎の黒ぢょか燗

支払いはキャッシュ・オン・デリバリーで、カウンターの上に置かれたお皿の中にお金を入れておくと勝手に持っていってくれる仕組みなのですが、1回の注文で1,000円単位の支払いとなることが多いので、どんどん千円札を追加していかないといけない。気がつくとひとり4,400円ずつ(ふたりで8,800円)の支払いとなってました。うーん。安さで売ってた第1世代に比べて、料金も第2世代なんですね!

約2時間の滞在。ビールから、ワイン、日本酒、焼酎までたっぷりと楽しんで、店を後にしたのでした。

店情報

《平成17(2005)年10月10日(月)の記録》

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店情報: 立ち飲み「BUCHI(ぶち)」(神泉)

  • 店名: 立喰酒場「BUCHI」
  • 電話: 03-5728-2085
  • 住所: 150-0045 東京都渋谷区神泉町9-7
  • 営業: 11:30-14:00LO、17:00-02:30LO、無休
  • 場所: 国道246号線と旧山手通りが交差する「神泉町交差点」のすぐ近く。京王井の頭線・神泉駅からは徒歩約5分。渋谷駅からは246号か道玄坂をトコトコ上ること徒歩15分ほど。
  • メモ: 平成16(2004)年8月開店。ハートランド生ビール(500円)、カップ地酒各種(600円)、割り水焼酎(500円)など。料理は焼きトリッパのサラダ仕立て(700円)、焼き味噌(300円)など100種類以上。

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かめ壺芋焼酎 … 居酒屋「剣(つるぎ)」(都立家政)

夕食後の二次会は、前回の夕食会後と同様「剣」です。

飲み物は「剣オリジナルかめ壺芋焼酎」(530円)をいただきます。これは何種類かの芋焼酎を独自にブレンドして、垂水温泉の水で割り水し、カウンターの上に置かれたかめ壺に貯蔵しているものなのだそうです。どの銘柄の焼酎をどの程度ブレンドしているのかは秘密。薩摩の黒ヂョカで供されます。

最初のつまみは、北海道は「鵡川(むかわ)のシシャモ」。なんと雄(オス)ですよぉ。国産の雄のシシャモというのは珍しいですね。味わいも深いこのシシャモ。ちょっとかじるだけで焼酎がたくさん飲めてしまいます。いかんですなぁ。(笑)

鵡川町は自ら「ししゃもとたんぽぽの町」というくらいシシャモが自慢の町なのだそうです。最初に来たときの「松輪のサバ」といい、今回の「鵡川のシシャモ」といい、いい品揃えに感心してしまいます。

さて、鉄板焼きメニューの中からは「鳥モモ肉ステーキ目玉付き」(680円)と「豚シロモツ炒め」(550円)を注文。

「鳥モモ肉ステーキ目玉付き」は、その名のとおり鳥のモモ肉をソテーして、目玉焼きとともにお皿に盛った一品。レタスのサラダも添えられています。これでごはんがあればちゃんとした食事になるなぁと思っていたら、ちゃんとメニューに載ってました、「ライス」(150円)。「ガーリックライス」(580円)なんてのもあって、ちゃんと食事もできるんですね。もともとお好み焼きもあるお店ですから、当然といえば当然か。味噌汁やスープはないみたいです。

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かめ壺芋焼酎 / むかわのシシャモ / 鳥モモ肉ステーキ目玉付き

さぁ、次はなにをいただきましょうか。ホワイトボードに書き出された今日のメニューを「なんにしようか」と眺めていると、店主が「釣りたてのヤリイカを造ってみましょうか」と声をかけてくれます。ぜひそれをお願いします。ボードには「やりいかバター焼」(600円)とか、「白いか刺身」(680円)はあるのですが、「やりいか刺身」はありません。メニューにない料理なんですね。

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豚シロモツ炒め / ホワイトボードメニュー(クリック拡大) / 釣りたてヤリイカ

こうして刺身から焼き物までをいただきつつ、黒ヂョカの芋焼酎を楽しんで、今日もやっぱり記憶はぶっ飛びでした。(爆)

店情報 (前回、「しげるのチャンネル」)

《平成17(2005)年10月8日(土)の記録》

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瀬戸内の魚特集 … 居酒屋「竹よし(たけよし)」(都立家政)

「竹よし」の第48回となる夕食会は「瀬戸内の魚特集」と題して、活け締めのマダイやヒラメ、豊後水道のサバ、メダイ、タチウオ、広島のカキなどなどの食材がずらりと並びます。

夕食会は飲み放題付きでひとり4,500円の会費。まずは生ビールをいただいて喉をうるおします。つまみは広島産の生ガキからスタート。ちょっとレモンを絞って、チュルリと食べるカキのうまいこと。季節ですねぇ!

そして刺身はヒラメにマダイ。マダイは普通の刺身と、松皮造り。なんとタチウオの刺身も並んでいます。浅めにしめたシメサバも! これをふじもとさん差し入れの博多産の「さしみ醤油」でいただくとうまいこと。さっそく日本酒に切りかえます。日本酒は冷蔵庫に入っているものはどれを飲んでもいいのですが、今日は「久保田 万寿」を発見! これはいただくしかないでしょう!!

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今日の食材 / 生ガキ / 刺身

料理はタチウオの塩焼きです。私はこのタチウオの塩焼きが大好き。タチウオは身離れがいいので、食べやすいのです。

メダイの酒蒸しはキノコやネギなど野菜もたっぷりでいい出汁が出ています。このあたりでママさんの鮭ご飯もできあがります。つまみのほうはサンマのすりみ汁。汁物でいただく日本酒のうまいことよ!

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タチウオ塩焼き / 鮭ごはん / メダイ酒蒸し

にぎり寿司はメダイにシメサバ、そしてタチウオです。途中途中でご飯物が出てくるのですが、これが不思議といいつまみになるんですよねぇ。さらにはマダイのあら煮も登場です。目玉のところをいただくかなぁ。

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サンマすりみ汁 / にぎり寿司 / マダイあら煮

もちろん今日もママさんの手料理もたっぷりと。

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ママさんの手料理の数々

ひとしきり飲み食いしたところで、恒例の自己紹介タイム。今回も午後9時半ごろまで、たっぷりと4時間半の夕食会でした。

店情報 (前回、「しげるのチャンネル」)

《平成17(2005)年10月8日(土)の記録》

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昭和20年創業 … 居酒屋「宮鍵(みやかぎ)」(下北沢)

焼き鳥の「さかえ」を出て、下北沢駅で「うまけんはこんなもの食べたよ」のうまけんさんと合流。5人で向かった先は創業昭和20(1945)年という老舗のおでん屋「宮鍵」です。

店内はコの字型カウンターのほか、奥に小上がりの座敷席もあるようですが、座敷席には人はおらず、先客のみなさんは全員カウンターに座っています。我われもカウンターの一角にずらりと並んで着席。おでん鍋の前にいる上品そうな女性がこの店の女将さんなんですね。(太田和彦氏の「新 精選東京の居酒屋」によると、この女将さんがこの店を引き継いだのが昭和50(1975)年なのだそうで、店内には「祝30周年」の貼り紙が張られていました。)

まずは瓶ビール(サッポロ黒ラベル、大ビン、500円)をもらって飲みはじめますが、遅れてこられたうまけんさんは、生ビール(中、500円)でスタート。あっというまに1杯目を飲みきって2杯目に。そのペースの早いことといったら......!!!

つまみは各自思い思いにいただきます。私もまずは目の前にあるおでんをいただくことにしました。豆腐(300円)とキャベツ(350円)、それとスジ(200円)をお願いします。スジは東京風に魚のスジです。なお、この店のおでんには牛スジもあって、汁の中でとろけてしまわないように、おでん鍋の中に円筒形の小さい別鍋を入れて煮込まれています。おでんの豆腐がまたいいんですよねぇ。飲み物も燗酒(初孫 金印、320円)に切りかえます。

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のれん / おでん鍋 / 豆腐、キャベツ、スジ

うまけんさんのペースは落ちることなく、すでに6杯目の生ビールもクリア。7杯目へ。すごいすごい。つられて私も燗酒をおかわりし、今度はガンモドキ(300円)と玉子(150円)をいただきます。

この店のつまみはおでんだけではなくて焼き鳥(5本、500円)やもつ煮こみ(450円)、お新香(450円)、いか塩辛(350円)などなど、普通の酒場にありそうな品物はひとしきりそろっています。ちょうどうまけんさんがイカ刺しを注文されたので、横からちょっといただきました。

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初孫 金印 / やきとり / ガンモドキ、玉子

9杯目の生ビールを飲みきったうまけんさん、いよいよ10杯目に突入! ...のはずだったのですが、なんとここで生ビールが売り切れ! 店の生ビールを飲み尽くしちゃったんですねぇ。すごすぎっ!

8時半から10時半まで、2時間の滞在は5人で16,000円(ひとり3,200円)でした。

店情報 (「猫の毛も刈りたい」、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年10月7日(金)の記録》

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店情報: 居酒屋「宮鍵(みやかぎ)」(下北沢)

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  • 店名: おでんと焼とり「宮鍵」
  • 電話: 03-3467-4005
  • 住所: 155-0031 東京都世田谷区北沢2-33-12
  • 営業: 17:00-23:00(22:30LO)、日祝休
  • 場所: 小田急線下北沢駅の新宿側大踏切のすぐ近く。
  • メモ: 昭和20(1945)年創業。おでんは大根(250円~)、ふくろ(400円)、はんぺん(300円)、すじ(200円)、豆腐(300円)、ちくわぶ(150円)、さつま揚(250円)、玉子(150円)、こんにゃく(150円)など。やきとり(5本、500円)、もつ煮こみ(450円)、冷やっこ(350円)、トマト(250円)、お新香(450円)、いか塩辛(350円)、くさや(青あじ)(1本950円、半本500円)、丸干(500円)など。サッポロ生ビール(中500円、小450円)、ビール(サッポロ又はキリン、大ビン、500円)、初孫 金印(大2合880円、小7勺320円)など。

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下北沢に集まって … 焼き鳥「さかえ」(下北沢)

猫の毛も刈りたい」のももパパさんグループの飲み会。今回は下北沢です。集合場所は駅近くの焼き鳥屋「さかえ」です。ももパパさんによると、この地で20年以上続いている老舗の焼き鳥屋さんなのだそうです。

集まったのは幹事のももパパさんのほか、呑んだフルさん、ここっとさんと私の4人です。まずはビール(サッポロラガー、大ビン)を注文して乾杯!

つまみは煮込みをもらって、焼き鳥はナンコツ、正肉、ツクネ、砂肝(各1本150円)を人数分(4本)ずつ注文。すぐに出てきた煮込みはミソ味で、シロの他にゴボウ、コンニャク、ニンジン等が入って、上に刻みネギがかけられています。さらには、煮込みと並んでこの店の名物らしいガツキムチ(650円)もいただきます。

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ビール / 煮込み / 正肉(上)、ナンコツ(下)

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砂肝 / ツクネ(下は正肉とナンコツ) / ガツキムチ

7時から8時過ぎまで、約1時間の滞在は4人で8千円。ひとり2千円ずつでした。

店情報 (「猫の毛も刈りたい」)

《平成17(2005)年10月7日(金)の記録》

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店情報: 焼き鳥「さかえ」(下北沢)

  • 店名: 焼き鳥「さかえ」
  • 電話: 03-3414-5366
  • 住所: 155-0032 東京都世田谷区代沢5-36-14
  • 営業: 17:30-23:00、日休
  • 場所: 井の頭線は渋谷寄り、小田急線は新宿寄りの車両に乗り、ホーム一番後ろから改札口を出て、左側の階段を降り南口に。200mほど南下し、「スポーツマリオ本館」(現在スポーツマリオは移転していますが、まだ店舗はあります)の10メートルほど先を右折すると、すぐ左側。
  • メモ: 焼き鳥1本150円。

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みんな待ってた再々開 … 酒亭「武蔵屋(むさしや)」(横浜・桜木町)

昨年末から今年の春にかけて女将の病気療養のため一時お休みしていた野毛の「武蔵屋」。その後再開したものの、またしばらくお休みしていたのでした。その「武蔵屋」が再々開したらしいという噂を聞いて、泥酔院さん、「濱の戯言)」のtamさん、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」のここっとさんと4人で訪問してみることにしました。

私が店に着いたのは午後6時半。他のメンバーはすでに到着して、入口すぐ左のテーブル席で飲みはじめています。私もまずはビール(キリン秋味、大ビン)をもらって、みんなと乾杯です。

店全体を取り仕切り、お酒を注いでくれる女将の木村喜久代さん(83歳)も、料理全般を担当されている妹の富久子さん(81歳)も、そしてアルバイトのおねえさんたちもそろって、いつもと変わらぬ「武蔵屋」です。ついこの間までお休みしてたことが嘘のよう。

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ずらりと一人前 / ビール用の落花生 / 玉ネギ酢漬け

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おから / タラ豆腐 / 納豆

ビールに続いて3杯の燗酒をいただいて、お勘定は4人で9,500円でした。まずは再々開ひと安心の「武蔵屋」でした。

店情報 (前回、「濱の戯言)」、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」、「銀座とハマで飲んでます。」)

《平成17(2005)年10月5日(水)の記録》

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新鮮なモツに大満足! … もつ焼き「春(はる)」(中野)

路傍」をあとに、2軒目はすぐ近くのもつ焼きの「春」です。午後9時の店内は満席。まずは店外の立ち飲みカウンターでホッピー(380円)を飲み始めますが、すぐに店内の席も空いて店内へ。お通しにはミミガーと煮込み皿が出てきます。

さぁ、まずは刺身からいきましょうね。レバ刺し(380円)とガツ刺し(380円)をお願いします。ここの刺身は、注文を受けてから大きな塊りから切り出しますからねぇ。切り口の新鮮さも抜群です!

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外カウンターでホッピー / ミミガーと煮込み皿 / レバ刺し

焼き物は牛ミノ串(1本150円)とナンコツ串(1本100円)を注文。この牛ミノの醤油っぽい味つけがまた好きなんですよ。ナンコツは肉の部分もたっぷりで実にいい。

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ガツ刺し / 牛ミノ串 / ナンコツ串

オッパイ(1人前120円)は、串焼きではなくてバラのまま炭火で焼いてくれます。

ツクネ串は挽いた肉を丸めて茹でるところから作りはじめ、そのまま焼き上げる人気の品。ちょうど他のお客さんから注文が入ったので、我われも便乗注文です。

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オッパイ / ツクネ串 / 豚足

最後はコラーゲンたっぷりの豚足でしめて終了。ちょうど12時までのもつ焼きタイムは、ふたりで3,400円(ひとりあたり1,700円)でした。

(もつ焼き「春」は12月4日現在、移転のため休業中です。新しい店舗は今の店のすぐ近所で、12月上旬に開店予定だそうです。)

店情報 (前回)

《平成17(2005)年10月3日(月)の記録》

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吉田類の酒場放浪記 … 樽酒「路傍(ろぼう)」(中野)

BS-iの人気番組「吉田類の酒場放浪記」。酒場詩人の吉田類さんが、希少な庶民の酒場空間を案内してくれる番組なのですが、今回の取材先は私も何度か行ったことのある中野の酒場「路傍」なのだそうです。それはちょっと見学に行ってみなきゃと、飲み仲間・呑んだフルさんとともに「路傍」に出かけたのでした。

午後7時の店内には先客はなく、我われが最初の客になりました。ただし、番組のスタッフ陣はもう到着されていて、照明の準備などが着々と進められています。吉田類さんは、中野の街なかを歩くシーンを撮影中なのだそうです。

我われはJ字カウンターの一番端っこに陣取り、まずはビール(キリンラガー、大ビン、800円)をいただいてスタートです。お通しは「炒り豆腐」。さらにビールをたのんだ人用の小さい籠に盛られた「赤えんどう豆」も出されます。

そこへ吉田類さんや撮影チームのみなさんたちも到着。店内の撮影準備も仕上げの段階に入ります。準備が終わったところで吉田類さんもいったん店の外に出て、「それじゃ、よろしくお願いします」というディレクターさんの声で撮影開始。

051003a「こんばんは。お邪魔します」と、はじめて店にやってきたように入ってくる類さん。店主夫婦も「いらっしゃいませ」と迎えます。類さんはJ字カウンターの一番先っぽ(J字の一番下)のところに座ります。ここはちょうどカウンターの中に小さい囲炉裏が切られていて、炉で調理する様子がよく見える席です。普段は大常連さんたちがよく座っている席です。

類さんもビールをもらい、岩魚(800円)や万願寺唐辛子(400円)などを注文。すぐに目の前の炉で焼かれはじめます。

撮影の様子を横目で見ながら、飲み物は樽酒(800円)に移行します。この店の樽酒は、広島は呉のお酒「千福(せんぷく)」です。1合升で出される樽酒には、別の小皿で赤穂の天塩が添えられます。軽い味わいの「千福」は、つまみがなくてもすいすいと飲めてしまう危ない日本酒なのです。

つまみは店の奥の壁にずらりとならんだ短冊の中から選ぶか、目の前のカウンターの上に並んだ食材で選ぶか。短冊には「はんぺん」「おとうふ」「油揚げ」「生揚げ」「さつま揚」「たたみ」「きみの玉手箱」「煮こごり」「宗八かれい」「ししゃも」「いかげそ」「赤かぶ」「もずく」「とんぶり」「おしんこ」「トマト」「ねぎま鍋」「やきそば」という品々が並んでいます。店主夫婦が自然を愛し、自然の恵みを増殖した形でつまみを出すというスタイルをとっているらしく、できあいのつまみや、冷凍ものなどは使っていないのだそうです。

そんな数々のつまみの中から「きみの玉手箱」(700円)をいただきます。「きみの玉手箱」は、それ専用の小鍋で、摩り下ろした山芋と玉子をじっくりと蒸し焼きした一品。鍋の底に敷いたタテガミの脂が味の秘密なのだそうです。岩海苔のソースをちょいとのせて、スプーンでとろりとすくっていただきます。

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「千福」樽酒 / 天塩を添えて / きみの玉手箱

さらにお酒をおかわりし、今度は「煮こごり」。そして、カウンターの上に並んだ食材の中から「しいたけ」を焼いてもらいます。「しいたけ」は軸の部分までちゃんと添えられてるのが、いかにも自然好きな感じですね。この部分もコリっと硬くていいつまみになります。

ちなみにこの店のメニューには値段は書かれていません。今回、値段の記載がある部分は、今回の番組の取材ではじめてわかったものです。したがって、類さんがたのんだもの以外の値段は、残念ながらわかりません。ま、しかし、大体似たような価格帯なんでしょうね。一般的なつまみ類は7~800円程度。そして野菜を焼いてもらったりするのは400円程度なんだと思います。

ここらで類さんたちは取材を終えて店を後にされます。今日はこの後さらに2軒の取材が予定されているのだそうです。1日に3軒分(番組3回分)を取材してしまうんですね。番組は、毎回類さんの句で締めくくられるのですが、今回の句は「地酒酌む 岩魚の日々を 遡(のぼ)りつつ」(吉田類)でした。

残った我われはさらに樽酒をおかわりし、またまたカウンター上に並んだ食材の中から「これはなんですか?」と質問しなければわからないような野菜を調理してもらいます。これは「四角豆(しかくまめ)」というんだそうです。沖縄を中心に栽培されているんだそうで、沖縄では“ウリズン”と呼ぶのだとか。ウリズンというのは、新緑の季節といったような意味なのだそうですが、たしかにいかにも新緑の季節といった感じのとても美しい薄緑色をしています。

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煮こごり / しいたけ / 四角豆

さらに囲炉裏のところでグツグツ煮ていた「ひっつみ鍋」をお椀についでもらいます。中に入っているキノコは「落葉(らくよう)」というのだそうです。先ほどの「四角豆」が沖縄産だったのに対して、こちらは北海道産。“ハナイグチ”とも呼んで、「道民のキノコ」の代表格なのだそうです。

たっぷりと2時間の滞在は、ふたりでビール1本と樽酒を3杯ずついただいて8,100円(ひとりあたり4千円強)でした。どうもごちそうさま。

店情報 (前回当日の番組ページ)

《平成17(2005)年10月3日(月)の記録》

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太田和彦さんを囲んで … 居酒屋「さいき」(恵比寿)

051001a今日は旅チャンネルで放送中の「全国居酒屋紀行」という番組のオフ会で恵比寿の「さいき」です。この番組は「いい酒、いい人、いい肴」という居酒屋三原則をテーマに、太田和彦さんが全国の居酒屋を紹介する長寿番組(1999年から継続中)なのです。太田さんはいらっしゃるかどうかわからないというお話だったのですが、店に入ってみるといきなり目の前に太田さんがいらっしゃってびっくりでした。

人数も30人規模ととても多く、「さいき」の1階、2階をすべて使ってのオフ会でした。

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つぶ貝 / カツオたたき / ししゃも

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えびしんじょう / おしんこ / 串カツ

二次会は「さいき」のすぐ近くに8月にできた立喰酒場「buri(ぶり)」(03-3496-7744、渋谷区恵比寿西1-14-1)。この店は神泉の立ち飲み店「buchi(ぶち)」(03-5728-2085、渋谷区神泉町9-7)の二号店という位置づけなのだそうです。

三次会は、太田さん、JUMBO親方さんとタクシーで広尾の「きえんきえら(Quienquiera)」(03-3446-0609、港区白金5-14-8)へ。ここもまた古風でおしゃれで。まさに今はやりの酒場でした。

店情報 (前回)

《平成17(2005)年10月1日(土)の記録》

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誕生日おめでとう! … 土佐料理「そのまんま」(新橋)

今日・9月30日は呑んだフルさんの誕生日、そして明日・10月1日はここっとさんの誕生日。それを祝って飲み仲間たちで新橋の土佐料理屋「そのまんま」で宴会です。

前回残念ながら台風のために漁ができなかった「ウツボ」が今日の主食材です。

主食材に突入する前に、まず出てきたのは土鍋にたっぷりと盛られた煮込み。そして中骨ごと出されたマグロの中落ちは、添えられた貝殻を使って自分たちですき身にしていきます。

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煮込み / マグロの中落ち / 自分たちですき身に

さらに出てきたきれいな鮎は、四国三郎・吉野川産の鮎なのだそうです。自分たちで炭火で焼き上げます。

そして、いよいよウツボの登場。まん中のウツボの皮を中心にぐるりと放射状に白い身が並びます。これをちょっとずつとって鍋の中へ。しっかりとした身と、弾力性たっぷりの皮。それぞれ個性があっておもしろい。

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吉野川の鮎 / カツオの造り / ウツボ

お仕事の関係で遅れていた吉田類さんも到着し、カツオの腹皮とヘソ(カツオの心臓)を焼いたもの、さらにはカツオのたたきなどが出てきます。類さんは土佐の出身。その土佐の郷土料理を出すこの店を紹介してくれたのも類さんなのです。

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ウツボのしゃぶしゃぶ / カツオの腹皮とヘソ / カツオのたたき

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吉田類さん / 「桂月」 / ウツボ焼き / 「瀧嵐」

炭火があるついでにウツボの皮や身もちょっと炙って食べてみたり。しかしなにしろうまかったのはウツボの雑炊でした。

この店は基本的にはおまかせ料理で、その場で女将さんと相談しながら決める仕組みです。だいたいは女将さんが「こういうのがるけど、食べる?」と聞いてくれて「もらいまーす」出してもらう感じかな。今回のように、食べたい食材があるときは事前にお願いしておく必要があります。

たっぷりと楽しんで、今日もひとり1万円ずつ。ちょっと値が張るのが難点ですね。

「フルさん、ここっとさん、お誕生日おめでとう!」でした。

店情報 (前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年9月30日(金)の記録》

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二階の座敷でくつろいで … 居酒屋「文福(ぶんぷく)」(武蔵小杉)

水曜、午後7時の「文福」はすでにお客さんがいっぱい。「カウンターかお二階の座敷席になります」と店のおにいさん。見れば、カウンターの一番手前側にかろうじて空いたスペース。う~む、ちょっと狭そう。今日は2階にしましょうか。

2階は小上がりの座敷席になっていて、ざっくりと四つくらいに仕切られた各スペースには、それぞれ4人がけの座卓が2卓ずつくらい。つまりひと仕切りの中で8人くらいのグループ飲みができるんですね。その一角に陣取ります。1階の混雑とはうってかわって2階は先客が1グループのみ。ものすごくゆったりです。

まずはビール(サッポロラガー、大瓶、500円)でスタート。お通し(200円)は前回同様、大根おろしに梅肉をちょこっと乗せたもの。これがいい箸休めになるんですよね。

さぁ、そして。「文福」といえばやはりこれ、「元祖カレー煮込み」(400円)です。小鉢に盛られたカレー煮込みは、一見したところまるでカレー。カレーのルーの部分だけを小鉢に盛ったような感じなのです。しかし、エイっとスプーンを差し込むと、小鉢の底には豆腐が入っています。この豆腐があることで、単なるカレーから、正しき煮込みへと変身しますよねぇ。

次はやきとり。この店は普通のやきとり、たとえば焼とん(やきとん)ならばカシラ、タン、ハツ、レバー、シロ、コブクロ(以上各100円)が、焼き鳥ならば若鶏(わかどり)、皮、砂肝、手羽先(以上各110円)がとそろっているのですが、ちょっと変わった串焼もあるのです。どれどれ、まずは今日の「おすすめメニュー」から選びましょうか。

今日の「おすすめメニュー」は、日付入り、手書きのメニューで、食べ物や飲み物などその日のおすすめが書き出されているのです。その中から「さんまの串焼」(170円)と「牛串(ハラミ)」(170円)をチョイス。

「さんまの串焼」は3枚におろしたサンマの身を、ひと口大にカットしたものを1串に3切れ刺して焼いたもの。味付けは蒲焼風と塩焼のふたつから選べるのですが、今日はシンプルに塩焼で。

「牛串(ハラミ)」は、添えられたおろしニンニクをたっぷりとのせていただきます。「牛串焼」(170円)は通常メニューとしても存在しているのですが、ハラミになっているところが「おすすめメニュー」となった理由なのでしょうか。

ビールもおかわりし、前回も食べた「かえるのへそ」(140円)、「ぎんなん」(140円)、「ピーコン」(200円)をいただきます。「かえるのへそ」はイカの口まわりのしっかりとした肉の部分。練りカラシをちょいとつけていただきます。「ピーコン」はピーマンにコーンとチーズを詰めて、ベーコンで巻いて焼いた一品。カリッとしたベーコンの中から、とろりとチーズが溶け出して、ビールも進む進む。

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ビールとお通し / カレー煮込み / 牛串&サンマ / ぎんなん&かえるのへそ

そうそう。この店に来たら日本酒も飲んでみろっておすすめをいただいてたなぁ。小さくかわいいという噂の「金ちゃん(小)」(240円)にしてみますか。「金ちゃん(小)」というのは丸っこいちっちゃい徳利で出される日本酒(燗酒)です。

さらに「ピーコン」(200円)をおかわりし、飲み物は「日本人ならお茶で割る」なんてコピーを見て、焼酎の「お茶割」(350円)に。

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金ちゃん(小) / ピーコン / 壁のコピー / お茶割り

午後9時まで2時間の滞在はふたりで4,105円(3,910円+税)でした。

店情報 (前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)

《平成17(2005)年9月28日(水)の記録》

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