最後は「どぜう汁」 … どじょう「駒形どぜう(こまがたどじょう)渋谷店」(渋谷)
土曜6時の「駒形どぜう渋谷店」はお客さんでいっぱい。「もうすぐ帰られるお客様がいらっしゃいますから」ということで、入口横の待合席でちょっとまっての着席です。
最初はやっぱりビールですが、今日はいつもの「スーパードライ」(中ビン、580円)のほかに、同じアサヒだけど「プレミア生ビール 熟撰」(中ビン、630円)というのがあるので、そっちにしてみましょうね。こだわりの素材で長期熟成させて造ったという「熟撰」は、けっこうコクのある味わいで「スーパードライ」との共通点は感じられません。個人的には「スーパードライ」よりもこっちのほうが好きだなぁ。
今日のお通し(280円)はキュウリとクラゲの酢の物。その酢の物をつっつきながら、ビールを1杯いただいて、落ちついたところで料理の注文です。いつものように「どぜう鍋」(1,400円)をもらい、それとは別に「ささがきごぼう」(300円)もいただきます。
ビール / クラゲ酢 / 薬味入れ
「どぜう鍋」には別に出される「刻みネギ」をたっぷりとのせていただくのですが、このときに「ささがきごぼう」も入れるとおいしいのです。泥鰌(どじょう)と牛蒡(ごぼう)はいい組み合わせなんですね。
さらには「どぜうくりから揚げ」(330円)もいただきます。「どぜうくりから揚げ」は、泥鰌の中骨を揚げたもの。仕上げにサッと塩がふられたカリカリの中骨が、ビールと実にベストマッチなのです。
どぜう鍋 / ネギをたっぷり / くりから揚げ
鍋もできあがってきたところで燗酒(伏見「ふり袖」本醸造、550円)です。
「どぜう鍋」は山椒をちょっとふりかけたりしながらそのままいただいてもおいしいのですが、人によっては「生玉子」(100円)を別に注文して、すき焼きと同じように、泥鰌を生玉子にちょいとくぐらせて食べたり、あるいは鍋の中に入れて、玉子でとじるようにして楽しんだりしているのです。そこで、やってみました玉子とじ。ささがきごぼうも入っているので、泥鰌の丸煮でつくる柳川鍋風になるんですね。
日本酒 / 玉子でとじて / どぜう汁
最後は「どぜう汁」(300円)です。「駒形どぜう」の公式サイトによると、「どぜう鍋」に使う泥鰌は、生きたものにお酒をかけ、泥鰌の臭みがとれて骨がやわらかくなったところで、酔ったどぜうを甘味噌仕立ての味噌汁に入れて煮込んで下ごしらえするんだそうです。これを鉄鍋に並べて最終的に仕上げるわけですね。「どぜう汁」は、言ってみればこの下ごしらえの状態なんでしょうね。トロリとくずれそうに煮込まれた泥鰌と、コクのある汁がいいつまみにもなります。
午後8時半まで、約2時間半の滞在は4人で9,120円(ひとりあたり2,280円)でした。
・店情報 (前回、「帰り道は、匍匐ぜんしん!」)
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