よろこんで! … 居酒屋「やるき茶屋(やるきぢゃや)」(渋谷)
「帰り道は、匍匐ぜんしん!~しとりで飲み歩き」作者のここっとさんが、8年ほど前から通っているという居酒屋「やるき茶屋」渋谷南口店にやってきました。店内はカウンター席、テーブル席、座敷席と各種そろっていて、ひとりで来ても楽しめるし、何人かのグループでも、そして大勢の宴会にも対応できるようになっている。
ひと昔前は、大規模居酒屋チェーン店といえばグループ客以上を対象にしていて、ひとり客なんてまったく相手にしていないようなところがあった。ところが最近のチェーン居酒屋はちゃんとカウンターまでついていて、ひとりでも全然問題ないのです。
しかもここ「やるき茶屋」渋谷南口店は、従業員の年齢層が高いし、ここっとさんが通い始めたころから変わっていないのだそうで、常連のお客さんたちともそれぞれ顔なじみになっているようなのです。こんなところもひと昔前のチェーン居酒屋ではなかったところですよねぇ。
テーブル席のひとつに陣取り、ここっとさんは生ビール(399円)で、我われ男性陣はみんな冷酒(「龍勢」、682円)でスタートです。お通し(210円)はキンピラとマカロニサラダの少量2点盛り。実はこの店にはすでに数回来ているのですが、お通しは必ずこの長円形でまん中に仕切りのあるお皿に2点盛りの状態で出されるようです。
たいていのチェーン居酒屋は冬場になるとメニューに鍋が加わります。そしてその鍋がひとり分からでも注文できるのがチェーン居酒屋の特徴でしょうか。ここ「やるき茶屋」も「石狩鍋」(892円)、「きりたんぽ鍋」(840円)、「やまと豚と水餃子鍋」(630円)、「かき鍋」(735円)、「湯豆腐たらちり鍋」(630円)などの季節限定の鍋メニューが用意されています。そのなかから「やまと豚とチゲ鍋」(577円)を一人前注文します。
お通しと冷酒 / やまと豚とチゲ鍋
さらに注文した「お新香盛り合せ」(420円)はナス、赤カブ、大根、芝漬け、菜漬けの5点盛り。「ポパイ焼き」(504円)はホウレン草のグラタンっぽいのにレアに焼いた目玉焼きがのっかっていてクチュっとつぶして食べると黄身がからまっておいしいのです。
「鶏唐揚」(409円)にはたっぷりのフレンチフライとケチャップが添えられて、なんだかこれだけでもビールがガンガンいただけそうです。
お新香盛り合せ / ポパイ焼き / 鶏唐揚
「やるき茶屋」といえば注文したときに返ってくる「はいっ、よろこんでーっ!」の掛け声が有名なのですが、ここ渋谷南口店は、先ほども書いたとおり従業員の年齢層が高くて比較的落ちついている。したがって元気のいい「よろこんで!」の声は聞こえないのですが、それがかえって個人店で飲んでるように感じてくつろげる。あんまり元気よく掛け声をかけられると「商売! 商売!」と言われてるように感じてしまったりするんですよねぇ。
さらにみんなも冷酒「菊水」(735円)を飲んだり、麦焼酎「桜泉」(294円)を湯割りにして「紀州の梅」(105円)を入れたりと思い思いに楽しみます。私も冷酒「龍勢」に続いては、同じく冷酒「天狗舞」(630円)をいただきます。
午後11時半になり、私ともうひとりの電車メンバーは先に店を出ます。この時点までの会計は4人で7,757円。ひとりあたり2千円弱でした。
今日は終電までにまだ余裕がある時間に店を出たのですが、余裕があるとなるとつい引っかかってしまうのがラーメン屋。「やるき茶屋」を出てすぐのところにある「博多天神」渋谷南口店(03-5489-3730、道玄坂1-5-4)に入り、ラーメン(500円)をいただきます。ここのラーメンは思いっきり乳化したとんこつスープと具のキクラゲが特徴的。
ここ渋谷南口店にもあったかどうかは確認してみませんでしたが、たいていの「博多天神」には、店の表に「替玉無料券」があってそれを持って入るとその日にもう使用できるのです。替玉(ラーメンの麺だけのおかわり)は100円なので、必ず替玉をする人にはうれしいサービスですよね。
・店情報 (「博多天神」関連情報)
| 固定リンク | 0
コメント