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うまみ凝縮のチャーシュー … 中華料理「栄楽園(えいらくえん)」(横浜・元町中華街)

中国では旧暦の1月1日を「春節(しゅんせつ)」といって盛大にお祝いするのだそうです。今年の春節は明後日の1月29日(日)。横浜中華街もその日に向けて、街をあげての飾り付けが進められています。なんだかいつもより街がきれいに見えますねぇ。明るいからかなぁ。

そんな春節直前のにぎわいの中、濱の酒場通・伊東さん、濱の戯人・tamさんと石川町駅で待ち合わせて出かけたのは、中華街のちょっとはずれ、東門(朝陽門)の近くの蘇州小路というところにある「栄楽園」です。お洒落でもなく、豪華でもなく、ごくごく普通に行ける定食屋さん風の中華料理屋さん。男3人で居酒屋さん風に楽しんでもまったく違和感がないのです。なにしろ料理がうまいですからねぇ。

店内はテーブル席4~5卓のみで、こんなところもまったく定食屋さんといった風情です。金曜午後7時の店内は、たまたま先客はなく、我われ3人も入り口近くのテーブル席を囲みます。

この店を教えてくれたのも伊東さん。その伊東さんが例によってメニューもまったく見ないで「おかあさん。ビールとチャーシューのネギ和えちょうだい」とスパッと注文します。どの店は何がうまいかがすべてインプットされてるのがすごいですよねぇ。何度もその店に行って、おいしいものが何かを知りつくしていて、そしてお店の人たちともとっても仲がいいのに、店の名前は全然覚えてなかったりするのが伊東さんのおもしろいところですよねぇ。(爆)

ビール(サッポロ黒ラベルの中華街バージョン、中ビン、550円)で乾杯して飲んでいるうちに、「チャーシューネギ和え」(叉焼、1,350円)の登場です。これはこの店の名物のひとつ。とはいえ有名なのは実はチャーシュー丼らしいんですけどね。「ごはんをもらって、このチャーシューネギ和えを上にのっけたら同じものがたっぷりとできますよ」と笑う伊東さん。なるほどそうなのか。そのチャーシューは、当たり前といえば当たり前なんだけどきっちりと焼きあげたチャーシューです。最近、特にラーメン屋さんでいただくチャーシューは、チャーシュー(焼豚)と言いながらも煮豚が多いですもんね。焼いただけの本物のチャーシューは肉のうま味がギュッと凝縮されています。ビールが進みますねぇ。

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サッポロ・中華街バージョン / チャーシューネギ和え

うまいうまいと食べてたら、伊東さんが「実はこれもうまいんですよ」と、今度は「イカのネギ和え」(白灼尤魚、1,300円)を注文してくれます。これがまたプリップリのイカの身ですねぇ。これは紹興酒でしょう。ボトルでいただきます。

そして、この店と言えばのもう一品。「揚げワンタン」(炸雲呑、650円)をいただきます。パリッと揚がったワンタンに、ちょっと甘酸っぱいソースがよく合います。いろんなお店で食べたけど、この店の揚げワンタンが今のところ1番だなぁ!

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イカのネギ和え / 紹興酒 / 揚げワンタン

tamさんご自身はこの店ははじめてとおっしゃるものの、野毛を中心とした横浜界隈にはとても詳しい。伊東さんとおふたりで「あの店は...」とお話しているすべてが、私にとっては目新しい(耳新しい?)ことばかりです。そんな中、おふたりが口をそろえて「この店は...」と語ったのが、野毛は都橋のすぐ近くにある鶏肉専門の「梅や鶏肉店」(045-261-5913、中区吉田町6-3)。料理屋ではなくて肉屋さんなのですが、ここで鶏の朝引き(朝処理して出荷する鶏のこと)を買ってきてワサビ醤油で食べるのが実にいいのだそうです。「そうそう。日向赤鶏のモモ肉を買ってきて、塩焼きでいただくのもまたいいんですよ」とのことでした。「小鳥屋(ペットショップ)と鶏肉屋と焼き鳥屋の3軒が、軒を連ねているというのもおもしろいですよ」って。(笑)

あんな話、こんな話をしつつ、1時間ちょっとの滞在は3人で6,250円(ひとりあたり2,100円ほど)でした。

店情報 (前回、「濱の戯言」)

《平成18(2006)年1月27日(金)の記録》

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