真夜中でも満席 … もつ焼き「石松(いしまつ)」(中野)
神田駅で自宅が別方向の呑んだフルさんと別れ、JR中央線に乗って中野までやってきました。最後にもう1軒寄って帰りますか。中野駅北口を出て、どーんと広がる中野5丁目の飲み屋街へと向かいます。トコトコ歩いて、そろそろ早稲田通りに出るかという手前にあるのが、もつ焼き「石松」です。
人気もつ焼き店だった「春」の賃貸契約が切れたため、昨年末にここに移ってきて、店名も「石松」と変えて新装再開したのです。なにしろそれまでの「春」の跡地が、そのまま「春」という名前のスナックみたいな感じの店になっているので、名前も変えざるを得なかったんでしょうね。
焼き台のところについている小窓からのぞき込むと、午後11時半の店内は満席。カウンターの内側に回りこんでる人までいるほどです。あれっ!? しかしカウンターの内側に回りこんでるのはなんとH氏ではありませんか。よーし、入っちゃえ!
扉を開けて「こんばんはぁ、ひとりです」と店内へ。「おー、こんばんは」と店内のあちこちから声がかかってビックリ! カウンター中央部にいるのはとぱーずさんとDH氏。その奥にはK氏や、「秋元屋」の常連さんでもあるM先生が飲んでいるではありませんか。さらについ先ほどまで、ふじもとさんやしげるさん、そして初お目見えの宇ち中さんもいらっしゃったのだとか。こんな遅い時間帯にすごいことになってたんですねぇ!
みなさんの後ろで立って飲もうと思っていたのに、K氏が「もうすぐ帰るから」と代わりに立ってくれました。どうもすみません。
目の前にはトンと金宮のキープボトルが置かれます。「じゃ、ホッピーで!」と注文したところ、今日は普通のホッピーが売り切れてて黒ホッピーしかないんですよ、と説明してくれながら、カウンターの内側、冷蔵庫の前に陣取っているH氏が黒ホッピー(ソトはたぶん200円)を取り出してくれます。そうかそうか。この場所に座ってると冷蔵庫係もしないといけないんですね。どうもありがとうございます。
「マスター、レバ刺しはありますか?」「あるよ。」「じゃ、まずはそれで!」
お通しのモヤシ酢漬けをつっついてホッピーを飲みながら待つことしばし。いかにも「石松」(旧「春」)らしい、エッジのきりりと立ったつややかなレバ刺し(380円)の登場です。
ここ「石松」は「春」のときと同様に、注文を受けてから下ごしらえをして、その場で串にさして焼くスタイル。今日のようにお客さんが多いと、その下ごしらえも大変な様子です。
向こうのお客さんからタン(1本100円)の注文が入ります。「私もタンをお願いします」と便乗注文。他のお客さんの注文にのっかっていっしょに注文すると、店主も楽そうだし、こちらもあまり待たなくてよくなるので、お互いに好都合のようなのです。まわりからも「じゃオレも1本!」なんて声が飛び交います。
H氏やK氏は今日は開店直後からここで飲んでるのだそうで「もう5時間近く飲んでますよ!」と言いつつ、そろそろ終電だからと帰り支度をはじめます。
「それじゃ気をつけてね」とH氏、K氏を見送ったところで、となりのお客さんが注文した品は「カシラのかたいとこ」。えー。なにそれ!? カシラに“かたいとこ”なんてあるんだ。じゃ、わたしもそれ1本。またまた便乗注文です。
電車がない時間になっても、地元の常連さんたち中心に盛り上がる店内はまだまだ満席。この時間から入ってくるお客さんもいるくらいです。真夜中でも満席というのはすごいなぁ。
ふと気がつくともう1時をまわっている。とぱーずさんとDH氏もそろそろ帰るらしくお勘定をしてもらっているので、私もお勘定をお願いします。便乗注文が多かった今日は、お勘定まで便乗です(笑)。
今日のお勘定は980円。どうもごちそうさまでした。みなさんお先に!
・店情報 (前回、「Wine&Dish&Music・・・」)
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