名物はフワ、スジ、ハチノス … もつ煮込み「藤や(ふじや)」(北千住)
「徳多和良」を出て北千住の2軒目は、「酔わせて下町」のFさんご推薦のお店のひとつ、「藤や」です。「徳多和良」と「藤や」は徒歩30秒程度。互いの店が見えあう距離感なのです。
店内はL字型のカウンターに8名程度、奥の小上がりに座卓があるというこじんまりとしたつくり。これを女将(ママ)さんひとりで切り盛りしている様子です。我われ5人はL字型のカウンターの角をはさむように陣取ります。角のところに大きな煮込み鍋。ここの看板メニューが串刺しの牛もつ煮込みなのです。
それぞれチューハイ(350円)やビールを注文して飲みはじめると、出されたお通しはなんと小鉢のスパゲティ・ナポリタン! 椎茸や玉ネギもたっぷりと入った由緒正しき和風スパゲティですねぇ!
女将さん / チューハイやビール / お通しのナポリタン
店内にはなんとなんとギター流しのおじさんまでいる。ここはまだ昭和時代か!? というような光景に、さっそくFさんが1曲お願いしてギターバックに演歌タイムです。
つまみのほうはまずはやっぱり名物の煮込みでしょう。串に刺したまま大鍋で煮込まれている煮込みは、3本1人前で400円。女将さんが大鍋の中をさぐりながら、フワ、スジ、ハチノスを1本ずつ盛ってくれます。Fさんによると、この煮込みは八丁味噌を使っているのだそうですが、ダシはごくあっさりタイプで、まるでおでんのようです。
流しのおじさん / 煮込み鍋 / 串刺し牛もつ煮込み
壁の黒板には菜の花からし合へ(400円)、こはだ酢(450円)、セリおひたし(350円)、むかご(350円)、コーンバター(400円)、キンメ開き(500円)、じゃがバター(350円)、さんままるぼし(400円)、はたはた(450円)、山うど(400円)、ハムエッグ(450円)、キャベ玉(450円)、味付メンマ(400円)、正才ふぐ一夜干し(450円)、ウインナー(450円)、煮込み豆腐(450円)、はんぺん(400円)、焼魚(各種)(500円)。その他に、価格表記はないのですが、白菜、納豆、冷やっこ、しらすおろし、冷トマト、湯豆腐、おでん、ぎんなん、カキ酢、あじ酢、カツオたたきなどなどの品々が並んでいます。煮込みのみならず、普通の居酒屋としての品ぞろえも十分ですねぇ。
コーンバター / じゃがバター / キャベ玉
我われはコーンバター(400円)、じゃがバター(350円)、キャベ玉(450円)などをいただいて飲みすすめます。チューハイの焼酎は、下町の定番「亀甲宮」(通称:キンミヤ)で、チューハイグラスにも亀甲宮のマークが燦然と輝いています。
途中から「オテル趾骨」のトカゲさんも合流です。
午後10時過ぎまで約1時間の滞在は6人で7,245円(ひとり平均1,200円ほど)でした。(流しの料金(2曲で2千円)はFさんに出していただきました。ありがとうございました。>Fさん)
・店情報 (「帰り道は匍匐ぜんしん!」)
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