新物カツオの夕食会 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)
第53回夕食会のテーマは新物のカツオ。今日のカツオは八丈島でとれた9.3キロもあるカツオなのだそうです。その夕食会に集ったメンバーは15人。もともと12~3人も入れば満員の店内には入りきれず、カウンターの椅子をすべて店外に出して、今日は立ち飲み「竹よし」です。
スタートはまずは生もの類。小鉢で供されているのは春の味「のれそれ」(穴子の稚魚)と「タコの卵」です。「のれそれ」はこの季節になるとよくいただきますが、「タコの卵」を生食するのははじめてじゃないかなぁ。店主が「これが崩す前のタコの卵ですよ」とかたまりのタコの卵を見せてくれます。大きく丸い透明な手まりのような袋を、プツンとつつき破ると中から粒々のタコの卵が出てくるんですね。
のれそれ / タコの卵 / 崩す前のタコの卵
今日の主役・カツオは刺身と、4つ切りにしたカツオの身の表面を直火でサッと焼いて平造りにした、いわゆる土佐づくり(焼きぎり)、そしてそれに香辛野菜などを添えてポン酢醤油で味付けたタタキの3種類で出されます。
カツオ刺身 / 土佐づくり / タタキ
大きな鍋で煮込まれてるのはカツオのあら煮。そしていつもの大皿料理もカウンター上に並びます。カツオが八丈島の産だけあって、明日葉(あしたば)のごま和えも登場しています。マンボウの細切れの煮付けもはじめていただく品ですねぇ。
カツオあら煮 / ホウレン草の炒め物 / 新ジャガ炒め
青菜サラダ / 明日葉ごま和え / マンボウ細切れの煮付け
続いて出てきたフライは飛び魚。これを対馬産の「藻塩(もしお)」という塩でいただきます。そして、近くに住んでいる常連のなおとんさんからはワインと焼きクサヤの差し入れです。瓶入りのクサヤは新島産。口の中に濃厚な味わいが広がります。
「あら煮の中にカツオのヘソ(心臓)もあるはずなんだがなぁ」の声に、鍋の中を捜索し、そのカツオのヘソも発見。9.3キロものの大カツオだけに、その心臓も大きいですねぇ!
飛び魚フライ / 焼くさや / カツオのヘソ
夕食会なのでもちろん飲み物もいつものように進んでいて、1~2杯の生ビールをいただいたあとは「吉田蔵」(手取川・大吟醸)、キャスバル坊やさんからの差し入れの「神亀」(活性にごり酒)、そして「酔鯨」(特別純米酒)、「喜平」(荒ばしり・本醸造)と、今日もたっぷりの日本酒に加えて、先ほどのなおとんさんのワインまで。数々の料理につられて、困ってしまうほどにお酒がうまいのです。
吉田蔵 / 神亀 / 酔鯨
カツオのあら煮にはうどんを入れて「あら煮うどん」に。具沢山のうどんがいいですねぇ。ママさんは「きのこごはん」を作って出してくれます。
そして本日のシメは「にぎり寿司」。ひとり9貫ずつのにぎりはマグロに、キンメダイ、トビウオです。これだけ食べても最後のにぎりはおいしいなぁ。
カツオあら煮うどん / きのこごはん / にぎり寿司
今月もまた4時間を越えるたっぷりの夕食会。どうもごちそうさまでした。
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コメント
いやあ、つくづく覚えてません。(爆)
特に最後のお寿司は残念極まりありません。
でも、すべてがおいしかったです。
今後はかならず、素面でお邪魔したいと思います。
投稿: uchidaholic | 2006.03.27 03:11
お寿司、おいしかったですよー(^^)>uchidaholicさん
それにしても昼からまわって「竹よし」ですでに5軒目というのがすごいですね!!
投稿: 浜田信郎 | 2006.04.02 17:48