牛煮込みと季節のヌタ … 居酒屋「みますや」(神田)
金曜日。会社帰りに秋葉原に寄って買い物し、近くに勤務する呑んだフルさんと連絡を取り合って神田「みますや」です。フルさんも私も「みますや」は3年半ほど前の太田和彦さんのオフ会以来。久しぶりですねぇ。
「ふたりです」と店に入ったのは午後8時半。テーブル席と小上がりの座敷席だけの店内にはびっしりとお客さん。さすが人気店ですねぇ。店の奥のほうのテーブルに「相席(あいせき)でお願いします」と案内されます。6人掛けのテーブルには先客の3人組が飲んでおり、我われ2人はその反対側に座ります。
最初はまずビールですね。エビスの大ビンをお願いします。
瓶ビールはエビス、キリン、アサヒとあり、いずれも600円。エビスがちょっと高い価格設定になっているお店のほうが多い中、すべて同額というのは珍しいですよね。お通しにはタコとモズクの酢の物が出てきました。
メニューは和紙に筆書きで書かれたものが1冊に綴じられているほか、壁にも黒板に白字で書かれた短冊がずらりと並んでいます。さぁ、なんにしましょう。しばらくあっちやこっちやと見てまわり、定番の「牛煮込み」(600円)と、フルさんの大好きな「焼なす」(500円)を注文します。なにしろ料理メニューだけでも60種類くらいありますから、ひと通り見るだけでも大変なんですよねぇ。
ビールとお通し / 牛煮込み / 焼なす
「牛煮込み」は、大ざっぱにたとえると牛丼屋さんの「牛皿」(牛丼の具だけの別盛り)のような感じで、いかにも東京風の甘い味つけがここの特徴です。
「焼なす」はもっと時間がかかるかと思いきや、「あっという間」と言っていいくらいの時間で出てきました。しかもできたての熱々で、その場で皮を剥いたもの。「こうやって皮を取って出すのが本当らしいんですけど、熱いので皮付きのまま出す店も多いんですよね」と茄子フリーク(?)のフルさんが教えてくれます。
料理が出るころにはビールも飲み終えていて、数ある地酒の中からまずは和歌山の「黒牛(くろうし)」(1合750円)をいただきます。地酒はガラスの徳利に入れられて登場。「まあまあ」と互いにお酌をしあってまず一献。っかーっ。うまいですねぇ。…。などと言いながらあっという間に「黒牛」は飲み終えてしまい、次は埼玉の「神亀(しんかめ)」(1合750円)です。
料理は「季節のヌタ」(400円)と「ゲソ揚げ」(600円)を追加。「季節のヌタ」はニラとマグロ。きれいに盛り付けられたヌタを、全体が均等な味になるようにていねいにかき混ぜていただきます。ん~。うまいっ。こうなると燗酒でしょう。「白鷹」の2合徳利(800円)をいただきます。
季節のヌタ / ゲソ揚げ / 燗酒「白鷹」
続いて出てきた「ゲソ揚げ」はゲソといいながらも、足と胴体の中間部分の、荻窪の「やき屋」では「ナンコツ」と呼ばれるちょっとコリコリとした身の部分。ここは揚げ物にしてもおいしいんですねぇ。しかもウスターソースの合うことといったら!
午後10時まで1時間半の滞在はふたりで5,000円でした。
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