トン、ジン、2人前! … 大衆焼肉「ジンギスカン」(大船)
藤沢をあとにG.Aさんとともに大船まで帰ってきました。今日の2軒目は大船にあるホルモンとジンギスカンのお店、「ジンギスカン」の予定。このお店も、G.Aさんの「至高のはらわた」に書かれている記事を見て、ここ数年来行きたかったお店なのです。
藤沢もそうだったのですが、大船もほとんど訪れたことがない土地なので、まずは界隈をG.Aさんにご案内いただきます。細くくねった路地には酒場がずらりと並んでいて、この街もまたなんとはなしに呑んべ好みがしますねぇ!
正一合 / キャベツ畑 / ハンメの店 / との山
個人的に、昨年のテーマは「人を広げる」ということで、それまでのひとり飲みスタイルから幅を広げて、いろんな人と一緒に飲みに行く機会もたくさん作ってきました。今年は「地域を広げる」ということで、今まで行っていた地域を少し広げて行きたいなぁと思っているのです。具体的なサブテーマは「西へ、東へ、まん中へ」。“西”はここ湘南エリアや横須賀エリアを、“東”は上野以東のいわゆる「酔わせて下町」エリアを、そして“まん中”は横浜~品川間の新子安~鶴見~川崎~蒲田~大井町などのエリアを指しています。どこも甲乙つけがたいくらいいい酒場がそろっているエリアなのですが、今まであまり足を運べていないのでした。
さぁ、やってきました。「ジンギスカン」です。店内からはおいしそうな焼肉の匂いがただよってきており、それとともに酒場独特のにぎやかさも感じられます。店の外に積み上げられたホッピーケースがまたいいではありませんか。
店内は満席ですが、ちょうどカウンターのお客さんが会計をしているところだったので、ラッキーにもすぐに入ることができました。
店内は左手にL字のカウンター席が12人分程度。そしてそのカウンター席を囲むように4人掛けのテーブル席が5卓ほど並んでいます。
まずはホッピー(300円)と、G.Aさんおすすめの自家製キムチ(180円)を注文します。ホッピーは氷なしでナカとソトとが別々に出てくる本格スタイル。さっそく自分たちでホッピーを作って乾杯です。
カウンターの様子 / ホッピー / キムチ
焼肉は、もちろんおすすめのホルモン(250円)とジンギスカン(250円)をそれぞれ2人前ずつ注文します。ホルモンは店内では“トン”という、そしてジンギスカンは“ジン”という符丁でそれぞれ呼ばれています。つまり「ホルモンとジンギスカンを2人前ずつ」という場合は、「トン、ジン、2人前ずつね!」という注文になるのです。店の人のみならず、お客さんもその符丁を使っているところがおもしろいですね。
肉は注文に応じて、カウンター内の厨房で、あらかじめ下ごしらえされたものを計ってお皿にのせてくれます。その肉を目の前のロースターで焼いていくのです。まずはホルモン(トン)から焼きますか。ロースターの上にホルモンを並べると、ジューッという音とともにチュルチュルっと身が縮んでいきます。新鮮なホルモンはすぐに焼きあがり、ニンニクたっぷりのタレにつけていただきます。んー。裏側についた脂肪もいいですねぇ。
トン・ジン2人前 / トン焼き始め / そろそろできてきた
続いてはジンギスカン(ジン)。これはサッと炙った程度で食べるほうがおいしいのだそうで、ロースターの上に置くとすぐに焼きあがります。くぅ~っ。このラム肉のうまいこと。パクパクと焼ける端から食べてしまいます。
トン・ジン2人前ずつはすぐに食べ終えて、カルビ(400円)と、再びジンギスカン(250円)を今度は1人前ずつ注文です。焼き物はこれらのほかハツ、レバ(各250円)と野菜(150円)の全6種類です。カルビ以外の肉はすべて250円というのがいいですねぇ。
ジン焼き始め / すぐにできあがり / カルビ・ジン
店内はテーブル席こそグループ客や家族連れなのですが、カウンターにはひとり客も多い。それぞれが自分の前のロースターで肉を焼いては食べています。もちろん飲んでいる人ばかりではなくて、ライス(180円)などをもらって、食事として楽しんでいる人もいます。
今風の無煙ロースターだったりはしないので、服や髪などにはがんがん焼肉らしい匂いが染みつくし、タレのニンニクがよく効いて、とってもニンニク臭くなってしまうのですが、それもまた昔の焼肉屋さん風ですよね。なんだか力がつきそうです。(笑)
約40分ほどの滞在。お勘定はふたりで2,830円(ひとりあたり1,400円強)でした。
今日は食べませんでしたが、肉はタレ焼きだけではなくて塩焼きもできるのだそうです。この店もぜひまた近いうちに来てみたいお店です。
・店情報 (「半魚人Aの陸(おか)ボケ日記(2006年3月)」の3月13日分)
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