本マグロの夕食会 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)
第54回となる「竹よし」の夕食会(飲み放題で4,500円)は本マグロです。なにしろマグロには力を入れている「竹よし」だけに、本マグロがメインテーマというのはとても楽しみです。
店に入るとすでに本マグロのカブト焼きの大皿がどかんと出されていて、ますますマグロ気分を高めてくれます。まずは生ビールをいただいて、まわりのお客さんたちと乾杯し、マグロ赤身のカルパッチョからスタートです。赤身もさることながら、添えられたモッツァレラチーズの食感もいいですねぇ。
かぶと焼 / 赤身カルパッチョ / (←小皿にとって)
出てきた刺身は“脳の身”なのだそうです。いわゆる脳天トロというやつですね。このピンクの感じがまたいいではありませんか。刺身に合わせて飲み物も早々と日本酒に切り換えます。最初の1~2杯はすっきりさわやかな「越乃寒梅」(特撰・吟醸酒)をいただいて、そのあとはしっかりとした「酔鯨」(特別純米酒)です。
脳の身さしみ / (←小皿にとって) / 日本酒
どーんと大鍋で出てきたのは「目玉野菜煮」。“目玉”というのは、なんとマグロの目玉ですよぉ! 大鍋の中にはゴロゴロと目玉の山。そのマグロの目玉が大根やじゃが芋などとともにあら煮風に煮込まれています。さっそくお椀にとっていただくと目玉のまわりがトロットロでうまいこと! あっという間にお椀の中は、目玉のまわりの殻の部分と、目玉のどまんなかの硬い部分が残るのみとなりました。
ママさんの手料理で、玉子のほうの目玉焼きも出てきます。半熟の目玉焼をグジュグジュにくずしてアスパラやザク切りのキャベツにからめていただきます。
目玉野菜煮 / (←食べ終わり) / アスパラの目玉焼添え
夕食会初参加のKさん(←先日となりでタチウオを食べていたおにいさん)から、岡山産のママカリの差し入れをいただきます。はらわたの部分を斜めに切り落とすだけで、身を開かずに酢漬けにするのが本場流なのだとか。これまたお酒が進む一品ですねぇ。
ママカリ / キャベツ漬 / 竹の子の煮付け
今回ももちろんママさんの手料理の大皿(カレー風味のキャベツ漬、竹の子の煮付け、セロリや小松菜の煮物、フキの煮物、ローストビーフ、わさび菜漬など)がカウンター上にずらりと並んでいて、主役のマグロの合い間合い間にそれらもたっぷりといただきます。
セロリや小松菜 / フキの煮物 / ローストビーフ
そして怒涛の焼きマグロシリーズに突入です。最初から鎮座しているカブト焼きを崩すと、これまた脳の身や、ホホ肉、目玉のまわりのトロトロ部分など、いろんな食感のマグロがたっぷりと楽しめます。
焼きたて熱々で出てきたのはアゴトロとホホ肉。ホホ肉なんて、まるで牛肉のステーキですよねえ!
かぶと焼きを崩して / あごとろ塩焼き / ほほ肉ステーキ
シメはごはんもの。まずは本マグロ尾の身の鉄火巻の登場です。ほんわりとあったかい酢飯に包まれて、冷たくとろけるマグロの尾の身。今までに食べたことがないほど絶品の鉄火巻です。
ママさんの手料理は、普通の豆ご飯かと思いきや、なんと銀杏(ぎんなん)が炊きこまれている。これもまたいいですねぇ。
尾の身の鉄火巻 / 銀杏ご飯 / 脳の身のヅケ丼
みんなの自己紹介も終わって、最後の最後に特別メニュー(当初予定以外の品)として出されたのは脳の身のヅケ丼です! しぇーっ。なんという贅沢。お腹いっぱいなのに、いくらでも食べられる。。。
そんなわけで、今回もまた4時間をこえる大夕食会となったのでした。どうもごちそうさまでした。
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