刺身が250円 … 立ち飲み「魚屋よ蔵(さかなやよぞう)」(中野)
立ち飲みブームを受けて、中野にもここ1年ほどの間に立ち飲み屋が続々と増えてきました。思い返せば、そうやって続々と増えるきっかけともなった1軒目が、ここ「魚屋よ蔵」ではなかったかと思います。この店が開店したのは去年の夏ごろ。それ以来、早く来てみたかったのですが、やっと今日、入ってみることができました。
店に入るとすぐに正面にあるのは、まるでスーパーのお魚コーナーのような冷蔵ケース。その中の左手に刺身類が並んでいます。そして店内はその冷蔵ケースを左右から挟むように、2列の直線カウンターが細長い店の奥に向かって伸び、お客さんたちはその2列のカウンターの両側に向かい合うようにして並んで立っています。
金曜午後7時過ぎの店内は、すでに8~9割程度の入り。左側カウンターのほうがやや空き気味なので、そちら側の一角に立ち、まずはビール(サッポロラガー大瓶、500円)を注文し、まずはプハーッと1杯。ん~。生き返った。
おもむろに店内を見ると、壁にずらりと並んだ短冊メニューにはキムチ、板わさ、自家製塩辛、しらすおろし、ポテトサラダなどの、いわゆる酒場メニューがずらりと並びます。刺身類は、先ほど見た店頭の冷蔵ケースから自分で持ってくるようで、持ってきたら申告してくださいといった注意書きが出ています。ふむふむ。それじゃ、まず刺身をもらってきますか。
もう一度店頭の冷蔵ケースのところに行って刺身を選択。カツオやマグロなどの色艶のいい刺身がずらりと並ぶ中、今日はワラサの刺身をもらうことにしました。刺身はどれも小皿に盛られて250円。そのワラサ刺身の小皿を自分の席にもって行き、カウンター内のおにいさんに「ワラサもらいましたね」と自己申告。「はい」と返事したおにいさんがレシートにピッと記入してくれます。ここは(キャッシュ・オン・デリバリーではなくて)後で清算する仕組みなんですね。
ワラサ刺身(250円)はひと皿4切れ。カウンターの上段に置かれた醤油皿らしき豆皿をひとつ取り、醤油を入れていただきます。うん。見た目どおり新鮮でうまい。4切れ程度と量がそんなに多くないのもいいですね。この量であれば、3~4皿持ってきても、都合750~1,000円程度の「刺身盛り合せ」として楽しむことができそうです。
ビール / わらさ刺身 / さつま揚げ
お客さんはひとり客かふたり連れが多いようで、それぞれ刺身をつついたり、焼魚を焼いてもらったりして楽しそうに飲んでいます。開店後1年もたっていないけれど、もうすっかり常連さんが定着しているようですねぇ。
2品目はお惣菜メニューの中から、さつま揚げ(250円)をいただきます。さつま揚げは、注文を受けて温めたものを4つにスライスし、おろし生姜を添えてくれます。さっと醤油をかけていただくさつま揚げのうまいこと。練り物好きなので、このつまみはいいですねぇ。
さっくりと20分ほどの立ち飲みタイムは、ジャスト千円でした。次回はたっぷりと刺身を楽しみに来たいですね。
・店情報
| 固定リンク | 0
コメント