煮込みにチューハイ … 大衆酒場「一平(いっぺい)」(千葉・船橋)
「三番瀬」をあとに2軒目は同じ通り(仲通り商店街)の入り口側にある大衆酒場「一平」です。先ほど来るときにも気になっていたのですが、午後7時前の酒場ゴールデンタイムを迎えてますますにぎわっている様子。
奥に長い長方形の店ながら、店の奥半分くらいが少しだけ左に平行移動したような形の店内。その店内形状に合わせるようにコの字カウンターも奥側が少し左にシフトした独特の形状です。
「いらっしゃい。お好きなところへ!」と迎えてくれるおにいさんの言葉にしたがって、入り口のすぐ近くに空いていた席に座りつつ、表の看板にもでかでかと書き出されていたチューハイ(210円)と牛煮込みどうふ(400円)を注文します。
実際に看板に書いているのは「名代 煮込み・チューハイ」。のれんには左に「にこみ」、右に「ハイボール」と書かれています。その煮込みには「牛煮込み」(250円)、「肉どうふ」(200円)、そして先ほどたのんだ「牛煮込みどうふ」(400円)の3種類があるのでした。
すぐに出てきたチューハイは210円という値段ながらジョッキにたっぷりと入って、レモンスライスも添えられています。船橋も東京下町並み、あるいはそれ以上の安さですねぇ。これはありがたい。
チューハイ / 牛煮込みどうふ / 店内の様子
続いて出てきた牛煮込みどうふは丸皿にまず豆腐が入り、その上にたっぷりのモツ煮込み。腸やフワ、コンニャクなどが入ってるのが見えますねぇ。そして最後にパラリと刻みネギ。ひと口食べてみると、これがかなり塩辛い味付けなのです。うーむ。もしかすると、ちょっとずつ食べてもたっぷりとお酒が飲めるようにという配慮なのかなぁ。逆に、これだけ味が濃いといっぺんにたくさんは食べられない。どうしてもチマチマとつまんではググゥ~ッとチューハイを飲むパターンになってしまいます。このつまみだけでしばらくは十分だなぁ。
煮込みをつつきながら、壁にずらりと貼られた短冊メニューを確認すると、つまみはいか塩辛、納豆・玉子入り、しゅうまいなどの200円ものから始まって、一番高いくじらテキ、マグロ・脳天・カマ刺身、カツオ刺身などのグループでも450円と全体的に安いのです。こういうラインナップの中にあっては牛煮込みどうふの400円というのも、かなり高級な肴の部類に入りますね!
店内にはテレビもあるのはあるんですが、店の一番奥の上部にひっそりと14インチ程度の小さいのが置いてあるだけ。それもあってか、みなさんけっこう正面を向いて飲んでます。大衆酒場に行くと、お客さんたちの顔がみんなテレビの方を向いてるなんてことも多いんですが、ここは違いますねぇ。
カウンターの中には大衆食堂風に白い上着を着た男性ばかり3人ほど。男性ばかりが切り盛りしている酒場というのも、ビシッとした感じでいいですね。
チビチビと食べ進めていた牛煮込みどうふもなくなりました。グゥ~ッとチューハイを飲み干して、ごちそうさま! 約30分の滞在は610円でした。安いよなぁ。船橋、恐るべし!
・店情報
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