夏らしく味噌キュウリ … 立ち飲み「やき屋(やきや)」(荻窪)
今日は吉祥寺でお呼ばれ。おいしい日本酒や25年物のマッカランなどをたっぷりといただいて荻窪駅まで帰ってきたのは午後9時前。飲みも食いも十分に足りてるんだけど、ここまで帰ってきたらやっぱり寄りたくなるのが「やき屋」です。土曜日のこの時間帯なら大丈夫かな、なんて思いながら店に着いてみると、あにはからんやメインカウンターを埋めつくすお客さんです。さすがに人気のお店ですねぇ。
左手壁に作りつけてあるサブカウンターは、全然先客がいない状態なのでその一角に立ち、目顔で「どうする?」と聞いてくれる女将さんに、まずはお酒(230円←税抜き。以下同じ)とイカ刺身(150円)を注文します。すぐに受け皿とグラスが用意され、よく冷えた冷酒(北の誉)が受け皿にこぼれるまでつがれます。その表面張力を口から迎えにいってツゥーッとひと口。うーむ。昼からたっぷりと飲んだのに、この冷酒がまた五臓六腑に染みわたりますねぇ。
イカ刺身も出てきました(写真)。この店にはイカの刺身が3種類。胴の部分を細造りにして2連の波のような形で盛ってくれるのが今いただいているイカ刺身(150円)。イカの耳(エンペラ)を2枚使って、同じく細切りを2連の並のように盛ったのがミミ刺身(150円)。そして2本ずつくらいのゲソを何個か長方形の皿に盛ってくれるのがゲソワサ(150円)です。毎日オーナーの出身地・八戸から直送されるというイカは新鮮そのもの。だれもが「ほんとに150円なの?」と驚く一品なのです。
それにしてもなんともまぁ日本酒が進むことよ。日本酒が進むといえばもう一品。生のイカをひと晩だけ漬けたという自家製塩辛(150円)を忘れてはいけません。ほんのひと口シメのつもりで入ったのに、今日もやっぱり塩辛(写真)もたのんでしまいました。前回も書きましたが、なにしろ“東京一のイカ塩辛”と言われてるほどですからねぇ。となるとお酒(230円)も当然おかわりですね。
ふっと入ってこられたのは、先日の「酒場百選」出版記念オフ会でお会いしたbbislandさん。「あ。こんばんは」なんてあいさつをしながらしばし歓談です。地元の酒場はこういう出会いが多くて楽しいですね。
最後は夏らしく味噌キュウリ(150円、写真)をポリポリといただいて終了。約40分の滞在は956円(910円+税)。どうもごちそうさまでした。
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コメント
浜田さんこんばんは。
居酒屋礼賛を拝見しては、いろんなところで道草食ってるわけですが、その中でも一番通わせてもらってる酒場、しかも、そのサブカウンターでお会いできてびっくり、うれしかったです。
また、12回目の結婚記念日に居酒屋礼賛に登場させてもらって、これまた、びっくり。いやいや、良い記念日になりました。ありがとうございます。
そうそう「やき屋」さんですが、先日10時頃入店も「ホッピー売り切れちゃった」と女将さん。いやー、凄い人気ですねー。「わた」はいつものことですが、「ホッピー」まで…。閉店時間を早めないでねと、お願いしておかないと。ですね。
では、またどこかで。
投稿: bbisland | 2006.07.17 22:09
こちらこそありがとうございました。>bbislandさん
「やき屋」に匹敵するお店はなかなかありませんもんね。
まさに中央線の奇跡のような1軒です。
またどこかでお会いできるのを楽しみにしています!(^^)
投稿: 浜田信郎 | 2006.08.15 21:08