それぞれの食感 … もつ焼き「ホルモン(ほるもん)」(沼袋)
十条をあとに高田馬場を経由して沼袋まで戻ってきたところで途中下車。これまた久しぶりの「ホルモン」です。店に着いたのは午後6時半。2列平行に並んだ直線カウンターのうち、人気のある駅に近い側のカウンターはすでに満席。まだ何席か空いている奥側のカウンターの一角にすわり、いつものようにまずは焼酎(210円)とお新香(100円)を注文します。
なぜ駅に近い側のカウンターが人気が高いかというと、そちら側のカウンターからだと店の奥上部に取り付けられたテレビが見やすいからです。多くのもつ焼き屋さんと同様、この店もひとり客が多いのでテレビを見ながら飲む人が多いのです。
今日のお新香はカブとキュウリ。そのお新香をつまみに焼酎をチビチビとやりながら焼き台のタイミングをはかり、レバとコブクロのちょい焼きを2本ずつ(1本100円)注文。やはりこの店に来るとこの2品ははずせませんよねぇ。
ちょっと炙る程度に焼かれたレバとコブクロは、刻みネギと生姜が添えられて醤油がかけられて出されます。トロリととろけるようなやわらかさと甘さがレバちょい焼きの特長。プリッとした歯応えがコブクロです。
お新香 / ちょい焼き / アブラ、ナンコツ、ヒラ、オッパイ
ちょい焼きを食べ終えて追加で注文したのはアブラ、ナンコツ、ヒラ、オッパイ。それぞれ塩焼きで1本ずつ(各100円)お願いします。
アブラはお腹の中にある脂部分らしいのですが、何度お話をうかがっても具体的にどんな部分なのかがよくつかめない一品です。肉の脂身なんかとはまったく違って、しっかりとしたクニュクニュ感で焼酎が進む一品なのです。
ナンコツは食道部分のコリコリとした軟骨と、その周りに付いた肉をいただくもの。カリッ、コリッと軟骨を噛み砕く音が聞こえてくると、ついこっちもたのんでしまいますよね。どのお店でたのんでもあまりはずれがない(パッとしないお店でもそれなりにおいしい)一品です。
ヒラは「中間」と書かれていて、シロ(腸)とテッポウ(直腸)の中間的な部分らしく、食感もまさにシロのクニュクニュとテッポウのプリプリ中間といったところ。
オッパイは脂肪のうまさが決めて。ただし脂肪だけに鮮度が良くない店では臭みがあったりすることもあるので要注意です。この店のオッパイは一度も臭みを感じたことがありません。新鮮そのものの脂肪の甘みを堪能できる一品です。
1時間弱の滞在は1,110円でした。どうもごちそうさま。
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