少数精鋭メニューの人気店 … 焼き鳥「鳥若(とりわか)」(横浜・菊名)
大口(おおぐち)駅からJR線でひと駅。これまた私ははじめて降りる駅、菊名(きくな)です。今日は1軒目の京急・神奈川駅、2軒目の京急・子安駅~JR大口駅、そしてここ菊名駅とはじめて降りる駅ばかりですね。どの駅にも、どの町にもいい酒場があるのがおもしろい。
ここ菊名でiiさんが紹介してくれたのは焼き鳥の「鳥若」です。小さい店内はお客でいっぱい。たまたま一番奥のT字型をしたカウンターのようなテーブル席が空いていたのでそこに座り瓶ビール(エビス中瓶、520円)をもらって乾杯です。
本当はレバーと砂ギモ(それぞれ1本150円)がおすすめらしいのですが、この時間(午後9時過ぎ)すでにどちらも売り切れ。iiさんは残っている品物の中から鶏刺(530円)とお新香(320円)、そしてうずら卵(1本130円)を2本と、串焼(1本130円)を4本注文してくれます。
まず出てきたのはお新香。キュウリに大根、そして季節のナスビのそれぞれヌカ漬けです。たっぷりとした量は320円とは思えないほど。なにはさておき注文しておくべき1品ですね。iiさんが「味の素なしでお願いします」と注文されていたところを見ると、いつもはこれに味の素がふられて出されるんでしょうか。
鶏刺(とりさし)はささ身の刺身。小口切りの小ネギがたっぷりとのせられていて、ワサビ醤油でいただくと、そのしっかりしつつも柔らかい食感に、ついもうひと切れと箸が伸びてしまいます。
そして焼き物。この店はいわゆる焼き鳥メニューはレバー、砂ギモ、串焼、うずら卵の4品しかありません。他にはモモ焼、手羽焼(各550円)という串に刺さない焼き物があるだけ。串焼(1本130円)は白ネギとともに各部位の肉を塩で焼いたもの。いろいろな食感が楽しめます。うずら卵(1本130円)は1串に4個。熱が入ってプチンとはじけた卵が実にうまそうです。(実際うまいっ!)
ビールの後は水割りウイスキー(580円)をいただきます。水割りウイスキーはニッカの「天然水水割りウイスキー」という銘柄の300ml瓶。アルコール度数は10%です。最近、焼酎に力を入れているお店で、あらかじめ仕込み水で割った焼酎を甕(かめ)に寝かしておいて出してくれるところがありますが、この水割りウイスキーも同じような感じですね。製造元で10%の状態まで割ってから出荷されているため、お酒と水のなじみがいいというか、非常に自然な印象を受けます。瓶入りの水割りウイスキーは業務用ではときどき見かけるのですが、普通に市販されていることが少ないのが残念です。
これまた1時間ほどの滞在はふたりで2,760円(ひとりあたり1,400円弱)でした。今度は早い時間に来てレバーや砂ギモなども味わってみたいですね。
菊名駅に向かいながら「ここもいいんですよ」とiiさんにご紹介いただいたのは「丸天ラーメン」。店名のとおりラーメン屋さんなのですが、餃子(450円)のほか野菜イタメ(480円)、肉野菜イタメ(690円)、レバニライタメ(740円)などの一品料理。さらにはツマミ・レバー(500円)、ツマミ・チャーシュー(500円)、ツマミ・メンマ(300円)とはなからツマミであるということをうたったメニューまで並んでいてなにやら呑んべ好みなのです。残念ながら今日は横目で見ただけで菊名駅から電車に乗り込んで帰宅しましたとさ。
今回も楽しい酒場ツアーをありがとうございました。>iiさん
ビール、お新香、鶏刺 / お新香 / 鶏刺
串焼とうずら卵 / 水割りウイスキー / 店内の様子
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