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豪華3本立ての夕食会 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

「このところの悪天候で残念ながら予定していた関サバ(せきさば)が入りませんでした」。そんな店主(マスター)の言葉からはじまった第57回の夕食会。急きょ変更となったメイン食材は金目鯛、岩がき、活車えびの3本だてと豪華です。なにしろ相手が魚なので、今回のように大雨が続いたりすると漁がなくなったりしてしまうんですよねぇ。自然相手で、いたしかたないところです。

いつものとおり最初の1杯だけ生ビールをいただいて、すでにママさんが用意してくれている大皿のつまみをつっついているうちに、本日の参加予定者も続々と集合します。

まず出てきたのは大分産の活クルマエビの刺身、2尾分。しっかりと弾力の強い身はプリプリと甘くて、思わず日本酒(「越乃寒梅 特選・吟醸酒」)を取りに行ってしまいます。日本酒は店の奥の冷蔵庫で冷されていて、夕食会のときはどれをいただいてもいいのです。

クルマエビの頭は焼いて出してくれます。一番外のとんがった硬い殻をはずすと、フワッと湯気が立つエビミソ。カリカリと香ばしい前足の部分の食感ともあいまっていいつまみですねぇ。

定員いっぱいの今日のにぎわい。マイエプロン持参で店主を助けてくれているのは近所に住む酒場通・なおとんさんと、遠路鎌倉からいらしてくれたribbitさんの両名。そのなおとんさんからワインの差し入れもいただきました。しかも2本! そのワインは栓を抜いてしばらく置いておくこととして、まだまだ日本酒が続きます。

続く料理は岩ガキ。三陸産の大きな2個がひとりぶん。ツツツと酢橘(スダチ)を絞って、つるんといただきます。合わせるお酒は「土佐鶴」(純米酒)。

カウンター内の厨房ではあら煮の準備が進んでおり、キンメダイのカブトやタマゴ、肝などが次々に投入されていきます。

大皿から持ってきたのは鮎の塩焼き。今シーズン初の鮎じゃないかなぁ。7月に入って丸々と太っている鮎を頭からがぶり! 内臓のほろ苦さが日本酒とよく合うこと。

キンメダイのあら煮もできあがり、鍋ごとカウンター上のコンロに置かれます。まずは魚の子、内臓あたりを中心に器にとり、「麒麟山(純米吟醸辛口)」でいただきます。あら煮の中には豆腐やきしめんも入っているのがおもしろいですねぇ。

キンメダイの刺身も登場。ピンクの身がたっぷりのった脂で光って、見た目もものすごい。口に含めばまさにとろけんばかりです。

続いて出てきたのは車エビの天ぷら。アスパラの天ぷらなども添えられた豪華版の天ぷらを「司牡丹」(本醸造)でいただきます。

今日のご飯もできあがります。毎回変わるご飯もの。今日はホタテご飯です。帆立がたっぷりと入っていて、これがまたそのまま日本酒のつまみになってしまうのです。なおとんさんや金魚屋さんがカウンターの中に入って、このホタテご飯のおにぎりを作ってくれて、「一ノ蔵」(無鑑査)でいただきます。

今回もまた4時間を超える楽しい夕食会となったのでした。

店情報写真情報前回、関連記事:「黒ブタ.jp」)

《平成18(2006)年7月8日(土)の記録》

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受信: 2006.08.12 08:00

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