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メニューは餃子のみ! … 餃子「亀戸餃子(かめいどぎょうざ)」(亀戸)

金曜日の夕方、総武線沿線での仕事が終わり、まずは亀戸(かめいど)に向かいます。今日のスタートは事前の綿密な計画(笑)にのっとって「亀戸餃子」からです。昨年末の恵み屋オフ会のときに、ももパパさんにご紹介いただいて以来、この界隈に来れる機会をうかがっていたのがやっとかなったのでした。

この店は午後6時半までの営業と、もともと閉店時刻が早いうえに「売切れ次第終了」ということだったので、まずはここを1番目にと計画した次第です。

駅の改札を出て、駅前ロータリーの右ふちに沿ってまっすぐに進むと、突き当たりに「亀戸ぎょうざ」と書かれた縦看板。その矢印に従って右に曲がると、すぐ左側の路地の入口に、また「亀戸ぎょうざ」の看板。これははじめてきた人でもわかりやすくていいですね。その路地を入った先、右手に目当ての「亀戸餃子」はありました。

私の前を歩いていた、大きな買い物袋を下げたおばちゃんもフッと吸い込まれるように店内へ。私もそのおばちゃんに続いて、白地に赤く「ぎょうざ」と染め抜かれた大きなのれんをくぐって店内へと入ります。

店内は正面から左手にかけて2列平行カウンター(片側10人ずつくらい)が店の奥へと続き、その一番手前側で餃子が焼かれています。入口右手には小上がり席があり4人卓が4つ並んでいて、先客は先に入ったおばちゃんも含めて10名ほど(そのうち若い男女ふたり連れは小上がり席)と、比較的ゆったり気味。

「いらっしゃいませ。おひとりさま、左のまん中のほうにどうぞ」と、かなり具体的な指示を出してくれる店のおばちゃんの案内にしたがって、平行カウンターの左側中央部に腰をおろすと、すぐに「お飲み物は?」と聞いてくれます。「ビールを小瓶で」。これも当初の計画どおり。

この店は餃子は「ひとり2人前から」ということで、何も注文しなくても餃子は勝手に出てくるらしいのです。

すぐにビール(アサヒスーパードライ小瓶、350円)と辛子が添えられた小皿が用意され、その小皿にカウンター上に置かれた醤油、酢、ラー油などを準備する間もないくらいのタイミングで最初の1人前の餃子(5個一皿で250円)が出てきました。

どーれどれ。できたて熱々の1個をパクリとほお張ると、やや小ぶりで野菜たっぷりの餃子はあっという間にお腹の中へ。アチチアチチと食べ終わるとすぐに出される2皿目。なんとここまで5分とかかりません。餃子の皿は前のお皿の上に重ねてくれます。

最近は羽根のついたパリパリの餃子もよく見かけますが、ここの餃子はふんわりと皮も具もやわらかく、具は野菜(キャベツや玉ネギ)が多くて、それに豚肉がちょっと混ざってるタイプ。ニンニクっぽい感じはそれほどありません。とにかくスイスイと食べられるので、気がつくとなくなってしまうという状態なので、2皿目は気をつけて、むしろビールを飲むのを主体に、ときどき餃子をつまむことを心掛けて。

カウンターの向かい側に座っているおじさんふたり連れは、2枚目の餃子を2~3個ずつ残して、もっぱら飲んでしゃべっての居酒屋状態。私の前に入ったおばちゃんはといえば、入口から見ると右側カウンターの一番奥のほうに座ってビールの大瓶(500円)を飲みながら2枚目の餃子を食べているところ。先ほど入口側に入ってきたOL風のおねえさんもビールの大瓶をもらって餃子を食べている。そうかと思うと、最初から小上がり席にいたカップルは未成年なのか、それともお酒を飲まない人たちなのか水を飲みながら餃子の皿を重ねていっています。

ちなみに飲み物(酒類)がいらない人は、「いりません」あるいは「お水をください」といえば、グラスと水差しを出してくれます。というか、あらかじめそこここに出てる水差しを近くに寄せてくれるのです。

ただし、ごはん類はなくて、メニューはあくまでも餃子、それも焼き餃子の1人前250円という一品だけです。これはまた潔いですよねぇ。

ま、餃子は皮に炭水化物や糖類が、そして具の肉にたんぱく質が、同じく具の野菜にビタミン類や食物繊維などが含まれている「完全栄養食」のひとつなので、本来はごはんがなくてもいいはずなんですが、日本人としてはどうしてもごはんや酒類がほしくなってしまいますよね。

小瓶のビールを飲み干したところで、これまた当初の計画どおりの展開で老酒(ラオチュウ、150円)をいただきます。小さいグラスに表面張力いっぱいまで注がれる老酒。それとは別にグラスが出され、冷たい水をチェイサーとして入れてくれます。

なにしろ1軒目で満腹になってしまっては2軒目以降に差し支えるので、1軒目の「亀戸餃子」では、餃子をひとり分の最少数である2皿だけ食べて次に向かおうと決めているのです。「ビールの大瓶(500円)に餃子(250円)が2枚でちょうど千円だな」なんて考えながらネットの情報を眺めていると、この店には中国酒の種類が多いことに気がついたのです。今いただいている老酒のほかに、高染酒(250円)、五加皮酒(200円)、白乾(150円)、杏露酒(150円)などがあるらしい。これはそれも飲んでみなきゃということで、綿密な計画の最終案では「餃子2枚と小瓶のビール(350円)に老酒(150円)でジャスト千円」となったのでした。

ゆっくりゆっくり食べてても2皿目も残り2個ほどになってきました。平行カウンターの中を行き来する店のおばちゃんが「次出しますか?」と聞いてくれます。ここでの返事は「もういいです」とことわるか「お願いします」とたのむかのいずれか。うーん。どうしようかなぁ。事前の綿密な計画では「もういいです」と答えないといけないんだけど、食べはじめてみるとやっぱりもうちょっと食べたいしなぁ。しかもまだ入店して15分くらいしかたってないし! 「次、ください!」 あーあ、計画からはずれちゃった。

お皿に最後の1個が残っている状態で3皿目の餃子ができあがってきました。なにしろ餃子は入口にある二つの丸い鉄鍋で連続的に焼かれているので、ほとんど待つことなく出てくるのです。店のおばちゃんは2皿目の残り1個もコロンと新しいお皿に移して、お皿を積み重ねてくれます。薄めの皮がプリプリとつややかなのがいいですね。

老酒もおかわりです。老酒などの中国酒は、カウンター奥の壁の飾り棚のようなところにずらりと並べられており、注文するとその中から老酒の茶色い陶器の瓶を持ってきて注いでくれるのです。

そんなわけで結局30分の滞在で餃子3枚と、小瓶のビールに老酒2杯で、今日は1,400円でした。どうもごちそうさま!

060908a 060908b 060908c
「亀戸餃子」 / ビールの小瓶 / 1皿目

060908d 060908e 060908f
2皿目 / 具は野菜中心 / 老酒1杯目

060908g 060908h 060908i
3皿目 / つややかなな皮 / 老酒2杯目

店情報

《平成18(2006)年9月8日(金)の記録》

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コメント

ついに行きましたね(笑)
本格的な餃子ではなく、軽い感じの餃子なので、酒のつまみにぴったりですね。
錦糸町店はカウンターのみなので亀戸店より狭いですが、ラーメンや炒飯もあります。
ここは8時半頃まで営業しています。
あの辺りで呑む際は、誘ってください m(_'_)m

投稿: ももパパ | 2006.09.24 23:00

やっと行くことができました^^;; >ももパパさん
すいすいと食べられるおもしろい餃子でした。女性ひとり客が多いのもびっくりでした。
>あの辺りで呑む際は、誘ってください
こちらこそ、またぜひミニオフ会等にお誘いください!
錦糸町~小岩方面にも行ってみたいお店がたくさんありますので、ぜひよろしくお願いします。

投稿: 浜田信郎 | 2006.10.08 22:27

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