ガツ醤油や三種食べ比べや … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)
金曜日に「西口やきとん」で食べたガツ醤油の味わいに魅せられて、日曜日の今日は「よじあき」(=開店時刻の午後4時に「秋元屋」)です。もともとガツはあるし、牛ミノの醤油焼きもある「秋元屋」なので、きっとガツ醤油もできるに違いないと思って出かけたのでした。
「よじあき」をねらっていたものの、自宅を出るのがちょっと遅れて店に着いたのは午後4時半。この30分は実に大きくて、店内カウンター席は満席みたいだし、表のテーブル席もすでに1~2席を残すのみ。日曜日に開いているもつ焼き屋さんがあまりないとは言え、「秋元屋」もなんだかますます人気が高くなってきてえらいことになってますねぇ。
「そこの一番奥が空いてますからどうぞ」というたっつんさん(=店を手伝っている男性)の声にしたがって、入口側のカウンターの左奥に進むと、一番端っこがかろうじてひとり分空いています。あぁよかった、と腰をおろしつつ、目の前のよっちゃん(=店を手伝っている女性)に氷なしのホッピー(380円)とセンマイ刺し(280円)を注文します。
いつもお客さんがいっぱいの「秋元屋」ながら、焼き台の幅は焼き手の目が行き届く大きさじゃないといけないので、大きく広げることはできません。したがって、焼き台はつねにもつ焼きでいっぱいで、さらにその横には順番待ちの焼き物の行列までできるくらい。そこで、1品目のつまみとしてはセンマイ刺し、レバ刺しなどの刺身類や、煮込み、ポテトサラダ、キャベツみそ、お新香などの焼き台を使わないですぐに出てくる品物を選んで、それをいただきながら焼き台の空きを待つことが多いのでした。特に開店直後は、みんながいっせいにもつ焼きを注文するので、しばらくは焼き台がいっぱいの状態が途切れないんですよね。
ところが、今日は開店時刻に30分遅刻したのがよかったのか、ちょうど焼き台に空きが出はじめてきた様子。さっそくちょうど目の前に来たたっつんさんに「ガツを醤油味で焼いてもらえますか?」と確認してみたところ、「大丈夫ですよ。最近はガツは醤油味のほうがデフォルトになってるくらいです」とのこと。なんと、そうでしたか。これは全然知りませんでした。「じゃ、ガツ醤油(もつ焼きは1本100円)を2本お願いします」。
そういえば先日にっきーさんやふじもとさんと“よじかわ”したときも、ふじもとさんがジャガバターのバターの代わりに醤油を使ったスペシャルメニュー、“ジャガ醤油”を注文したりしてました。日々新しいメニューが生まれているって感じですね。(表のメニューには載ってないものが多いようですが…。)
なにしろここ「秋元屋」は、店主の秋元さんが大の酒場好き、もつ焼き好きなので、よそでおいしいものを見つけたりするとすぐに取り入れていくし、お客の遊び心にも楽しそうに付き合ってくれたりするのです。少し前にシロ、ヒラ、テッポウを1本ずつみそ焼きでいただいたときも、「ブラインドテストですね!」と喜びながら出してくれたのでした。シロ、ヒラ、テッポウは、同じ豚の腸から部位だけを変えてとるもつ焼き。前者ほどしっかりとした弾力感に富み、逆に後者ほど脂肪のトロリ感が強くて、三者三様の良さがあるのです。沼袋の「ホルモン」で、同様の三種食べ比べをした直後だったので、「ホルモン」のタレ焼きと、「秋元屋」のみそ焼きの違いもよくわかってそれは楽しい食べくらべになったのでした。
期待通りのおいしさのガツ醤油のあとはトマト割り(380円)をもらい、レバのちょい焼きとカシラ、タンシタをそれぞれ塩焼き(各1本100円)を食べて終了。約1時間の滞在は1,640円でした。どうもごちそうさま!
氷なしホッピー / センマイ刺し / ガツ醤油2本
ジャガ醤油 / シロ、ヒラ、テッポウ / 参考:「ホルモン」のもの
トマト割り / レバちょい焼き / タンシタ塩、カシラ塩
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