たっぷりとチキンレバー … 近所のバー
田端を後に山手線で池袋・新宿方面に向かいながら次はどこに行こうかと考えます。当初の計画では、田端の「初恋屋」である程度お腹に入れた後、大塚の「江戸一」に行ってゆっくりと燗酒を楽しむという予定だったのですが、「初恋屋」に入れなかったのでまだ空腹状態が続いている。
なんだかモツ系が食べたいなぁ。
大塚で降りて都電荒川線で「高木」(最寄の電停は庚申塚(こうしんづか))に出てミルクセット(焼酎の牛乳割り)で牛にこみにしようかなという考えも浮かびますが、ふんぎりがつかないまま大塚駅通過。えーい。今日はもう地元に戻っちゃえ。
そんなわけで高田馬場(たかだのばば)から西武新宿線に乗り換えて野方(のがた)へ。目指すは駅近くのもつ焼き屋、「秋元屋」です。
が、しか~~し。店に近づくにつれて、その「秋元屋」も表のテラス席まで人がいっぱい入っている様子がうかがえます。これはやばい。とはいえ、店内のカウンターのところに“かろうじてひとり分”なんて空きかたをしていることもあるので、一応店の前まで行ってみます。入口のところにいるクリちゃん(店を手伝っている男性)に確認してみると、やっぱり現在は超がつくくらい満席でひとりでも入れないとのこと。金曜日の夜8時過ぎなので、予想していたことではあったのですが、残念でした。
ふふふ。しかし、この満席はすでにおり込み済み。こちらに向かう電車の中で、「秋元屋」がいっぱいだったら次はわが家の近所にあるバーに寄って帰ろうと決めていたのでした。
このバーは自宅に近いうえに夜中まで開いているので、一番最後に寄って、カクテルやスピリッツ(蒸留酒)などの飲み物だけをいただいて〆ることが多いお店。ところが実はこのバーは料理が自慢のお店でもあるのです。こんな時間に寄れることも少ないので、お腹がすいてる今日はぜひこのバーの料理を食べてみようと思っているのです。
「こんばんは」と店内に入ると、カウンターの中のマスターが「いらっしゃい。今日はまたずいぶん早いですねぇ」と笑顔で迎えてくれます。
カウンターの中央には女性ひとり客。あれっ!? なんと、まるたんさん(←「秋元屋」のたっつんさんの奥さん)じゃない! 「いやぁ、こんばんは。先日はどうも」なんてあいさつをしながら、カウンターの手前側の席に腰をおろします。たっつんご夫妻や「秋元屋」のみなさんも、このバーにはよくいらっしゃるのです。
さてさて。まずはギネススタウト(600円)からいただきますか。お通し(320円)は枝豆とスモークチーズが出されます。
そしていよいよ料理ですね。なんにしますかねぇ。「牛すじ肉の洋風煮込み」(550円)や「スペアリブ オイスターソース焼き」(630円)、「帆立貝冷製タルタルソース」(840円、小520円)、「フランス鴨のステーキ オレンジソース」(1,050円)などなどと引かれるメニューがたくさんある中、初志貫徹でモツ系の「チキンレバー ガーリックソテー」(520円)を注文します。
この店はマスターがひとりで切り盛り。料理の注文が入ると奥の厨房にこもらないといけないので、お客さんが多いときには、こちらもなかなか料理の注文がしにくいのです。
まるたんさんと歓談しながら待つことしばし、「チキンレバー ガーリックソテー」ができあがってきました。
料理ができあがったタイミングでいただいたのは「ジン+カボス with ソータ」(680円)という飲み物。おおざっぱに言ってしまえば「洋風チューハイ」のような感じですね。モツ料理なので合うんじゃないかと思って注文したのですが、甘みも少なくてピシャリでした。(赤ワインのほうがより合いそうですが…。)
さてその「チキンレバーガーリックソテー」ですが、たっぷりのチキンレバーをソテーし、それを中身をくりぬいたフランスパンの中に詰めて仕上げたもの。チキンソテーだけでもけっこうなボリュームなのに、大きなフランスパンもいっしょに食べられる(くりぬいた中身も横に添えてくれているのです。)ので、これだけで普通の食事といっていいくらいのボリュームです。チキンレバーもおいしいし、うれしいなぁ。
たっぷりの食事も終わって、最後はやっぱりスピリッツ。スパイシーなラム酒のロック(キャプテンモーガン、520円)をいただきます。このスパイシーは、胡椒っぽいスパイシーではなくて、バニラ風味で甘~い感じのスパイシー。デザート的な香りが食後にぴったりですね。
午後10時半まで、2時間ちょっとゆっくりとくつろいで、今日は2,630円でした。どうもごちそうさま。久しぶりにいただいた料理、やっぱりおいしかったです。
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