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5本並んだゲソフライ … 居酒屋「万紫味(ましみ)本店」(逗子)

追浜(おっぱま)を後に、京急本線を金沢八景(かなざわはっけい)まで戻り、そこから京急逗子線に乗り換えて三浦半島の付け根を西岸側に横断。着いたのは京急・新逗子駅です。

本日の2軒目は、これまたG.Aさんおすすめのお店、逗子市民ならだれでも知ってるという居酒屋「万紫味」です。新逗子駅のすぐ近く、逗子市役所の真向かいに支店があり、そこからもう少しJR逗子駅側に進んだ右手路地の中に昭和43(1968)年創業という本店があります。今日は本店に入ります。G.Aさん、iiさんに続いて縄のれんをくぐって店内に入ると、店内は左手に自然木のカウンター、正面に何卓かのテーブル席があり、右手奥は座敷席になっています。カウンター席にも、座敷席にも先客がおり、我われ3人はテーブル席のひとつに座り酎ハイ(400円)で乾杯です。

G.Aさんおすすめの料理はゲソフライ(600円)にぎょうざ(600円)。その2品を注文しておいて、店内のメニューをじっくりとながめてみると、刺身は馬、ホタテ、平貝、サーモン、イカ、タコ、アジ、カツオ、マグロなどがならび、その他、白子おろし、明太子おろし、なす焼、ぶつ、〆さば、煮魚(カレイ)、もつ煮込み、さらにはピーマン肉詰フライ、ハンペンフライ、いかフライ、ゲソフライ、あじフライ、コロッケとフライ系も充実しています。カウンターの上部にある短冊には値段が表示されているのですが、その他の場所にずらりと並んだメニューには値段の表示はなし。値段があるところを見ると600円くらいのものが多いので、そのあたりの価格帯が多いんでしょうね。

メニューの中に「じんだ唐揚」という見慣れない品名を発見。「なんなんでしょうね。」「注文してみましょうか」なんて話になり、すぐに注文。カウンター内の厨房からジャージャーと揚げる音が聞こえてきた後、まず一番に出てきたのがこの「じんだ唐揚」でした。

“じんだ”というのは“小あじ”のことなんだそうで、頭もお腹もとらないまま、片栗粉をはたいてさっと油で揚げたもののようです。揚げているうちに内臓は飛び出してしまうのか、お腹のところには大きな穴が開いています。小さい1尾を丸々口にほお張ると、カリッと香ばしい食感のあと、じっくりと噛みしめると小あじの味わいが口の中に広がります。これはいいつまみですねぇ。

ゲソフライも出てきました。ゲソフライはイカの足5本分をまとめてひとつにして揚げたもの。これが1人前に2個、つまり足10本、イカ1尾分が盛られています。まん中あたりの5本の足が筏(いかだ)のように並んだところをウスターソースをちょっとかけていただくと、ゲソのしっかりとした弾力を次々に感じることができてまさに絶品。うーん。G.Aさんがこれを食べるために、わざわざこの店にやってくるのもわかりますねぇ!

「ここは餃子もうまいんですよ!」とG.Aさんが絶賛するその餃子は、軽く全体にパリッとした羽根が付いたタイプ。パリッとした皮の中には肉と野菜のバランスのいい具がたっぷりです。

酎ハイもおかわりし、「もう一品くらいなにかいただきましょうか。カウンターの上に大皿料理もあるんですよ」という声にしたがって、大皿料理を見に行きます。ひじき煮もおいしそうだけど、みがきにしんの照り照りと黒光りする姿にはかなわないなぁ。みがきにしんをください。この甘ーい醤油味が、関東ならではの料理ですねぇ。酎ハイがすすむこと、すすむこと!

これまた1時間の滞在は3人で5,355円(ひとりあたり1,785円)でした。

060912j 060912k 060912l
「万紫味」 / 酎ハイとお通し / じんだ唐揚

060912m 060912n 060912o
ゲソフライ / ゲソフライの断面 / 自然木のカウンター

060912p 060912q 060912r
ぎょうざ / ぎょうざの具 / みがきにしん

店情報

《平成18(2006)年9月12日(火)の記録》

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