大衆食堂のような!? … 居酒屋「いづみや」(日暮里)
1週間の夏休みも、金曜日の今日も含めて残すところあと3日。日ごろあまり行けない都内東側エリア(いわゆる「酔わせて下町」地帯)に出かけてみることにしますか。
向かったのはその「酔わせて下町」の中で「こういう店を紹介するためにサイトを始めた」と書かれている、日暮里(にっぽり)駅東口にある大衆酒場のような大衆食堂のようなお店、「いづみや」です。
入口引戸を開けて店内に入るとすぐ目の前には2列の平行カウンター。その両側にそれぞれ10人くらいずつ座れるようになっており、一番手前の上部にテレビがあるので、ひとりで来ているお客さんたちは一様にテレビのある入口側を向いています。さらに左手には小さい4人卓が6つ(2卓並びが3列)並んだ小上がり席があります。
昼の11時半から営業しているというこのお店、夕方5時の現在は6~7割りほどのゆるやかな入り。私も入口から見て右手側のカウンター席に座り、「なんにしますか?」と聞いてくれるおかあさんにまずは瓶ビール(サッポロラガー大瓶、450円)を注文します。
店はおかあさんふたりで切り盛りしており、ひとりがフロアの側を、そしてもうひとりが厨房を担当しているようです。
メニューは焼のり(140円)、納豆(190円)、冷やっこ(260円)といった価格帯からはじまって、お新香、目玉焼き、玉子焼、肉豆腐、しらすおろしなどが300円。このあたりが最多価格帯で一番高いのがマグロ刺身の800円。さらにメニューにはのり玉子定食(580円)、肉豆腐定食(670円)、鯖焼魚定食(740円)、カキフライ定食(780円)、とんかつ定食(1,000円)、おさしみ定食(1,150円)といった定食類もずらりと並び、メニュー上もまさに大衆酒場のような大衆食堂のような状態です。まわりのお客さんはと見ると、この時間はつまみとしての一品料理をもらって飲んでる人が圧倒的に多いかな。
そんなたくさんのメニューの中からハムポテトサラダ(350円)を選択。ビールをもってきてくれたおかあさんに注文します。
飲み物メニューはと見ると、ホッピーは400円(ナカは200円)と下町エリアにしてはやや高めの価格設定ながら、その他のものはたとえばコップ酒も200円、酎ハイも290円とさすがに安い。
出てきたハムポテトサラダは楕円形の皿にまず千切りキャベツとパセリが盛られ、その上にスライスしたハム(幅4センチほどのもの)が3枚、そしてポテトサラダがひとかたまり添えられています。このハムポテトサラダは比較的人気があるようで、何人かが同じものを注文しています。
小上がり席に陣取る年配のグループ客は、早い時間から飲んでたのかすっかり赤ら顔でニコニコと楽しそう。でもけっしてうるさくはない盛り上がり方が大人ですねぇ。
山手線の駅前なのに、なんだかゆったりゆったりと時間が流れる感じ。このふんわり感がいいですねぇ。
新しい店に来たら、やはり2品と2杯くらいはたのまないと悪いかなぁ、なんて考えちゃうんですが、まわりのおじさんたちの様子をみていると1品と1杯くらいで千円以内の支払いを済ませると、さも当然のようにサクッと出ていっている。まさにちょいとひっかけに来たって感じですね。
じゃ、まだ何軒かまわりたいので、私も1軒目はこんなところで。どうもごちそうさま。1時間弱の滞在は800円でした。
今度は昼下がりくらいの時間帯に、もっと長時間ゆっくりとくつろいでみたいですね。
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