ゆったりのんびり … 近所のバー
刺身を堪能した後は近所のバーでしめのお酒です。まずいただいたのは秋らしく梨(ナシ)とブランデーのカクテル「ハッピー・プリンセス」(730円)。このバーのフルーツカクテルはすべてフレッシュフルーツを使ったもの。「ハッピー・プリンセス」も梨の皮をむいて、実をミキサーで砕くところからはじまります。
魚介類も夏の名残と冬のはしりが混在するいい季節ですが、果物もそうなんですね。今日のおすすめカクテルのメニューにもスイカの「マジィ・ルージュ」(580円)や巨峰の「エスポ・アール」(840円)、パイナップルの「ハバナ・ビーチ」(680円)、桃の「エンゼル・ハート」(680円)などが並んでいます。
梨の風味たっぷりの「ハッピー・プリンセス」をお通し(310円)の枝豆とスモークチーズをつまみながらいただきます。
今日のバーには先客はなし。マスターは話しかければいろんなお話を聞かせてくれますが、黙っていればマスターも黙っている。ボォーッと静かな時間を過ごすことができるのです。こういう空間もバーならではですね。まさにゆったりと酒場浴です。
1杯で帰る予定だったのですが、あまりのゆったり感にもうちょっと。今度は「ボウモア12年」をストレートでいただきます。「ボウモア」は私の大好きなアイラ島のウイスキーのひとつ。ゴクンと飲み干したときに、鼻の奥からフッと香る海草のような香りがいいのです。
料理もいただこうかな。今日はなんだかスモークサーモン(520円)や紅茶鴨の燻製(480円)など、燻製系の料理に引かれるなぁ。よし。サバの燻製(480円)をいただきましょう。
皮付きのまま燻製にされたサバは、特にその皮の部分が美味。これはいいできですねぇ!
「ボウモア」に続いては「カティサーク12年」をミスト(クラッシュドアイスで作るロック)でいただきます。カティサークは「最後のティー・クリッパー」と呼ばれている帆船の名前で、10年ほど前に仕事でイギリスに出かけたときに本物(展示されているもの)に乗ってきたのです(関連記事)。最新快速帆船として建造されながらスエズ運河の開通などにより帆船の時代は終わりを告げ、汽船にとってかわられていったという悲しい船なのです。ウイスキー「カティサーク」のラベルの絵に描かれている帆船が、このカティサーク号です。
ゆったりのんびり2時間弱の滞在は2,990円でした。どうもごちそうさまでした。
ボウモア12年 / サバの薫製 / カティサーク12年
| 固定リンク
コメント
おお~なんだかオシャレですね♪バーにはなかなか敷居が高く感じて行かないんですが、秋っぽくしっとり行ってみようかなって思いました。
投稿: 幸っち | 2006.10.10 12:23
>幸っちさん
いつも近所の人たちでにぎわっているこのバーなのですが、この日はたまたま他のお客さんがいなくて、ゆったりとした時間を過ごすことができたのでした。
投稿: 浜田信郎 | 2006.10.15 19:37