豊後水道の秋鯖 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)
「秋元屋」を出て、西武新宿線の線路沿いに約10分ほど歩くととなり駅・都立家政(とりつかせい)です。もう1軒、「竹よし」に寄って帰りましょう。
日曜日、午後5時半の「竹よし」は先客はひとり。入口右手の直線カウンター6席分の手前のほうに座っている男性ひとり客の後ろを通り、カウンターの奥から2席めくらいに腰をおろし、燗酒(菊正宗、350円)を注文します。今日のお通し(200円)はさらしクジラ。これまた大好物のひとつなので、いきなりうれしいですねぇ。
すぐに「丁稚飲酒帳」のdetchさんも到着です。先ほど「秋元屋」でちょっと離れた席に座っていたので、携帯メールを使って「2軒目は竹よしに行きましょう」と示し合わせていたのでした。detchさんは冷酒「大山・原蔵(原酒)」(550円)からスタートです。
今日の刺身は豊後水道のサバ(600円)、生クジラ(700円)、もどりカツヲ(600円)、タイ(750円)、しらうお(400円)など。そんな中から豊後水道のサバ(600円)をいただくと、身がよく締まっていてさすが秋鯖です。
カウンターの上段には大皿に盛られた衣かつぎもドンと置かれています。日曜日はお客さんが多いので、待ってもらってる間にちょっとつまんでもらおうと仕入れたのだそうです。なにしろ店主ひとりで切り盛りしているので、お客さんが増えてくると料理のできあがり待ち時間も延びてくるのです。どれどれと衣かつぎをひとつつまんじゃいました。
そこへ常連のYちゃん(女性)も登場。いつものように生ビール(500円)と大好物らしいタラの白子焼き(550円)を注文します。「それじゃ我われも」と白子焼を便乗注文。照り焼っぽく仕上がった白子焼は、香ばしい外の皮をプツッとかじると、中からはあったかトロトロの白子があふれ出るという絶妙の食感。「自宅でまねしても同じようにはできないのよ。やっぱり白子の鮮度が違うのねー」とYちゃんも満足そうです。
detchさんが注文していたタラのあら煮(600円)もできあがってきました。大きな丸皿に盛られたあら煮は、「本当にこれがアラなの!?」というくらい身がたっぷり。いっしょに煮込まれた豆腐もうまいなぁ。
お酒も何本かおかわりし、1時間半ほどの滞在はdetchさんとふたりで4,200円(ひとりあたり2,100円)でした。どうもごちそうさま! detchさん、おつきあいいただきありがとうございました。
「竹よし」から徒歩10分ほどの自宅に帰ると、今日は今シーズン初のおでん! やったー。おでんも大好きです。日本酒はけっこういただいてきたので、今日はサントリー角瓶の水割りでおでんをいただきます。角瓶の水割りは、良くも悪くもあまりウイスキー特有の燻製っぽい香りが強くないので、こうやって料理に合わせて、食中酒としていただくことができるのです。ちょっとだけ食べて終わろうと思っていたのに、大根、ロールキャベツ、牛スジからはじまって、2巡目は玉子、里いも、エビ入りさつま揚げ。さらに3巡目はゴボウ天とコンニャクまでいただいて、もう大満腹です。んー。最後におでん茶漬けにしようと思ってたのに、そこまで行きつきませんでしたねぇ。これからの季節、おでんや鍋の登場回数が増えてくるのがうれしいですね。
菊正宗 / さらしクジラ / 大山・原蔵
豊後水道のサバ / 衣かつぎ / タラの白子焼
タラのあら煮 / 今日のメニュー / 自宅のおでん
角瓶の水割り / おでん2巡目 / おでん3巡目
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