中華8品コースが2千円 … 中華料理「福園(ふくえん)」(横浜・新杉田)
平成13(2001)年10月から横浜での単身赴任生活がはじまって、はや5年。もともと中華料理は好きだったのですが、こちらに来て中華料理をいただく機会はますます増えたように思います。というのも、横浜中華街はもとより、それぞれの町にわりとしっかりとした中華料理屋があるからです。
たとえば職場の最寄駅であるJR根岸線・新杉田駅界隈にも、その磯子駅側のガード下っぽいところに、駅に近い側から「中原亭(なかはらてい)」「福園(ふくえん)」と2軒の中華料理屋があり、いずれも昼夜ともに人気を博しているのでした。
私自身、昼食はどちらの店でもいただいたことがあるのですが、夜の部は「福園」しか行ったことがありません。というのも「福園」には8人くらいで囲める大きな円卓がふたつと、テーブル席が何卓か並んでいて、職場のメンバーとやってくるのに都合がいいのです。ちなみに「中原亭」のほうはカウンター席+テーブル席という構成なので、こちらは逆にひとりでも入りやすい造りです。とはいえ「福園」にもひとり客は多いので、「カウンター席がある」=「ひとり客が多い」とは限らないようです。
さて今日は職場の仲間と予約して「福園」です。10人で大きな円卓を囲みます。本来は8人程度用の円卓なのですが、10人でも座れないことはない。せっかくのメンバーがふたつの卓に分かれてしまうよりは、ちょっと狭くなってもみんなで1卓を囲めたほうが楽しいですもんね。
この円卓が、グループできた場合の「福園」のいいところであることは先ほど書きましたが、もうひとつ、この店のいいところは安い値段でコース料理が食べられることにあります。コースは2千円、3千円、5千円の3種類で、なんとふたりから、そしてその場で注文することが可能なのです。
どのコースも前菜から始まって、デザートの杏仁豆腐までの8品。値段によって内容が違うんですね。たとえば最初に出される前菜は2千円で「二種前菜の盛り合せ」なのが、3千円では三種となり、5千円では「福園特製前菜盛り合わせ」となります。各品でこのような差がつけられているわけですね。
そんな中、我われがよく注文するのは一番安い2千円のコース。先ほどの「二種前菜の盛り合せ」(鶏肉と叉焼)からはじまって、「エビとイカの塩味炒め」、「若鶏とナッツの唐辛子炒め」、「麻婆豆腐」、「春巻」と続き、ここで6人以上で来た場合のサービス品である「酢豚」が出されます。6人以上だと1品サービスされるのは他のコースも同様です。そして最後は「炒飯」「コーンスープ(粟米湯)」が出され、デザートの「杏仁豆腐」で終了。きっちりと満腹になって大満足のコースなのです。
飲み物のほうも乾杯のビールではじめて、紹興酒のボトルを何本かいただくというのがいつものパターン。8人以上でくると紹興酒のボトルを1本サービスで出してくれるのもうれしいですね。
ここでの宴会は特に時間制限はなくて、今日はゆっくりと2時間半ほど。お勘定は10人で3万3千円(ひとりあたり3,300円)ほどでした。ひとりで来るも良し、グループで来るも良しのなかなか応用のきくお店です。
近くの「中原亭」のほうにはコース料理こそありませんが、砂ギモ、豚耳、ハチノスを盛り合わせた「もつ盛り」(400円)などの、いかにも呑んべ好みするつまみメニューもあるようですので、こちらもぜひ夜の部に出かけてみたいと思っているところです。
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