人気の割烹くずし … 立ち飲み「徳多和良(とくだわら)」(北千住)
北千住での3軒目は割烹くずし「徳多和良」です。地元在住のH氏は、この店ももちろん常連さん。ちょっと顔をのぞかせただけで、満員の店内から、そして店主から親しげに声がかかり、みんながギュギュギュっと詰めてくれて、右手にふたつ並んだ立ち飲みテーブルの一番手前に、あっという間にふたり分の立ちスペースが現れます。みなさんどうもありがとうございます。
今日も抹茶割り(315円)をもらって乾杯です。生ビール(エビス)や日本酒(初孫など)、焼酎(黒甕、宝山、吉酎白・黒、村正など)、サワー類などがいずれも315円均一で並ぶなか、ここに来るとなんだか抹茶割りをたのんじゃうんですよねぇ。緑色もきれいだし。
抹茶割りを飲みながらメニューの確認。今日の315円メニューは生とり貝刺、鱈昆布じめ、鯛松皮造り、さより刺、しめさば、いたや貝バター焼、国産ししゃも、生にしん有馬煮、たこ桜煮、肉じゃが、白魚玉子豆腐、めごち天ぷら、どんこ椎茸天ぷら、あん肝、焼はも土佐酢、帆立のり酢、ほや塩辛、加茂茄子揚げ浸し、かぶ千枚漬け、花わさび酢漬けの20種。420円のものは生かき、生うに酒盗漬け、海老しんじょ揚げ、あじ塩焼の4種。そして驚きの840円というメニューが鯛姿焼です。
「この店で840円って珍しいよねぇ。」「よほどすごい鯛なのかなぁ。」「でももうけっこう食べてきたから、1尾丸ごとは食べられないね」なんてH氏と話していたら、カウンターの常連さんが「鯛の姿焼きはすごいよぉ」と言いながらひと切れ(しかも、とても大きいひと切れ!)分けてくれました。これがまた塩加減も絶妙で本当にうまいっ!
そんな鯛を堪能しつつ、まず注文したのは海老しんじょ揚げ(420円)とかぶ千枚漬け(315円)の2品。海老しんじょ揚げは直方体のような形で揚げられたものがスライスされて出てきます。カリッと揚がった表面と、中の海老肉のふんわり感のバランスがいいんですよねぇ。練り物好きにはたまらぬ一品です。
かぶ千枚漬けは、お新香大好き人間のH氏待望の一品。かぶの漬物は私も大好きです。
立ち飲みカウンター上に置かれた食材の中で椎茸があまりに立派だったのでどんこ椎茸天ぷら(315円)も注文。315円という立ち飲み価格ながら、注文を受けてから生椎茸から準備して揚げたての天ぷらを出してくれるのがうれしいですね。ちょっとスダチを搾って、塩をつけていただくと、予想どおりのプリプリの食感です。んー。軸までしっかりとうまいなぁ。
抹茶割りもおかわりしたところでカウンター席に空きができてきて、立ち飲みテーブルから移動させてもらいます。やったーっ。はじめて立つカウンター席だ。
カウンター席に立つと、大皿に盛られた料理がよく見えます。「これはなに? アナゴかな? え? ハモ? そうか、ハモなんだ。これもひとつお願いします」。大皿からカウンター内の厨房に移り、仕上げられるハモ。まさにオープンキッチンで調理の様子もよく見えますねぇ。出てきたのは焼はも土佐酢(315円)です。“うざく”(うなぎとキュウリの酢の物)のハモ版のような感じですね。あぁ、このさっぱり感がハモですね。ウナギやアナゴは見るからに脂ぎっていていかにもって感じなのですが、ハモは淡白そうに見えて、実はウナギやアナゴと同じくらい脂も多いんですよねぇ。
2時間弱で、ふたりで抹茶割り5杯と315円料理を2品、420円料理を1品いただいて、お勘定は2,625円(ひとりあたり1,300円ちょっと)でした。今日もどうもごちそうさまでした!
「徳多和良」 / 抹茶割り / 鯛姿焼ひと切れ
海老しんじょ揚げ / かぶ千枚漬け / どんこ椎茸天ぷら
大皿のハモ / 焼はも土佐酢 / 立ち飲みカウンター
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コメント
このときの鯛の全景です。
美味しくって、たべでもありました。
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投稿: Q | 2006.11.15 00:36
その節はありがとうございました。>Qさん
こんなに立派な鯛だったんですね!
これで840円は安いですよねぇ。
あらためて驚きました。
投稿: 浜田信郎 | 2006.12.17 21:17