地魚を追いかけて … 居酒屋「海彦(うみひこ)」(横浜・新杉田)
全国の市の中で第1位の人口(2006年11月1日時点で360万人以上)を誇る横浜市は、そのエリアも広くて市内16の区は、東は東京・川崎から続く京浜工業地帯からはじまって、北西部は多摩丘陵、そして南部は三浦半島へと続きます。
私の職場のある磯子(いそご)区は、市内でもかなり南のほう。三浦半島の入口に位置している他、近くに魚市場で知られる横浜中央卸売市場・南部市場もあるなど、新鮮な魚が手に入りやすい地域なのだそうで、地魚を売りにしている居酒屋も多いのです。
職場の仲間5人でやってきたのは、新杉田駅近くの地魚がおいしい居酒屋「海彦」です。
店内は大小のテーブル席がずらりと並んでいる他、奥には小上がりの座敷席も何部屋かあって、100人以上入れる規模のお店です。
水曜・午後7時半の店内はテーブル席はほぼ満席。我われ5人は奥の小上がりのひとつに案内されます。
焼酎のボトル(黒甕720ml、2,980円)をもらって乾杯し、お通しのマグロ赤身のにぎり(←珍しいお通しですよね!)とカナッペをつまみながら、おもむろにメニューを確認します。
魚中心のメニューは「本日のおすすめ」が珍味三種盛り(蟹味噌、酒盗とろろ、烏賊麹塩辛)780(各単品480)、新秋刀魚刺身600、新秋刀魚塩焼き600、地鶏網焼き800、カキフライ600、塩焙り銀杏400、鮪のカマ焼き800~、鮪尾の身フライ・デミソース550、茹で鮪・粒マスタード仕上げ600、名物活あなご天ぷら・白焼き各1,200、ジャンボ出し巻き卵焼き980、えび上海ソースがけ600、タルタルツナタツタ520、鶏手羽焼き480、鶏手羽甘辛揚げ480、本にがり寄せ豆腐480、もろ味噌きゅうり380、姫さざえ500、いいたこから揚げ500、豚キムもやし炒め600、きゃべつのコンビーフ炒め550、揚げ出し豆腐450、あげたて納豆唐揚480、あげたて厚揚げ420、屋台風ソース焼そば550、塩にら小女子焼そば600、復活!ソース焼飯500、殻ごと海老マヨ600の品々。
そしてもう1枚が「三浦あらかると」と書かれたメニュー。こちらには三崎鮪刺身中トロ1,200・赤身800、うに・イクラ盛り1,000、珍しい赤さば680、金目鯛刺680、いなだ刺600、〆さば600、しょっこ刺650、活みる貝刺680、鯵刺・たたき580、真いわし刺700、白身魚カルパッチョ880、あぶり〆サバ650、小メロン・ピリ辛漬物480、かんぱちカマ焼き80、かます塩焼き580、縞いさき塩焼き580、天婦羅盛り合わせ980、地魚から揚げ盛り780、特大かわはぎ煮付け900、樽生かき酢680、辛カキ酢680という品々が並んでいます。
まずは三浦半島の地魚の中から、いなだ刺(600円)、しょっこ刺(650円)、活みる貝刺(680円)の3品をもらいます。
イナダは関西で言うハマチ。35~60センチ級のブリのことを指します。ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ(関西ではツバス→ハマチ→メジロ→ブリ)と出世する中の下から2番目ですね。
ショッコというのは漢字では「汐っ子」と書いて、夏から秋口に黒潮にのってやって来る当歳(←今年誕生)のカンパチのことを言うのだそうです。季節の魚なんですね。
焼酎もおかわり(2本目からはオリジナル甕焼酎、1,500円)しつつ、次にいただいたのは地魚から揚げ盛り(780円)と、上で紹介した特別メニューとは別に各テーブルに用意されている定番メニューの中から鯵のナメロウ(610円)と地ダコぶつ切り(610円)を注文。出てきた地魚のから揚げは、大きな魚から小さな魚までいろいろ混ざっていて、みんなで奪いあうようにいただきました。これで780円は安いなぁ。
さらに焼酎をおかわりするころにはすっかりできあがってきて、地魚以外の料理にも食指が動きます。地鶏網焼き(800円)に塩焙り銀杏(400円)、丸イカ姿浜焼き(580円)、カニサラダ(580円)です。
午後10時過ぎまで約2時間半の滞在は5人で15,345円(ひとりあたり3,069円)でした。三浦半島の地魚、いいですねぇ!
しょっこ刺 / 活みる貝刺 / 地魚から揚げ盛り
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