入口横の人気席!? … やきとり「鳥佳(とりよし)」(横浜・上大岡)
祝日前、午後7時半の「鳥佳」はカウンターもテーブルもびっしりと満席。「おひとりでしたら、こちらでいかがでしょう?」と案内されたのは、入口横の日本酒冷蔵庫のところ。「あ。いいですねぇ! ぜひここで」と答えると、すぐに椅子を用意してくれます。「ポツンと離れた特別席ですね(笑)」と聞くと、「ここは意外と人気席なんですよ!」とおにいさん。たしかにそうかも。さっそくウーロンハイ(420円)と小腹セット(700円)を注文します。
小腹セットの一皿めはカシラ、タン、ハツの塩焼き。三者三様に含まれているアブラの量(カシラ>タン>ハツ)や食感が微妙に異なっているのがおもしろい。(単品価格はタンが150円で、それ以外は130円)
カウンターの手前に座っていたふたりが帰り、「じゃ、こちらにどうぞ」とおにいさんにうながされて、冷蔵庫上の特別席(?)から、カウンターの一番端っこに移動すると、タイミングよく二皿めの皮、レバー、シロのタレ焼き(単品価格は各130円)が出てきて、小腹セット終了です。単品価格の合計800円分がセット価格700円でいただけるんですね。
ガラリと入口引戸が開いて入ってきたのはサラリーマンふたり連れ。「おひとりはカウンターで、もうおひとりはこちらの冷蔵庫の上になるんですけどいいでしょうか?」と店のおにいさんが確認しています。「あ。私、代わりましょうか? その席もけっこう気に入っているので(笑)」とおにいさんに声をかけて、カウンター側の席をふたり連れに譲ります。
この冷蔵庫の席は、ポツンと離れているので(と言っても50センチほど)、なんとなく落ち着けるのと、日本酒の注文が入るたびにここから一升瓶が取り出されていくので、どんな銘柄のお酒があるのかがよくわかるのです。
「何度も場所を変わっていただいてすみません」とおにいさんが持ってきてくれたのは天然マダイと天然ブリの盛り合わせ。どちらも単品では500円の黒板メニューです。わぁ。なんだかかえって悪いことをしたような。立ち上がって焼き台の前にいる店主に「どうもすみません。ありがとうございます」とお礼をいうと、店主もちょっと手をあげてニコッと会釈してくれます。
こうなると日本酒ですね。「竹鶴」(530円)をぬる燗でお願いします。
燗酒はチロリで湯煎され、そのまま出されます。注文どおり、ややぬるめにつけられた竹鶴でいただくタイとブリのうまいこと! この店は焼き鳥(もつ焼き)もさることながら、黒板メニューに書き出される魚もおいしいんですよねぇ。
1時間ちょっとの滞在は1,650円でした。どうもごちそうさま。
ウーロンハイ / カシラ、タン、ハツ(塩) / 皮、レバー、シロ(タレ)
天然マダイと天然ブリの盛り合わせ / 「竹鶴」燗酒
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