日曜日も満員 … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)
昨夜、というかほんの数時間前まで「北島亭」で満腹以上の状態になるまで美味しいものをたくさんいただいて、ワインをしこたま飲んだのに、一夜明けて朝になるとそんなことはまるでなかったかのように空腹になってるのがくやしいなぁ。この空腹感の数パーセントでも昨夜残っていたら、もっとたくさん食べられたのになぁ。
そんなわけで、今日は朝から昨日全部は食べられなくてお土産に持ち帰ったシャラン産鴨のローストです。昨夜の焼きたての状態と比べるとピンクの度合いはまったく違うものの、やっぱり味はいいですねぇ。ブール(自家製の小さい丸いパン)もたくさん添えてくれています。
こうなると、朝からワインが飲みたいくらいだけれど、それをやっちゃうと日曜日1日を棒に振っちゃうのでグッとがまんして、これまたたくさん添えてくれていた焼き栗をいただいて朝食終了です。
いつもの日曜と同じく、ブログの記事を書いたり、録りためたビデオを見たり、本を読んだりしてるともう午後5時。夕食前にちょいと日曜日恒例の近辺散歩に出かけますか!
トコトコと歩くこと15分ほどで到着したのは「秋元屋」。いつものことながら店内はほぼ満席で、かろうじてひとり分空いていたカウンターの奥のほうに腰を落ちつけて、まずは氷なしホッピー(380円)にお新香(180円)、そして焼き物もレバ、シロ、ハラミを味噌で注文します。
すぐに出されるホッピーとお新香(キャベツとキュウリ)。この時間帯、焼き台はフル回転なんだけど注文に追いつかない状態が続くので、焼き物以外のつまみをもらって、それをつっつきながら待ちます。この店の場合、お新香やポテトサラダ(280円)、マカロニサラダ(280円)、冷しトマト(220円)、オニオンスライス(220円)、みそきゅうり(180円)、きゃべつみそ(100円)などのサイドメニューも充実しているので、焼き物を待つ間もまったく苦になりません。
11月に入っていくぶん涼しくなってきたので、最初に煮込み(320円)をもらっている人も多いようです。あ。夏の間お休みしていた、煮込みの玉子入り(380円)も復活したんですね。玉子は大好きなので、煮込みもつい玉子入りのほうをたのんじゃうんですよね。
さぁ、まずはレバ味噌から焼きあがってきました。ここの味噌ダレはピリッと辛くて、どのもつ焼きとでもよく合うのですが、特にレバやチレとの相性はいいですよねぇ。追いかけるようにハラミ味噌とシロ味噌も出てきます。もともとがピリッとしているので、このままでもOKなのですが、さらに一味や七味をかけて食べるとさらにホッピーが進みます。
氷なしホッピー(380円)をおかわりすると、キンキンに冷えたジョッキごと新しいものに交換されます。
次なるもつ焼きの注文はガツ醤油にアブラ塩、そしてチキンボールです。ガツ(豚の胃袋)を素焼きにしておいて、最後にさっと醤油をかけて仕上げるのがガツ醤油。プリッとしたガツの弾力感と、焼けた醤油の香ばしさに最近どっぷりとはまり中の一品なのです。アブラは豚の腸まわりについている脂肪分。トンカツやポークソテーなどに付いている肉の脂肪とは違って、クニュクニュっとした中になんとなく弾力感があるアブラは、焼酎との相性が抜群です。
チキンボールはいわゆるツクネ。自家製のツクネを出すもつ焼きの名店が多い中、「秋元屋」のチキンボールは自家製ではないらしく、店主にとっては課題の残る品物なのかもしれないのですが、お客さんたちからは人気が高く、私自身もここのスパイシーなチキンボールは大好きで、注文することが多い品なのです。そういえばコロッケやメンチカツも、店主に言わせれば「市販のものを買ってきて焼いてるだけですよ」というものなのですがとても人気があって「お土産用に焼いてください」と注文している人もいるほどです。でもいつかこのチキンボールを越える、自家製のツクネが出てくるとうれしいですね。
約1時間の滞在はホッピー2杯にお新香ともつ焼き6本、席料100円が加わってお勘定は1,640円。「どうもごちそうさま」と満員の客が途切れることのない、午後6時過ぎの「秋元屋」を後にしたのでした。
お土産の鴨ローストなど / お新香 / レバ味噌
ハラミ味噌、シロ味噌 / ホッピー / ガツ醤油、アブラ塩、チキンボール
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