改装工事終了! … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)
いつ行っても満席の「秋元屋」。その満席状態に対応するため、去る11月20日(月)から1週間お店を休んで、改装工事が行われました。今日、日曜日は「よじあき」(=土日の開店時刻である午後4時に合わせて「秋元屋」に出かけること)して、どんなお店になったのか見に行こうと思っていたのに、家を出るのがうんと遅くなり、「秋元屋」に到着したのは午後8時。「はちじあき」になってしまいました。
予想どおり店内は満席。奥にひと部屋10人分くらいのスペースが増えているはずなのですが、それでも満席状態は解消しないんですねぇ! すごい人気です。
この時間帯、店主自ら入り口のところに立って、表の接客を担当しています。その店主が「角にひとり入れてあげて」と声を掛けてくれて、カウンター手前角をはさんでいる人たちがちょっとずつずれてくれます。「すみません」と両側に声を掛けて、空いたスペースに着席。コの字カウンターの向こう側にはなんと「石松」のマスターも座っています。その「石松」のマスターに遠くから会釈して、さっそくこちらも氷なしホッピー(380円)を注文します。
奥に部屋ができると聞いて、店の雰囲気がかなり変わってしまうんじゃないかと心配していたのですが、こちら、カウンター側に座っている限りはほとんど以前と変わらない感じです。というのも、新しくできたスペースには、以前、冷蔵庫などがあったところへと続く入り口とほぼ同じところからアクセスするようになっていて、それまであった壁は壁のまま残されているので、こちら側の空間にはほとんど変化がないのです。
あ。そうそう。こちら側での変化と言えば、テラス席のテーブルが、ビール箱を重ねた簡易テーブルから、本格的なテーブルに変わったことくらいでしょうか。
店内の雰囲気があまり変わっていないことに安心したところで焼き物の注文です。まずはこのところはまりまくっているガツ醤油(特筆しない限りもつ焼きは1本100円)を2本と、アブラ塩、カシラ塩をそれぞれ1本ずつ注文します。
店は10席分ほど大きくなったものの、焼き台は以前と変わっていないので、もつ焼きの順番待ちは以前にも増して大変そうです。
久しぶりにメンチカツもいただいてみようかな。「ごめんなさい。メンチカツは売り切れなんです」ありゃ、残念。「それじゃ、ハムカツ(200円)ください」「はーい。ハムカツですね!」
ここのメンチカツ、ハムカツ、コロッケは、市販されているものを炭火で炙って出してくれるのです。「売ってるものを焼いただけですよ」と店主は謙遜するものの、「お持ち帰り用にお土産で焼いてください」という人もいるほどの人気の品。なかなか普通のお宅には炭火はありませんもんねぇ。こういうカリッとした焼きあがりにはなりにくいのでしょう。
2杯目として氷無しの黒ホッピー(380円)を注文したところで、まわりからシロ(豚の腸)の注文が連続的に飛んだので、私も便乗してシロタレを1本いただくことにしました。
奥に新しくできた部屋にも空きができたらしく、「奥でいっしょに飲みませんか?」と「石松」のマスターが声を掛けてくれました。やったーっ!
奥の部屋は、カウンター側から見て壁の裏側が新設のトイレになっていて、その向こう側に壁に沿ってL字型にベンチシート(詰めて8人分ほど)が造りつけてあり、移動できるふたり掛け(正方形)のテーブルが6卓。そして移動できる丸椅子も数脚。グループの人数などに応じてテーブルを並べ替えたりできる仕組みです。
以前トイレだった場所は、比較的大きな流し台に変身しており皿洗いなどの作業も以前よりははるかに楽そうです。そのとなりにはドデカイ業務用の冷蔵庫が新規導入されています。
天井には船舶用のもののような裸電球が灯っていて、暖かい明るさを提供しています。
しかし、カウンター側の雰囲気が以前とちっとも変わっていなかったことからもわかるとおり、こちら側の新設部は良くも悪くも、以前からの「秋元屋」の部分とは完全に独立した存在になっているのです。しかも、新しくできたトイレも広くて、きれい!
奥の間では、「石松」のマスターが飲んでいた「天使の誘惑」を分けていただいたり、トマト割り(380円)を飲んだりして過ごすうちに、「秋元屋」の店主や常連さんたちも徐々に増えてきて、閉店時刻を過ぎるまで新装オープンのお祝いで盛り上がったのでした。
たっぷりと3時間半の滞在は2,480円でした。
ガツ醤油2本とホッピー / アブラ塩とカシラ塩 / ハムカツ
奥の間でシロタレ / 「天使の誘惑」 / お新香
トマト割り / ウインナー / らっきょ
厚揚げ / アスパラ / 赤カブ漬け
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