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金曜日は西武線沿線で … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)など

横浜からの帰り道、ふらりと立ち寄ったのは沼袋(ぬまぶくろ)のもつ焼き「ホルモン」。金曜日午後8時過ぎの店内は7~8割の入りで、私は2列平行カウンターの手前(駅に近い)側、テレビもよく見える場所に座り、まずは小瓶のビール(サッポロ黒ラベル、310円)とお新香(100円)をもらって開始です。今日のお新香はキュウリと白菜ですね。

もつ焼きのほうは、例によってレバと子袋のちょい焼きを、それぞれ2本ずつ(もつ焼きは各1本100円)。この店には生(刺身)というメニューはないのですが、「ちょい焼き」とお願いすると炙る程度に軽く焼いて醤油またはポン酢醤油をかけて出してくれるのです。「ちょい焼き」でお願いできるのはレバと子袋のみです。

ちょい焼きが出てきたところで飲み物も焼酎(サッポロ、210円)に切りかえて、梅エキスをたらしていただきます。

焼き物のほうはウズラとテッポウをタレで1本ずつ。ウズラはウズラの玉子のことで1串に3個刺さっています。テッポウは豚の直腸。どちらもタレ焼きがよく合いますねぇ。

続いてはアブラとオッパイ。こちらは塩焼きで1本ずつです。アブラは腸のまわりについた脂。オッパイは豚の乳房の部分と、両方とも脂肪の甘さをいただく一品。素材が新鮮なお店だけでおいしくいただける品々ですね!

卵つきの子袋も塩焼きで出してくれます。これは普通の子袋のまわりに小さい卵がプツプツとついたもの。ときどきこういう子袋に当たることがあるのだそうです。

そこへ現れたのは近所の酒友・にっきーさん。ちょうどテーブル席が空いたので、ふたりでそちらに移動して乾杯。にっきーさんは煮込み(290円)をもらっています。ここの煮込みはミソ味で、いろんな部位が煮込まれているタイプ。もちろん冬場の人気の品です。

私のほうは生揚げとハンペン(各100円)を注文。この店にはもつ焼き以外にもピーマン、シシトウ、シイタケ、ネギなどの焼き物があるのでした。

生揚げは、小ぶりに切った2個の生揚げを串に刺して焼き、仕上げにおろし生姜と刻みネギをのせて醤油をかけたもの。ハンペンは同じく小ぶりに切った2切れのハンペンを串に刺して焼き、醤油をかけたもの。実はもつ焼き以外もおいしいのです。「どうですか?」初めて食べたというにっきーさんに感想を聞いてみると、にっきーさんも気に入ってくれた様子です。

1時間ちょっとの滞在は、別々の会計で私は2,010円でした。「どうもありがとうございました」と笑顔で見送ってくれる店主に「ごちそうさま!」とお礼を言って、にっきーさんとふたり沼袋駅から電車に乗り、向かった先は鷺ノ宮(さぎのみや)です。

にっきーさんたちとの連名のキープボトル(スーパーニッカ)のある「ペルル」に行くと、店内はクリスマスパーティーの真っ最中。煮付けたカキや、お客さんのお土産の蒲鉾をつまんだり、だれかの開けたワインのご相伴にあずかったりしながら満員のお客さんたちと楽しい時間を過ごすうちに、あっという間に閉店時刻の11時半。お勘定はふたりで1,300円(氷セット(500円)二人分+炭酸1本(300円)、ひとりあたり650円)でした。

「もう1軒行きましょうか!」と「満月」をのぞいてみると満席。それじゃと向かったのは線路の反対側(駅の南口側)にある「ほ里乃家」です。こちらはカウンターの奥のほうに空きがあって、なんとかふたりですべり込みます。

にっきーさんはここの常連さんたちとも親しく、カウンターの入口側に座っているみなさんからも声がかかります。私自身はここに来るのは久しぶり。料理がおいしいお店なので1軒目としてやって来たいのですが、このところいつも鷺ノ宮に帰り着くころには数軒ハシゴしたあとのヘロヘロ状態で、そのまま「満月」になだれ込むというケースが多かったのです。「満月」のほうが酔っぱらい密度が高い(失礼!)ので、ヘロヘロ状態でも安心して混ざれるのでした。

それにくらべると、こちら「ほ里乃家」はぐったりとなるほど飲んでいる人はほとんどいなくて、もうちょっと大人の雰囲気。にっきーさんは黒生ビール(アサヒ黒生・小瓶、420円)を、私は日本酒(穏(おだやか)純米、400円)をもらって、今日3度目の乾杯です。

お通し(200円)はおから。それにおでん(1人前、350円)やマグロぬた(450円)をいただいて本日のシメとします。

閉店時刻である午前1時にお勘定。今日はふたりで3千円(ひとりあたり1,500円)ほどでした。どうもごちそうさまでした。それじゃ、にっきーさん、おやすみなさーい!

【ホルモン】
061222a 061222b 061222c
ビールとお新香 / 子袋ちょい焼き / レバちょい焼き

061222d 061222e 061222f
焼酎 / ウズラとテッポウ(タレ) / アブラとオッパイ(塩)

061222g 061222h 061222i
卵付き子袋(塩) / 煮込み / 生揚げとハンペン

店情報前回、同じときの「アル中ハイマー日記」)

【ペルル】
061222j 061222k 061222l 061222m
ハイボール / カキ煮 / シェイク中のマスター / ワイン

店情報前回、同じときの「アル中ハイマー日記

【ほ里乃家】
061222n 061222o 061222p 061222q
日本酒と黒ビール / お通しのおから / おでん / マグロぬた

店情報前回

《平成18(2006)年12月22日(金)の記録》

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