二次会も魚介づくし … 大衆酒場「酒屋の酒場(さかやのさかば)」(北千住)
千住大橋をあとにトコトコと北上すること20分ほど。北千住に到着します。時刻は午後9時半。まずのぞいた「徳多和良」はすでに店頭の灯りは消えていて、今店内にいる人たちが帰ればもう閉店になるのだそうです。「最近はこのくらいの時刻で閉まるんですよ」とこの店の常連でもあるHさん。すぐにCさんが「酒屋の酒場」に電話してくれたところ、6人入ることができるとのことで、さっそくそちらに向かうことにします。
たどりついた店内は左手直線カウンター席は満席、右手にふたつ並ぶ4人掛けテーブルも埋まっていて、我われは奥の小上がりの座敷席に通されます。この座敷席も4人掛け座卓が3つあり、ひとつは他のグループが使っていて、我われ6人は残るふたつの座卓を並べて座ります。横には仏壇があったり、仕入れたお酒の箱(もしかしたら中身も入ってるかも!)が並んでいたりして、まるで普通のお家の居間に通されたような感じです。
ホッピーやビール(サッポロラガー大瓶)、さらには地酒(「南部美人」や「道灌」など)をいただいて乾杯しメニューの選択です。さきほどの「ときわ」同様、この店もまた新鮮な魚介類が安価に楽しめるお店なのです。
まず出てきた生マダコさしみ(320円)はコリコリとした吸盤部分の食感も楽しい一品。さらにはコハダ酢(300円)、ツブ貝さしみ(600円)と刺身類が続きます。ツブ貝の刺身が立派ですねぇ。お酒もどんどんすすみます。
カキフライは大ぶりのカキがたっぷり6個入って450円。この店にもしょっちゅう来ている地元在住のHさんによると「いつもは5個入りだと思うんだけど、我われが6人なので6個にしてくれたんでしょうね」とのこと。こういうちょっとした気配りをしてもらえるのがうれしいですね。
そのHさんが店主に「おすすめの刺身は?」とたずねると「今日は関アジ(450円)やイワシ(300円)もあるよ」ということで、さっそくその2品もいただきます。関アジは450円ながら丸皿にたっぷりと12切れほど盛られています。最近値段が上がっているイワシも同じくたっぷりと10切れほど。こんな値段で出せるんですねぇ。
「焼き物も食べましょう」とメニューを確認すると、普通の焼き物とともに、今日は3種類のカブト焼がならんでいます。タイのカブト焼が320円、ブリのが400円、カンパチのカブト焼は350円。そんな中からタイのカブト焼をいただくことにしました。カリッと焼けた表面をパキッとはがすとフワッと湯気があがり、やわらかな白身には旨みがたっぷりと詰まっています。
さらにはHさんが最近よく注文するというオススメの品、豚バラ入りむし白菜(300円)も注文。白菜を敷きつめた上に豚バラをならべて蒸しただけというシンプルな料理は、けっこう満腹なのにいくらでも食べられます。
おいしい料理に舌鼓をうちながらワイワイと過ごしていると、気がつけば閉店時刻(午後10時)を大きくまわってすでに11時過ぎ。まわりのお客さんも次々に帰り始めます。我われもお勘定をしてもらうと、6人で7,960円(ひとりあたり1,300円強)でした。うーむ。安すぎる。
千住市場の新鮮な魚介類をたっぷりといただいた1日でした。ご一緒させていただいたみなさん、ありがとうございました。
生マダコさしみ / コハダ酢 / ツブ貝さしみ
カキフライ / 関アジさしみ / イワシさしみ
タイかぶと焼 / 豚バラ入りむし白菜 / そろそろ閉店
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