久々にひとりヨジカワ … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)
ゆーったりとした日曜日。夕方トコトコと出かけていったのは「川名」です。開店時刻である午後4時ちょうどの店内は、なぜかカウンターに先客がふたりほど。ちょっとフライングでも入れてくれるんですよね。
「こんにちは」と店主に声をかけながら、7席あるカウンターの一番手前の席に腰をおろします。「いらっしゃい」と笑顔で迎えてくれる店主は、今日はホワイトボード(今日のおすすめメニューが書き出されたもの)を書き終えて、すでに厨房で料理をはじめています。どうやら奥の座敷に予約が入っているらしく、開店早々から忙しそうです。
カウンターの中からはハルカさん(手伝いの女性)が「いらっしゃいませ」と注文を聞きに来てくれます。飲物は瓶ビール(キリンラガー大瓶、504円)をお願いし、料理はマグロブツやトロシメサバ(各399円)がならぶホワイトボードメニューの中から、まずは白ミル貝刺(399円)をいただきます。
サービスで出される果物のお通し。今日はオレンジです。
1杯目のビールをクゥ~ッと一気に飲み干します。休みの日でも最初1杯のビールがおいしいですねぇ!
出された白ミル貝は刺身皿にたっぷり。ちょいちょいとワサビを溶かしていただくと、そのコリコリとした食感がたまりません。んー。これは燗酒ですね。通りかかったハルカさんに燗酒二合(504円)をお願いします。
そうこうしている間にもひとり、またひとりと常連さんたちが入ってきて、こちら側のフロア(カウンター7席にテーブル3卓×4席)は徐々に満席に。ひとりずつ入ってくるお客さん同士も、それぞれ知り合いなので「この間、あれからどうした?」とか、「○○さんは元気なのかい?」といった会話が、そこここで飛び交います。そうそう、こちら側のフロアはこんな雰囲気だったなぁ。このところいつも何人かで奥の座敷で飲んでたので、こういう雰囲気もまたおもしろい。
奥の座敷も奥の座敷でおもしろさがあって、先日も何人かで連れだってやってきたところ、同じく何人かでやってきたjirochoさんや熊さんたちとばったり。アワビ煮(399円)やシメイワシ(399円)、湯ぎょうざ(504円)、みそ田楽(231円)、豚ロースみそ焼(336円)、山芋ねぎチーズ(294円)などをいただきながらの楽しい会となったのでした。(そのときの「帰り道は、匍匐ぜんしん!」「宇ち中」)
それに比べると、今日のこちらカウンター席は本当にひとり静かにお酒を傾けることができて、じわじわと酔っていく感覚も認識できます。どちらも捨てがたいですねぇ。
2品目はちょっと焼いてもらおうかな。ホワイトボードに「節分のうるめ焼」(189円)というのがあるので、これを1尾焼いてもらうことにしました。なにしろ焼き鳥屋さんの焼き魚は炭火焼ですからねぇ。表面にジワッと脂の浮いた、じつにおいしそうな焼き上がりで登場します。ちょっとこげたやつを頭からシャクッとほおばると、身は熱々でしっとりとやわらかい。んー、内臓のほろ苦さが酒を呼びますねぇ!
「これも食べてみて」と店主が出してくれたのは、アン肝を蒸したもの、酢漬けにしたもの、燻製にしたものという3種盛り。これはもう燗酒と一体化するほどのベストつまみです。ただでさえ安い店なのに、常連さん用にちょっとした隠し玉まで用意してて出してくれるところがまたありがたいではありませんか。こういう店が家のすぐ近所にあって、足しげく通えることの幸せをかみしめつつ燗酒を飲み干して、今日のヨジカワを終了します。
午後5時20分まで、80分間の滞在は1,596円でした。今日もごちそうさま。ちょうど良いほろ酔い加減で、家族との夕食が待つわが家へと向かったのでした。
ビールとお通しのオレンジ / 白ミル貝刺 / 燗酒二合
節分のうるめ焼 / アン肝の蒸したの、酢漬けの、燻製の
〔先日みんなで来たときの画像〕
あわび煮 / しめいわし / 湯ぎょうざ
みそ田楽 / 豚ロースみそ焼 / 山芋ねぎチーズ
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