八起の名物・三連発 … 居酒屋「八起(やおき)」(赤羽)
「まるます家」を出たところで、今日昼過ぎから飲み始めていたというふたりが戦線離脱。なにしろすでに午後8時過ぎですからねぇ。明日は朝から普通に仕事ですし、長時間どうもお疲れさまでした。
私も含め、夕方から飲み始めた3人は最後にもう1軒。「まるます家」の裏手、OK横丁の中にある大衆酒場「八起(やおき)」です。ここも「まるます家」同様、1階はカウンター席とテーブル席、2階は座敷席になっています。「3人です」と入ると1階奥のテーブル席に案内されました。
「まるます家」は厨房には男性がいますが、フロアはすべて女性陣が切り盛り。それに対してこちら「八起」はすべてを男性陣で取り仕切ります。
瓶ビール(キリンラガー大瓶540円)と生レモンサワー(350円)、ウーロンハイ(350円)をもらって乾杯し、料理はここの名物を三連発で注文します。
そのひとつ「豚王ぽ」(370円)は豚の尻尾を台湾風のタレで煮込んでから、室温まで冷ましたもの。横浜駅近くの「豚の味珍(まいちん)」の尻尾と似たような感じですね。「味珍」が辛子+酢のタレをつけていただくのに対して、こちらは味噌+酢。どちらの店にもテーブル上にラー油などが置かれているので、辛さは補強できます。骨のまわりのとろりとしたコラーゲンが決め手の一品。とろり感は「味珍」のほうがありますねぇ。こちら「八起」の尻尾は、むしろしっかりとした弾力感を噛みしめるタイプです。尻尾以外にもタン(480円)、ハツ(480円)、コブクロ(480円)、ガツ(370円)、ミミ(370円)などが置いてある他、盛り合わせ(480円)もあるのがうれしいですね。
ふたつめは「チャーメン」(370円)。なぜこれをチャーメンと呼ぶのかはわかりませんが、これはちょっと挽肉(ひきにく)の入ったモヤシ炒めなのです。炒め物にもモツ類があって、レバ炒め(370円)、コブクロ炒め(370円)、玉炒め(370円)、オッパイ炒め(370円)、そしてピリカラスタミナと書かれたカシラ炒め(460円)といった魅力的な商品が並びます。赤羽は「米山」や「たる鉄」(→至高のはらわた)など、モツ(内臓)料理の有名店がそろう土地柄。ここ「八起」のメニューにも、そういう土地柄であることがずばりと表れてますよねぇ。
そして三つめは、メニューにも“八起特製”と注記が入った手作りの「餃子」は一皿6個入りで350円。
こうやって紹介すると、まるで中華系の料理ばっかりのような感じですが、店内のメニューは決してそんなことはなくて例えば「やきとん」は1人前5本で370円(1本あたり74円!)、人気の刺身はマグロ中落ち(480円)やツブ貝刺(460円)、アジたたき(480円)などの魚介類に加えてレバ刺(370円)、馬刺(500円)、ガツ刺(370円)なども。そして居酒屋定番のイカ納豆(460円)や自家製塩辛(320円)、冷奴(350円)。
もちろんここにも1人前から注文可能な鍋もあります。しかも普通の鍋ではなくて、モツ鍋(豚、790円)、サクラ鍋(馬、950円)、ラム鍋(仔羊、790円)という一風変わった3種類の鍋なのです。この鍋にも引かれるなぁ。
1時間半ほどの滞在は3人で2,320円(ひとりあたり770円強)でした。やっぱりいいですねぇ、赤羽も!
王ぽ / チャーメン / 手作り餃子
| 固定リンク | 0
コメント