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今シーズン最後のイカ大根 … 立ち飲み「やき屋」(荻窪)

「イカ大根は今日が最後よ。もちろん知ってて来てくれたのよねぇ」といたずらっぽく笑う女将さん。
「えっ! そうだったんですか! 知らなかったなぁ。でも、最後のイカ大根に間に合ってよかった、よかった(笑)」

イカ料理全品150円均一の立ち飲み屋として有名な荻窪「やき屋」の冬の風物詩、イカ大根。そのイカ大根を楽しみに、昨日行ったおでん屋でもあえて大根を注文しなかったほどだったのです。

今日は燗酒(北の誉、230円)とイカ大根(150円)という、この店の冬の定番メニューでスタートです。

飴色というレベルをこえて、黒々と言っていいほど煮込まれた大根は、口に含むとホクッとほぐれる柔らかさで、イカ以上にイカの風味がたっぷり! 日本酒が合うこと合うこと。

店に入ったのは開店時刻の午後4時をちょっとまわったところ。土曜日のこの時間帯、メイン立ち飲みカウンターはすでにお客さんでいっぱいで、反対側の壁に作りつけられたサブ立ち飲みカウンターしか空いてなかったのでした。みなさん、出足がいいですねぇ。

2品目は私自身初注文となるウーロンハイ(280円)をいただいて、肴(さかな)にはイカミミ焼き(150円)を注文します。

イカミミ焼はイカのミミ(エンペラ)の部分を2枚(イカ2杯分)、タレ焼きで焼いて、焼きあがったところで幅1センチくらいにスライスして皿に盛り、マヨネーズを添えてくれるのです。タレの焼けた芳ばしい香りもまたつまみになります。

この店のイカは、毎日オーナーの出身地である八戸から直送されてくるものなのだそうで、それを毎日店長(ゲンさん)が30杯ほどさばいて支度するそうなのです。イカのメニューはイカ刺身、ミミ刺身、イカゲソ焼、イカミミ焼、イカナンコツ焼、ゲソ揚げ、珍味ワタ和え、ゲソわさ、イカ納豆、自家製塩辛、そして冬場のイカ大根の11品。これにウナギ肝焼、きざみ穴子、もつ煮込み、串刺フランク、みそキュウリ、つけもの、冷奴、イカ生姜棒の8品も加えた19品がすべて150円(税別)。この他に唯一の200円(税別)メニューであるシメサバを加えた20品が、この店のすべてのメニューです。

土曜日夕方、約40分間の立ち飲みタイムは消費税が加算されて851円でした。どうもごちそうさま。

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いか大根と燗酒 / ウーロン割り / いかみみ焼

店情報前回

《平成19(2007)年3月3日(土)の記録》

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受信: 2007.05.20 10:36

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