今宵の鍋は煮込み豆腐 … 立ち飲み「うなぎや」(横浜・屏風浦)
会社の帰りにふらりと「うなぎや」です。
京急本線・屏風浦(びょうぶがうら)駅のすぐ近くにあるこの店は、うなぎの串焼きや蒲焼、うなぎ弁当のほか、焼き鳥などを店頭で販売しているほか、店内で立ち飲みすることもできるのです。
店内の立ち飲みカウンターは“_| ̄|”という形(下側が入口)に配置されていて、全部で12~3人ほど入ることができるでしょうか。以前は右側の“| ̄|”こうなった部分だけだったのですが、左側にあったお茶屋さんも一体となって、店が広がったようです。
ホッピー(400円)は、通常は氷入りで出してくれるのですが、「氷無しでお願いします」と注文すると、純正のホッピージョッキの上の★マークまで焼酎が注がれ、それとは別に瓶入りのホッピーが出される正統派スタイルのホッピーが出てきます。焼酎も、冷やしてポットに入れられているのです。
今日の立ち位置は| ̄|の右側。この店は| ̄|の内側に人が立つのです。| ̄|の下が入口、右が厨房スペースで、店主夫婦がふたりで切り盛りしています。
まずは鳥皮(60円)をタレ・塩で各1本ずつ、うなぎ頭焼(80円)を1本焼いてもらいます。
焼き鳥はレバー、肉、皮、ネギ間の4種類がそれぞれ1本60円。おまかせ5本盛り(300円)もあります。うなぎは頭焼(1本80円)、うなぎ肝焼(1本120円)、蒲焼(1串800円)の3種。うなぎ肝焼は早々と売り切れてしまうらしく、今日も売り切れでした。
鳥皮2本とうなぎ頭焼1本で200円、これにホッピー(400円)を加えると、都合600円で「うなぎや」をサックリと楽しむことができるのです。
しかし| ̄|の右側に立つと、ちょうど目の前が大鍋(寸胴)。定番のメニューに加えて、いつも日替わりの大鍋料理(400円)があるようなのです。「鍋はなに?」と聞いてみると「今日は煮込み豆腐だよ」とのこと。さっそくそれをもらって、氷なしホッピーもおかわりです。
煮込み豆腐は大根や筋肉などといっしょに大きな豆腐が煮込まれていて、まずその豆腐をドカンと小鉢に入れた上に、煮込みをたっぷりとかけ、その上に刻みネギを散らしてくれます。今年の春は天気が不順で、今日も最低気温が9度と肌寒い。こんな日にはあったかい煮込みがおいしいですよねぇ。
| ̄|カウンターは、背中(お尻のあたり)をカウンターにつけて、内側に向いて立つのが正しいスタイル。常連さんのほとんどはこうして立って、他のお客さんたちとの会話を楽しんでいるのです。
私もひとしきり煮込みを食べたところで、くるりと後ろを向いて立つと、向こう側に立っているおじさんが、話の最後に「な。にいさんもそう思わないか」とこちらにも話をふってくれて、会話に加わります。
こうやってみんなとの会話も楽しみたいときは内側に向かって立ち、今日はひとりで静かに飲みたいなぁと思うときはカウンター(外側)に向かって立てばいい。なかなか便利なカウンターの造りなんですね。
約1時間半の立ち飲みタイムは1,400円でした。どうもごちそうさま。みなさんお先に!
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