値段はないけど高くない … 居酒屋「魚市(うおいち)」(横浜・桜木町)
「野毛の魚がおいしいお店で飲みたいね」
そんな話で、3人でやってきたのは野毛の「魚市」。ドロンジョさんが「酒場で話した100のコト」の中で『野毛で一番大好きなお魚の店』と書かれているお店です。
「魚市」と縦書きされたのれんをくぐり引き戸を開けると、右手にはどーんと白木のカウンター。その上には魚介類が並ぶネタケースがあり、なんだか高級割烹風な印象。ドロンジョさんは「値段が書いて無いけど決して高くはありません」と書かれているけど、本当に大丈夫かなぁ!?
先客はカウンターの奥のほうに男性ひとり客がいるだけ。我われ3人は、左手にならぶ3つのテーブル席(4人掛け)のひとつに座り、まずは生ビールをもらって乾杯です。生ビールはジョッキではなくて、サッポロの星のマークの入ったグラスで出されます。
お通しはヒジキの煮物をつつきながら、手書きのメニューを確認。A先輩はシメサバを、同僚Iはアジ刺しを、そして私は貝盛りを注文し、それぞれをみんなでシェアーすることにしました。何人かで来ると、いろんなものが食べられるのがいいですね。
まず出されたのは貝盛り。つぶ貝、平貝と小柱が盛り合わされています。つぶ貝の肝の部分が濃厚でいいですねぇ! さっそく燗酒(大徳利)に切りかえます。
シメサバはすっきりやわらかめのシメ加減。アジ刺しは、春になってたっぷりと脂がのってきたようで、生姜醤油をはじくほどです。刺身の表面に飾り包丁を入れてくれていることで、アジの旨みをより味わうことができる。くぅ~っ。これはいいアジですねぇ!!
ひとしきり生ものをいただいた後は調理もの。カウンター上段にならぶ大皿料理の中から身欠きニシン煮をもらうと、てっぺんにパンと叩いた木の芽をあしらってくれます。焼き物はサバ開き焼きとキュウリ魚塩焼き。旬のホタルイカも注文します。
店はカウンターの中で調理を担当しているご主人と、ホール担当のおかみさんのふたりで切り盛りされている様子。お客さんもカウンターにそれぞれひとり客が2人。そしてテーブル席にも4人組が入りました。4人組が注文した刺身の盛り合わせがきれいだし、豪勢ですねぇ!
我われはさらに穴子の笹焼きとさつま揚げも追加。つやつやと照りのいい穴子もさることながら、自家製らしくプリッと肉厚のさつま揚げもおいしい。なにしろ白身魚のすり身揚げですからねぇ。
2時間半ほどの間に大徳利を6~7本いただいて、お勘定は3人で12,000円(ひとりあたり4,000円)でした。なるほど。たしかにこれは安い!
二次会は近くのバー「日の出理容院」でゆっくりと。先輩A、同僚Iともに、ここに来るのははじめてですが、とても気に入ってもらえたようでした。
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