名古屋の昼はきしめんで … 立ち飲み「どえりゃあ亭」(名古屋駅ホーム)
久しぶりに新幹線での出張は名古屋。天候もよく、行きの車中からはきれいな富士山もくっきりです。名古屋駅にはちょうど昼ごろの到着で、ここで昼食です。
名古屋といえばきしめん。すぐに思いつくのは新幹線ホームの立ち食いきしめん「住よし」ですが、さすがに昼どきとあって「住よし」の店内は下り線、上り線ともに人人人の状況です。ちなみにこちら「住よし」のきしめんは340円。かつお節がたっぷりとのせられるのが特徴です。かき揚げ入りは500円、かき揚げ玉子入りは550円です。
しかーし。今回の出張で、昼食ポイントとして考えているのは、ここ新幹線ホームの「住よし」ではなくて、在来線3・4番ホーム上にある「どえりゃあ亭」です。G.Aさんが名古屋出張に出かけると、よくここに立ち寄られている様子が「半魚人Aの陸(おか)ボケ日記」に書かれていて、一度行ってみたかったのでした。
店は午前11時から午後9時まで開いていて年中無休。しかも冷奴、湯豆腐、枝豆、じゃこおろし、ポテトサラダ、イカ炙り焼き、野菜天、オニオンスライス、おでんなどが各100円、豚肉生姜焼き、味噌かつ、野菜コロッケ、鶏の唐揚げ、ハムエッグなどが各200円で食べられ、飲み物も生ビール(マグナムドライ)が300円、サワー類や日本酒は200円という安さなのです。
残念ながらこれから仕事なので、お酒を楽しむことはできませんが「どえりゃあ亭」にはお食事メニューもあるのです。カレーライスや玉子丼が300円、カツカレー、コロッケカレー、カツ丼などが500円。お目当てのきしめんももちろんあって200円。野菜天や山菜、月見などのきしめんは300円という安さの上に、「ランチセット」として好きな食事メニュー(麺類や揚げ物)にプラス100円で目玉焼き・生卵・ミニ冷奴いずれか1品と小ライスが付くのです。
さっそく店内に入ると、店内は直線の立ち飲みカウンターだけで、立ち飲みカウンターとガラスの引き戸の間はせまくて、立ち飲んでいる人の後ろをかろうじてすり抜けられる程度。そのカウンターは9割がた埋まっている状態です。
なんとかすき間を見つけて立ち、
「野菜天きしめんのランチセットをお願いします。セットは生卵で」と注文すると、
「生卵はきしめんに落としますか?」とカウンターの中のおばちゃん。
「はい。そうしてください」
「400円です」
なるほど、キャッシュ・オン・オーダー(注文したとき払い)なんですね。
店は注文をとってくれたおばちゃんと、フライヤーの前で天ぷらを揚げているおにいさんのふたりで切り盛り中。こんな安い値段ながら、天ぷらはすべて通し揚げで、注文を受けてから揚げている様子です。もちろん私が注文した野菜天きしめんの野菜天も、今、揚げられ始めました。
水を飲みながら待つことしばし。出されたきしめんは揚げ立ての野菜天のほかに、蒲鉾とカツオ節、そして刻みネギがたっぷりとのって、ランチセットの生卵も入れられています。そしてそれとは別にランチセットの小ライス。
ツルツルときしめんをいただきながら、まわりの様子を観察してみると、この時間帯ながら食事だけの人は、私も含めて3~4人ほど。残る7~8人ほどはビールを飲んだりサワーを飲んだり。一番端っこにいるおじさんなんか、すでに完全に酔っぱらっていて目が据わっちゃってる状態です。
うーむ。こんなに安い値段だったら、入場券(140円)を買って入って飲んでも十分なほどです。ここが通勤経路だったら毎日でも寄っちゃいそうだなぁ。
おもしろい。次はぜひ飲みに来なくちゃね。
「どうもごちそうさま」と声をかけてカウンターを離れると、おばちゃんとおにいさんのふたりから
「どうもありがとうございました!」と声がかかります。
さぁ、これから仕事だ!
「どえりゃあ亭」 / 入口 / 野菜天きしめんのランチセット
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