第1回匍匐ぜんしんオフ会 … 土佐料理「四万十(しまんと)」(青物横丁)
「帰り道は、匍匐ぜんしん!~しとりで飲み歩き」のここっとさん。前から「匍匐ぜんしんオフ会をやろうよ」と言い続けてたんだけど「また今度」「また今度」と、なんとなく延び延びになっているうちに、おめでたいことに、ここっとさんのご婚約が相整った上に、ブログのほうも50万アクセスオーバーと「これは絶対にオフをやらなきゃ」って雰囲気になってきた。そんなわけで、今日は青物横丁の四国家庭料理「四万十」で「第1回匍匐ぜんしんオフ会」です。
せっかくの第1回オフ会なので、掲示板等も利用して大々的に、ってことも考えたのですが、がらにもなく(失礼!)「なんだか照れるなぁ」と恥ずかしがるここっとさんの気持ちをくんで、今回はひっそりと少人数でのオフ会です。
集まったのは、ここっとさんと婚約者Mさんのほか、ここっとさんの友人・かなちゃん、以下、ハンドル名五十音順に宇ち中さん、おっとこまえH氏、tamさん、泥酔院さん、同僚K田、にっきーさん、呑んだフルさん、ワイタベのレミングさん、そして私の12名。小規模と言いつつもけっこうな人数になりました。
まずはみんなで生ビールをもらって「おめでとう!」と乾杯すると、今日も料理は四万十のりからスタートです。
ここ「四万十」にはメニューはありません。食材は高知からの直送で、その日によってできる料理が変わり、それがおまかせで出されるのです。飲み物は生ビールのほかに、棚や冷蔵庫に高知産の日本酒(土佐鶴、司牡丹、酔鯨、亀泉、しらぎく、赤野、船中八策、美丈夫)や焼酎(竜馬(麦)、ダバダ火振(粟))がずらりと並んでいて、基本的にはそれを瓶ごともらってきて飲む。すると終わったときに残っている量を見て値段を決めてくれるのです。
この店には80人ほどが収容可能なので、料理もひとつひとつが大量に作られていて、それが人数に合わせて盛りつけられるのです。竹の子煮、肉じゃが、マカロニサラダ、アジ刺身と、先ほどまで四万十のりしかなかったテーブルに、続々と料理が並びます。
そして飲み物も日本酒に切り換えて、高知出身の酒場詩人・吉田類(よしだ・るい)さんおすすめの「美丈夫」をいただきます。
ここっとさんの書く「帰り道は、匍匐ぜんしん!」の分類はグルメサイト。ご自身が食べ歩いたり、飲み歩いたりした様子が記録されているのです。最初にそのブログを見たときには、文字が大きくなったり、小さくなったり、色が変わったり、顔文字がたくさん出てきたりでそれは驚いたものでした。ブログを書く人が多くなるにつれ、似たようなスタイルのブログもよく見かけるようになってきて、むしろ「帰り道は、匍匐ぜんしん!」のほうが地味に見えるし、最近はここっとさん自身も、あまり文字を変えたりしなくなってきて、むしろ落ち着いた感じのブログになっています。
しかしながら「帰り道は、匍匐ぜんしん!」ブログのサブタイトルが「しとりで飲み歩き」というだけあって、あちこちで飲んで帰るので、帰宅速度は結局、匍匐前進(ほふくぜんしん)並みという大酒豪。そして今日集まった面々も、そのここっとさんとほぼ対等に渡り合えるつわものぞろいで、見る見るうちにお酒が消費されていきます。
先に書いたとおり、この店はおまかせで飲み食いして、最後にお勘定をするのですが、件の吉田類さんによると「いくら飲み食いしても3,800円くらいなんだよ」ということですし、この店が紹介されている「ぐるなび」のページを見ても「飲んで食べても4,000円を超えることは珍しい」と書かれているのですが、このメンバーが本気で飲むと、いくらくらいになるか怖いなぁ。
料理のほうはおつまみ系から、ちょっとお腹にたまる系に。ペペロンチーノ風焼きそばに、この店の名物のひとつニラ饅頭。それと土佐料理と言ったら、なにしろこれという一品、カツオのたたきです。たっぷりとのせられたニンニクや玉ネギが土佐風ですね!
ここっとさんの婚約者Mさんは、ここっとさんによると、お酒そのものはそれほど飲まれないそうなのですが、それはあくまでもここっとさんと比較した場合のお話し。Mさんご自身も普通の人が普通に飲めるくらいは飲めるのです。これまでにも何度かごいっしょさせていただいているのですが、瀬戸内出身の温厚で明るい性格。いいですねぇ、瀬戸内出身!(自画自賛)
そして出された料理は、その瀬戸内でも名物である・じゃこ天です。ここのじゃこ天は、愛媛のじゃこ天が平たいものが多いのに対して、薩摩のつけ揚げ(薩摩揚げ)に近いふっくらとした形です。薩摩から土佐にかけて似たような料理もありますもんね。もっと言えば沖縄からはじまって、鹿児島、高知、和歌山、静岡をへて千葉の銚子あたりに至る、いわゆる呑兵衛県ゾーン。これを「黒潮文化圏」と呼んでいるのですが、いい酒、いい肴、そしていい呑兵衛がそろってますよねぇ。
これは日本だけに限らないようで、ヨーロッパでも、沖合いに暖流の流れるポルトガルからスペイン西岸、フランス西岸、イギリス西岸にかけていい酒、いい肴が多いらしい。当然、いい呑兵衛も多いのでしょうねぇ。なにしろ美味しいお酒を飲みながら、じっと待っているだけで、暖流がまるでベルトコンベアのようにいい魚をどんどん運んできてくれそうだからかなぁ。
そしてお店の定番料理らしいコロッケやサラダが出されて、飲み物は焼酎(土佐の栗焼酎「ダバダ火振」)も出されます。この時点で午後7時。オフ会開始からまだ1時間しかたっていないのに、さすがにいいペースでお酒が進んでますねぇ。
宇ち中さん持参のノートPCでは、参加したみなさんが持ち寄った「ここっとさん写真集」が上映され、参加者ひとりずつから、お祝いの言葉&近況報告です。
土佐と言えば皿鉢(さわち)料理といって、大皿に刺身や煮物などなどを盛り合わせたものを肴に飲むという郷土料理も有名。今やテーブル全体が大皿代わりとなって、ずらりと料理が並んでいる状態。お酒や焼酎も、一升瓶で続々と出てきます。
一次会が終了したのは午後10時前。4時間弱のロングラン・オフ会です。さぁ、そして恐る恐るのお会計。たくさん飲んだしなぁ。いくらかなぁ……。
ドキドキしながら待っていると、店のおねえさんの計算は、なんとみんな(12人)で45,000円。ひとりあたりに換算すると3,750円という安さだったのでした。うーむ。この店で飲み食いする酒豪たちは、もっともっと飲むのかなぁ。主賓のおふたりをのぞいて男性5千円、女性3千円会費とし、残金(3千円)は二次会費用の一部とさせていただきました。(←この部分、当日の会計報告です。>ご参加のみなさん)
ここで横浜方面のみなさんは帰路に着かれ、残る都内メンバーは、ここっとさん行きつけのお店、渋谷の「コング」へ。ここで駄菓子やらピザ、グラタンやら、名物料理のバグルト(鶏唐揚げヨーグルトソース)やニンニク爆弾(ニンニクソースのライスコロッケ?)をいただきながら、ビールやホッピーで、ちょうど日付けが変わるころまでの二次会で、お勘定は一次会の残金に加えて、ひとり1,500円ずつ程度でした。
ここっとさん、Mさん、改めておめでとうございます。そして「第1回匍匐ぜんしんオフ会」に出席いただいたみなさん、楽しい時間をありがとうございました。
焼きそば(ペペロンチーノ風) / ニラ饅頭 / カツオたたき
・「四万十」の店情報 (前回) / 「コング」の店情報 (前回)
| 固定リンク
コメント
浜田さん
こちらこそ、改めてありがとうございましたm(__)m
今後とも宜しくお願いいたします!
投稿: ここちき | 2007.05.16 14:30