地下の隠れ家 … 焼酎バー「くんちゃん」(野方)
「竹よし」の食事会を終えて、有志8名ほどで「秋元屋」へ。土曜日の遅い時間帯(午後10時半)、この人数では絶対に入れないなぁ、と思いつつも、念のため「8人ですけど…」と店をのぞくと、焼き台のところでもつ焼きと奮闘中の店主が「ごめん。8人は入れないなぁ」と予想どおりの返事。
それじゃ、と野方商店街を抜けて、みつわ通りに。ここの地下1階にあるのが焼酎バー「くんちゃん」です。看板には「本格焼酎専門店」「五十種類常備。1杯400円~」と書き出されています。
ここまでやって来たのは私も含めて5人。トコトコと階段を下りて「5人ですけど、入れますか?」と店内を見渡すと、カウンター5席、4人掛けテーブル1卓だけの小さい店内にはグループ客もいて、ちょっときびしい状況です。ところが、店主から返ってきたのは「片付いてないけど、となりの部屋を使ってもらえますか」という想定外の答え。
「えっ!? となりの部屋なんてあるんですか」と尋ねると、カウンターの中から出てきて店主がとなりを開けてくれます。なるほど。ここは元々「くんちゃん」のとなりの店で、スナックかなんかだったんですね。こちらも小さい部屋ながら小さいカウンター席とソファーのボックス席がひとつ。そうかぁ。こちらも「くんちゃん」の場所だったんですね。
この店に来たのは、これで2度目。1度目は昨年末(12月)ごろだったのですが、そのときはたくさん飲んでいて、「くんちゃん」で何をいただいたのかもあまり覚えていない状態だったのです。近くを通るたびに「もう1回来なきゃなぁ」と思いながら、今日やっとやって来れたのでした。
この店をひとりで切り盛りしている店主はマスコミ出身。2004年4月にこの店を開いたといいますから、ちょうど3年たったところなんですね。
「何をたのもうか」なんて相談しているところで、店内テーブル席にいたグループのお客さんがお勘定をして席を譲ってくれます。やぁ、すみません。さっそく店内に移り、テーブル席と、そのすぐ横のカウンター席を使って、みんなでテーブル席を囲みます。
カウンター上、そしてバックバーにずらりと並ぶ焼酎は、たとえば芋焼酎は松露、霧島、七夕などが500円、海、くじら、富乃宝山、不二才、もぐらなどが550円といったところ。麦焼酎や黒糖焼酎なども大体500円か550円といった価格帯です。それぞれ思い思いの焼酎を注文。私は「蔵の師魂(しこん)」をロックでいただきます。
料理もいろいろとそろっているのが、この店の特徴。ミックスナッツ、イカの塩辛などの300円ものからはじまって、カツオの酒盗などの350円、冷奴など400円と続き、一番高くても馬刺の800円と、その数ざっと40品以上。さらに食事ものも焼きめし、焼きそば、焼きうどん(各600円)とそろっています。その品書を「うーん」と眺めていたら、店主が「適当にお出ししますね」とチーズ揚げや、お新香、酢の物などを4品ほど出してくれました。
こうやって地下の小さい空間に入ると、本当に隠れ家に来たみたいでくつろぎますねぇ。
2杯目はウーロン割り(400円)をいただきます。ずらりとならぶ本格焼酎のほかにも緑茶割り、麦茶割り、ウーロン割りがそれぞれ400円、トマトジュース割り450円、生グレープフルーツ割り500円などの割り物もあります。焼酎以外の飲み物は生ビール(500円)があるくらいかな。
2杯目が終わったところで午前0時ごろ。上り方面の電車がそろそろ終わるのでお開きにすると、お勘定は5人で6,800円(ひとりあたり1,360円)でした。どうもごちそうさま!
表に出て野方駅に向かうみんなを見送ったあと、「くんちゃん」で焼酎をもう1杯(500円)いただいて店を出ます。みつわ通りを鷺ノ宮方面へ向かいますが、ついふらりと近所のバー「ピュアー」に立ち寄ってギネスビール(630円)をもらうと、今日のお通し(310円)は生ハム。夕食会であんなにたくさん食べたのに、マスターに「こんな夜中に、やめといたほうがいいよー(笑)」と言われながらもパスタ(ペペロンチーノ小、520円)までいただいてしまいましたとさ。(爆)
・「くんちゃん」の店情報 / 「ピュアー」の店情報 (前回)
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