やっぱり最後はラーメンで … ラーメン「御天(ごてん)」(下井草)
渋谷での二次会を終えて、自宅が近くのにっきーさんとふたり、やって来たのは下井草駅から新青梅街道沿いに出たところにある博多長浜とんこつラーメン「御天」です。現在の時刻は午前1時ちょっと前。
ここはラーメン屋ながら、博多のラーメン屋台がそうであるように、酒や肴も用意されていて、どちらかというと「シメにラーメンも食べられる酒場」といった感じなのです。しかも午前3時まで(日曜の夜は午前1時まで)の営業なので、夜遅くにやってきても開いているところがうれしいんですよねぇ。
下井草にあるこの店が「御天」の本店(井草本店)で、ほかに千駄ヶ谷店があるほか、ラーメン屋ではありませんが、本店の地下に焼酎バーの「GOTEN’S BAR」があり、こちらも午前3時まで営業(日曜は休み)されています。(詳しくは「御天」の公式サイトをご覧ください。)
ここに来るといつも大体そうなのですが、まずは地下の「GOTEN’S BAR」へと入ります。店内は左手に直線カウンター、右手にはボックス席があり、バーらしく照明は暗め。ボックス席の入口側の壁には大型のプラズマTVがあるほか、店の置くにはダーツマシンも用意されています。
バックバー(カウンターの中の酒棚)にずらりと並ぶ、焼酎を中心とした一升瓶の数々を眺めながらにっきーさんが選んだのは、「魔王」などでおなじみの白玉醸造で造られた「さつまの梅酒」。私はこのところ各店でいただいている、かめ壺貯蔵の芋焼酎「蔵の師魂」をロックでいただきます。(焼酎類は大体一杯550~700円くらいです。)
「GOTEN’S BAR」には宮崎地鶏のたたきや炭火焼(各600円)や、博多鉄なべ餃子(2人前960円)などの料理もあるんだけど、このあといただくであろうラーメンのことを考えて、たいていは飲物ばかり。今日も1時間ほど地下で飲んでから、地上の「御天」に上がります。
午前2時の「御天」は、金曜日の夜ほどではないのですが、それでもけっこうお客さんが入っています。この時間帯、もちろんもう電車は動いていないので、みなさん近くの人たちなんでしょうねぇ。となりの鷺ノ宮駅周辺のお店もそうなんですが、このあたりは、むしろ夜が更けてからのほうがお客さんが多くなるようです。早い時間帯は都心部で飲んでいた人たちが、地元に帰ってきてからもう1軒とやってくる、というパターンなのでしょうか。
ここでも、すぐにラーメンということはなく、まずは玉露割り(400円)と、おつまみキムチ(300円)をもらって飲み始めます。「おつまみキムチ」とあえて「おつまみ」の文字が冠されているのは、ラーメンのトッピングとしてのキムチ(200円)と区別するためなんですね。
こちら「御天」も飲み物がビール、日本酒(地酒もあり)、紹興酒、梅酒と、「GOTEN’S BAR」ほどではないにしろ何種類かの焼酎と、酎ハイ類がそろっている他、おつまみのほうもマカロニサラダ(250円)、ポテトサラダ(300円)、手打ち水餃子(280円)、ネギチャーシュー(550円)、粗引きソーセージ(600円)、さらにはポークソテー(900円)などなど、100円から960円(←博多鉄なべ餃子)までの品がざっと30種類ほど並んでいるのです。まさにラーメン酒場ですねぇ!
ここで調子に乗って飲んでいると、閉店時刻の午前3時を過ぎてしまってラーメンを食いっぱぐれてしまいます。最後にラーメンを食べる時間をとっておくことが重要なのです。
ラーメン(680円)は注文するとすぐに出てくるのが博多長浜流。この店でもそれはしっかりと守られていて、できあがってくるのは早い早い。テーブル上に置かれている胡麻と紅生姜、そしておろしニンニクをいつものようにチャチャチャっと入れて、今日は高菜もちょっと入れてみました。
この高菜もテーブル上に置かれている薬味で、言ってみれば入れ放題なんですが、注意をしなければならないのは、この高菜はちょっとだけ入れても、ものすごく辛くなるということ。市販の辛子高菜とは違って、その辛さが強烈なのです! 辛いのが好きな人はぜひお試しあれ。
長くて楽しい土曜日の夜は、ピリッと辛いラーメンで幕を閉じたのでした。
「GOTEN’S BAR」 / 「さつまの梅酒」 / 「蔵の師魂」
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