古典酒場の取材で一献 … バー「ホッピー仙人(ほっぴーせんにん)」(横浜・桜木町)
力足らずながら、私も対談に参加させていただいた「TOKIO古典酒場」(2007年4月16日発売、980円、三栄書房)。近く、その第2弾が計画されているのだそうで、今日は野毛の「ホッピー仙人」に取材が入るとのこと。さっそく、その様子をのぞきにやってきました。
店に着いたのは午後6時半頃。カウンターのみ8席ほどの店内は、すでに満員のお客さんで、一番奥の席にライターさんがいて、その後ろでカメラマン氏が写真を撮っています。その傍らには、美人編集長の倉嶋さん。
「こんばんは。お久しぶりです」と、ご挨拶しつつ、私も白ホッピー(500円)をもらって、みなさんと乾杯です。
「TOKIO古典酒場」は、980円という価格ながら、カラーページが多いのが特長。今日と同様、普通の営業時間中に撮影されていることもあって、酒場の息吹がガンガン伝わってくる、とてもいい写真ぞろいなのです。
これまでに、テレビの取材は何度か見たことがある(「竹よし」「兵六」「路傍」)のですが、本の取材を見たのは、これがはじめて。
テレビの取材は、連続した時間の流れを切り取らないといけないから、「はい、みなさん、よろしくお願いします。よーい、…っ!(←指で指示)」。なーんて感じで、各カットが撮影されますが、本の取材はまったく違う。ライターさんや編集長が、仙人(この店の店主)にいろいろと話を聞いて、仙人が話したことをライターさんが大きなノートにメモしていく。
「へぇ~っ、そうなんですか!」「なるほど、なるほど」「ふーん、やっぱりそういうこともあるんですね」と、とにかくお二人とも聞き上手。ちなみにライターさんも女性なので、ふたりの美人を目の前にした仙人も、いつもより心なしか饒舌(じょうぜつ)!
それとは別に、カメラマン氏が店内の様子や、ホッピー、つまみなどの撮影をしています。こうして撮られた写真と、ライターさんの文章が一緒になって紙面になっていくんですね。
仙人の手(語り?)があいたところで、2杯目は黒ホッピー(500円)をいただきます。
このころになると、続々とやってくる常連さんに、すでに店内は満席以上。カウンターの後ろにずらりと立ち飲みの常連さんがいる状態で、遠藤さんが撮影のために移動するたびに、後ろに立ってるみんなが一斉に移動しなければなりません。
最後に「はいっ、じゃぁ、みなさんが飲んでるところの写真を撮りまーす」と、バシャッと何枚かの写真を写して取材は終了です。
「みなさん、どうもありがとうございました」と、店主や、店にやってきたお客さんたちに、取材協力のお礼をする倉嶋編集長。次の瞬間には、その手に「ホッピー仙人」自慢のホッピーです。
三栄書房と言えば、週刊「AUTO SPORT」や、月間「Car Goods Magazine」といった、自動車やオートバイなどの本で有名な出版社。そんな三栄書房で、上司を説得しまくって、三栄書房初となる酒場本の出版を実現された倉嶋編集長は、当然のことながら大酒豪。その様子は、「TOKIO古典酒場」の公式ブログである「酔いどれブログ」でも見てとることができます。本当に、いつも飲んでいらっしゃる。なにしろ「TOKIO古典酒場」の副題が「銘酒居酒屋から大衆酒場まで食べて呑んで足でかせいだ72軒」ですからねぇ。編集長自らが(積極的に)「足でかせいで」いるのです。
ブログには「記憶がない」なんて書いてらっしゃいますが、こちらから見ている限り、どれだけ飲んでも、ちっとも様子が変わらないが凄いところですねぇ。
「それじゃ、みなさんお先に。今日はどうもありがとうございました」と、ホッピーを数杯飲んだとは思えないような普通の笑顔で、ライターさんたちと店を後にされます。
私のほうは、まだまだ終わらず、さらに燻製玉子(100円)をいただきつつ、もう1杯、白ホッピー(500円)です。さすがにホッピー3杯をいただくと、もう十分という感じで本日終了。お勘定は燻製玉子も含めると1,600円でした。やぁ、おもしろかった。どうもごちそうさま!
とても楽しみな「TOKIO古典酒場」第2弾は、7月26日(木)発売だそうです。
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