乳首は噛み切れない!? … もつ焼き「石松(いしまつ)」(中野)
うなぎ串焼きの「川二郎」を出たのは、午後7時過ぎ。この時間、「石松」はまだ開いてないだろうけど、ちょっとのぞいてみましょうか。
最近、「石松」に行くお客さんたちの何人かが、「石松」の目の前にできた、立ち飲み「パニパニ」にも行っている様子。もし「石松」が開いてなければ、その「パニパニ」にも行ってみるのもいいかもね。
お。「石松」の窓や、入口が開いている。ということは、店主(マスター)は、すでに来てるんですね。
「こんばんはー。準備中ですか?」入口から中を覘き込みながら声をかけてみると、
「あ。入ってていいよ。そこに座っといて」と店主。えっ。こんな(「石松」にしては)早い時間から入ってていいんだ。
「3人、3人と電話が入ってるから、真ん中あたりに座って」と店主。この店は、特に予約ができたりするわけではないんですが、口開けと同時に店に入る場合や、「あと10分ほどで行けるんだけど、今、空いてる?」、なんて場合に限って、可能であれば場所を確保してくれたりするのです。
とりあえず、ホッピー(ソト)をもらって、キープしている金宮焼酎をホッピーで割り、店主と、金曜日を手伝っているおにいさんの二人が、忙しそうに開店の準備をしているのを見学しながら、チビチビと飲みはじめます。「川二郎」に続いて、ここ「石松」でも口開けの客になっちゃいましたねぇ。
7時半を回ったころに、ふらりと常連さんらしきひとり客が入ってきて、私のとなりへ。店内にはお客は二人しかいないんだけど、電話がかかってきている分も含めて、これでカウンターの全席が埋まったということになります。うーむ。まだ本来の開店時刻前なのに……。
ちなみに、本来の開店時刻というのも、あまりきちんとは定まっていないようで、7時半から8時くらいまでの間には開いていることが多い。8時であれば、開いている確率は非常に高いんだけど、すでに全席が埋まっている可能性も高いといった感じです。
そして3人組のひと組目さんが来店。入口側にずらりと座ります。
ここら(時刻は7時45分)でみんなにお通し(380円)が出されます。私のお通しはセンマイ刺し。トッピングされたキュウリが、切り立てで瑞々しくていいですねぇ。
「何にする?」と聞いてくれる店主に、まずはレバ刺しハーフを注文します。最初にレバ刺しハーフから入るのも、定番的な流れになってきました。やっぱり、この店に来たら、まずはレバ刺しを食べたいですもんねぇ。他では、なかなか味わえない、非常に鮮度の高いレバ刺しです。
この間も、何人かが顔を覗かせますが、「ごめーん。もういっぱい。空いてるところも、電話が入ってて」と断る店主。あいかわらず、すごい人気です。
8時頃には奥の3人組(S本さんグループ)も入り、きっちりと満席。
S本さんや、「石松」の店主(マスター)たちは、昨日(木曜日)、浅草橋の「ビストロ・ラ・シブレット」で、フランス料理とワインを堪能してきたのだそうで、その様子を、面白おかしく聞かせてくれます。
みんなと一緒にオッパイ塩(100円)を注文すると、大きな豚の乳房から切り出されていくオッパイ。
「乳首のところも付けといたよ」と笑いながら、入口側の3人の常連さんのところに出す店主。
「どれどれ」と、その乳首付きのオッパイを口に含んだ常連さん、しばらくして
「ダメだ。乳首のところは、とても硬くて噛み切れないよ」とのこと。そうなんだ。まぁ、考えてみれば、仔豚が群がるようにして、お乳を奪いあったとしても、乳首が簡単にちぎれたりしたら困りますもんね。かなりの強度(?)になってるに違いない。
ガツ醤油(100円)、コブクロ刺し(380円かな?)と食べ進んだところで、自宅が近所で、横浜勤務のにっきーさんから「横浜での仕事を終えて帰宅中」という連絡が入り、ここ「石松」で合流することにします。
にっきーさんの到着は午後9時ごろ。ちょうど準備が始まったツクネ(150円)の注文に間に合って、ツクネをひとり1本ずつもらいます。
にっきーさんと合流したところで、ぜひ行きたいお店が長浜ラーメンの「御天」。あの、こってりと濃厚なラーメンは、一度食べると病みつきになるタイプのラーメンなのですが、その「御天」のラーメンから、1ヶ月以上も遠ざかっているのです。
そんなわけで、まだちょっとしか「石松」を愉しんでいないであろう、にっきーさんを急(せ)かすように席を立ちます。
午後10時半前まで、約3時間の滞在は、新しいボトル(1,500円)も入れて、にっきーさんとふたりで(とはいえ、実態としては、ほとんど私ひとりで)3,500円でした。どうもごちそうさま。みなさん、お先に!

ホッピーでスタート / お通しのセンマイ刺し / レバ刺しハーフ
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