楊貴妃も腰を抜かす!? … 中華料理「三陽(さんよう)」(横浜・桜木町)
「キール」の前でMASHさんとも別れ、にっきーさんとふたり、桜木町駅方面へ。おろ? いつもは人があふれ返っている「三陽」がガラガラ。もう店仕舞いなのかな、と思っていると、いつもの元気なおねえさんから、
「はい。おにいさん、どうぞ。入れますよー!」と声がかかります。
「ちょっとラーメンでも食べていきますか」とにっきーさん。
「えーっ、電車大丈夫ですかー!?」と言いつつも、足は店内へ。
店内に足を踏み入れたとたんに、厨房に立つ店主から、
「ビール2本に餃子2人前か!」と声が飛びます。
「三陽」の仕組みに慣れていないにっきーさんは、反射的に「はいっ!」と返事。
「それとネギトリな!」と店主。
「いや。ネギトリはいりません」と、あわてて返事する私。
この店は、店主も、それを手伝ってるおねえさん、おにいさんも、みなさんとっても商売熱心で、ボンヤリと店に入ってしまうと、気がつけば目の前にはビールと餃子、ネギトリが並ぶという事態になってしまうのです。
ちなみに、先日見かけた常連さんらしきおにいさんは、店に入る前に、店頭にいる店のお姉さんに「ビール1本とレバニラの定食ね」と注文しつつ店に入り、店主の「ビール1本に餃子1.5人前か!」という攻撃に、「もう注文した!」と答えながら奥へと進んでいったのでした。こうやって、店に入る前に注文を済ませてしまうというのは、大きな防衛戦略かもしれません。
閑話休題。席に座るとすぐに出されるのは、ビール(サッポロ黒ラベル大瓶、500円)2本と、お通し(無料)のバクダン。
バクダンというのは、焼いたニンニクにとろみのある甘いタレをまぶしたもの。これがまた、ニンニク好きにはたまらぬ一品で、単品のバクダン(100円、お通しよりも量が多い)を追加注文する人も多い品です。
そして餃子は1人前が7個(400円)。これまたニンニクがビシッと効いた、パンチのある一品です。
1本目のビールが空いたところで
「ビール、もう1本か?」とおねえさん。まだ、もう1本ありますって。本当に商売熱心だなぁ(笑)。
さっきはガラガラだったのに、気がつくと、また満席に近い状態。さっきは、たまたま空いてたんですね。11時を過ぎたこの時間でも、やっぱりお客さんは多いんだ。
それじゃ、ボチボチとラーメンにいきますか。
メニューには「周恩来も驚くラーメン!」(しょう油、みそ、500円)からはじまって、「楊貴妃も腰を抜かす ギャルのアイドル チンチンラーメン」(タンメン風塩味、700円)、「ジンギスハーンもいきり立つ! ボクちゃんのアイドル チョメチョメラーメン」(タンメン風塩味、800円)、「男のロマン ボーボーラーメン」(カレー味、800円)と、怪しげな謳い文句が並んでいます。うーん、どれにしよう、と悩んでいると、
「チンチンラーメン、おすすめよ!」と店主の声が飛びます。お客の様子をよく見てるなぁ、と感心しながら、
「じゃ、それ2つ!」と注文。
この怪しげな謳い文句は、ラーメン類に限ったわけではなくて、たとえば先ほどいただいた餃子も「毛沢東もビックリの餃子」、そしてネギトリも「馬券が取れるネギトリ」と、WINSのある町、野毛らしいキャッチフレーズが付いています。
さて、赤い丼で出されるチンチンラーメンは、ニラなどの野菜たっぷりの塩ラーメン。餃子のパンチ良さから比べると、けっこうマイルドといってもいい味わいなのは、野菜の甘さがよく効いてるからでしょうね。熱々スープとあいまって、お腹にやさしい感じです。でもニンニクは効いています。
やぁ、ごちそうさま。お勘定は二人で3,200円(ひとりあたり1,600円)でした。
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コメント
三陽でトドメンする時は、「毛なし」(爆)を試してみてください。
2人で半分ずつにしてくれます。
5年以上通わないと、ひとりで半分はやってくれません(^^;
投稿: G.A | 2007.07.02 07:56