横須賀ホッピー巡り4 … 大衆食堂「一福(いちふく)」(横須賀・汐入)
4軒目(4杯目)は、ドブ板通りを京急・汐入駅側に抜けたところにある大衆食堂「一福」です。米兵さんからも「ワン・ラッキー」の愛称で親しまれているという、この店は、和洋中と料理の幅が広い上に、酒や肴もいろいろとあって、まさにオールマイティ的なふところの深さを持っているお店。もちろんホッピーもあります。今日のラストは、この店で、お腹も膨らませて帰りましょう。
1軒1杯ずつとはいえ、焼酎の量が110~180mlほど入っている横須賀ホッピー。それをすでに3杯いただいていますので、もうけっこうな酔い加減です。最後の1杯は黒ホッピー(480円)を注文します。
ここのホッピーは、生ビールのジョッキで出されるタイプ。そのジョッキの3分の1くらいの分量で焼酎(ナカ)が入っています。ここの焼酎は、横須賀に多い源氏焼酎ですね。
お通し(サービス)として出されたゼンマイをつつきながら、おもむろにメニューを検討します。なにしろ、そば、うどんから中華そば、丼物、定食、鍋物、一品料理と、その数ずらりと130品以上。さらに黒板メニューや、壁の短冊メニューを加えると、軽く150品を越えています。
値段も、かけそばや、もりそばが350円、天ぷらそばでも530円と、立ち食いそば屋さん並みの安さです。他の例を挙げても、ラーメン380円、チャーシューメン550円、親子丼510円、天丼530円、カレーライス430円、カツカレー530円、オムライス480円、焼肉定食630円、刺身定食680円などなどと、前時代的!
普通の店では季節限定メニューのことが多い鍋焼きうどん(550円)や、ひやむぎ(460円)、冷やし中華(550円)や、各種鍋物類(450~550円!)を年中食べることができるというのも、うれしいではありませんか。
そんなわけで、お新香(200円)、イカフライ(350円)に加えて、冬の間に食べることができなかった豚鍋(とんなべ、500円)も注文します。
お新香は200円という値段ながら、白菜、キュウリ、ナスの3種のぬか漬け盛り合せ。イカフライは拍子木状に切ったイカを揚げたもので、千切りキャベツやトマトも添えられています。ソースをたっぷりとかけて、ハフハフといただくのがいいですねぇ。
さぁ、そして豚鍋。鍋はあらかじめ調理が終わった状態の、ひとり用土鍋を、鍋置き代わりのお皿の上に置いてくれます。カパッとふたを取ると、フワァーッと湯気が上がった中に、豚肉や豆腐、白ねぎ、白菜、エノキ、春菊などがたっぷり。これで500円は安いよなぁ。
4軒を回って、冷たいホッピーも4杯目に入っているお腹に、あったかい鍋物が心地よい。
鍋物は、この豚鍋以外に、たらちり(450円)、カキ鍋(500円)、牛鍋(550円)、寄せ鍋(500円)などがある他、本日の黒板メニューとして石狩鍋(680円)なんてのも載っています。ひとり鍋がずらりとそろっているお店は、呑ん兵衛好みのするお店であることが多いですよね。
午後10時半まで、ゆっくりと1時間半を過ごして、お勘定はふたりで2,090円(ひとり1,045円)でした。どうもごちそうさま。
横須賀ホッピー4杯で、すっかりできあがって家路についたのでした。
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