味付き殻ごと薫製玉子 … バー「ホッピー仙人(ほっぴーせんにん)」(横浜・桜木町)
野毛の川沿いにクレッセンド(三日月型)に建つビルが都橋(みやこばし)商店街。その2階に「ホッピー仙人」があります。店名の示すとおり、ホッピーをこよなく愛する店主が営むホッピーバー。ここで飲むホッピー(500円)の美味しさに引かれて、カウンター8席程度の小さな店に、夜ごと、ホッピーファンたちが集うのでした。
そんな「ホッピー仙人」の店内に入ると、ちょうど生ビールサーバーの洗浄中。樽生ホッピーは、生ビールサーバーを使って作られていて、その樽生ホッピーが売り切れると、毎日必ずサーバーの洗浄を行っているのだそうです。大変な作業ですが、毎日これをやらないとチューブやサーバー内が、すぐに汚れてしまうんだそうです。
仙人(=店主)によると、実際には非加熱処理で仕上げたホッピーはないので、「生ホッピー」と呼べる品物はないのだそうです。通常の瓶入りホッピーと同じホッピーを、生ビールサーバーで利用できる樽に入れているだけ。だから、本当は「樽詰めホッピー」と呼ぶのが正しいのかもしれませんね。でも、樽生ホッピーのきめ細かい泡立ちは、明らかに瓶入りホッピーのものとは違うんだよなぁ。
そんなわけで、今日はすでに樽生ホッピーは売り切れで、普通の白ホッピーを注文すると、冷蔵庫からホッピージョッキと、冷却容器に移して冷やされた焼酎を取り出した仙人は、目の高さにジョッキを持ち上げて、よく冷えた焼酎を注いでいきます。ピタリと星の位置まで焼酎が入ったところで、これまたよく冷えた瓶入りホッピーを一気に注いで、見るからにおいしそうなホッピー(500円)ができあがります。
最近、はまっているのが、殻ごと燻蒸されて黒光りしている燻製玉子。目の前に置かれているのを勝手に取って、カウンター上の料金箱に代金100円をチャリンと入れます。どうやって作るのかは知りませんが、殻を剥いて口に入れると、ちゃんと味が付いてるんですよねぇ。
50分ほどの滞在は、ホッピー1杯で500円(それとは別に燻製玉子代100円)でした。ごちそうさま!
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