やっこさんでホッピー … 大衆酒場「河本(かわもと)」(木場)
夏休みの間に、ふだん行くのが難しい店々を回ってみようという試み。初日の今日は「仕事が終わってから出かけると、いつも満席で入れない」という2軒。大門(だいもん)の「秋田屋」、月島の「岸田屋」と、予定の2軒を無事に回ることができて、ひと安心。あとは、のーんびりと飲んで帰りましょう。
せっかく月島まで出てきてますから、酔い覚ましも兼ねて、門前仲町(もんぜんなかちょう)~木場(きば)方面まで散歩して、目指すは、平日の「河本」です。
「河本」は、午後4時から8時まで、4時間の営業。職場が横浜に移った今となっては、平日には、ほぼ来ることができないお店なのです。
店に到着したのは、7時過ぎ。さすがにこの時間は、ほぼ満席ですねぇ。「ン」の字のカウンターの鈍角のところに、はじき出されるように1個、イスが飛び出している。その両側のお客さんに、ちょっと詰めてもらって、間に入れてもらいます。
「河本」のホッピー(300円)は、ホッピービバレッジ推奨の、正しい三冷ホッピー。これに、この店の、もつ煮込み(200円)がベストマッチなのです。
今日も、このベストマッチな組み合せを目指して、やって来たわけですが、月島から木場まで3キロ弱も歩いてきたので、暑くて暑くて。とても熱い煮込みを食べる気分ではありません。
「ホッピーと、やっこさんの小をお願いします」
ついつい冷たい組み合せを選んでしまいます。
やっこさん、というのは冷奴のこと。大が豆腐1丁分で200円。小だと半丁で100円です。やっこさんも、この店の人気の品のひとつで、煮込みと並んで注文する人の多い品なのです。とはいえ、メニューの数が5個くらいしかありませんので、たいていの物が人気の品になっちゃうんですけどね(笑)。
今日は平日なので、アジ酢漬、かけじょうゆ(マグロぶつ)、カレイ煮付け、イカ大根といった魚系のつまみ(各400円)もあるのが、うれしいですねぇ。翌日が休みの土曜日は、新たな仕込みはしないらしく、これら魚系のメニューは、ないことのほうが多いのです。
しかしながら、7時半をまわると、もう店内は片付けモードに入っていきます。煮込みは鍋から上げられて、お客さんたちも、ひとり、またひとりと席を立ちます。
それでは私もボチボチと。ホッピーと、やっこさん(小)で、今日のお勘定は400円でした。どうもごちそうさま。
「河本」を出ても、まだ8時前。地下鉄・東西線でビューンと地元まで戻って、最後は中野の酒亭「北国」でゆっくりと。枝豆や、うなぎ山椒煮をつまみに、ウイスキー水割りを2杯ほどいただいて、最後はキュウリやミョウガ、大根おろしなどが、たっぷりと入った冷しソーメンでしめて、2時間弱の滞在は、1,550円でした。
さぁ。明日も、ふだん行くのが難しい店々を巡りますか!
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