最新流行にときめいて … 立ち飲み「車橋もつ肉店(くるまばし-)」(横浜・石川町)など
「武蔵屋」をあとに、本日、野毛に集った飲み仲間たちと再集結したのは、バス通りを渡ったところにあるイタリアンバール、「バジル」です。すぐとなりにある、スペインバル「ボデゴン・ノゲ」とともに、最近、野毛で大人気の立ち飲み屋なのです。
先ほどの「武蔵屋」のキーワードが「万古不易」だとしたら、こちらのキーワードは、さしづめ「最新流行」といったところ。しかしながら、バールといった形態自体は、ヨーロッパではすっかり根付いた食文化なので、このまま3年以上、人気を保ち続けることができれば、きっとこの両店も野毛の地に根付いてくることでしょう。
軽いつまみ(3点盛りが900円)に、サングリア(500円)などをいただいて、次へと向かいます。
続いてのお店は、大岡川のほとりに三日月型に広がる都橋(みやこばし)商店街の2階にある「ホッピー仙人」です。ここは、ホッピー・バーという、とても珍しい形態のお店。バックバーに並ぶスピリッツ(蒸留酒)類は、カクテル用ではなくて、すべてホッピーで割るためのもの。この店もまた、「最新流行」のお店だったのですが、平成13(2001)年9月15日の創業以来、すでに6年以上の歴史を重ねて、もはや「最新流行」の時期は過ぎ、野毛を語るときに、決してはずせないお店の1軒になっています。
飲み仲間たちと、仙人(=「ホッピー仙人」の店主)渾身のホッピー(500円)を1杯ずついただいて、さらに次へ。
タクシーに乗って、ビュイーンと向かったのは、車橋(くるまばし)にある、これぞ「最新流行」の立ち飲みもつ焼き店、「車橋もつ肉店」です。
今日は4人なので、金宮のボトル(600ml、980円)を1本と、瓶入りホッピー(ソト)を2本ばかりもらってスタートです。つまみはもちろん、大人気の塩ユッケ(450円)から。細く切った生牛肉を、刻みネギとともに、塩と胡麻油で和え、仕上げに卵黄を1個落として、白胡麻パラリの、ビジュアル的にも美しい状態で出されます。これに、横に添えられた櫛切りのレモンをちょいと搾りかけ、グルグルとかき混ぜていただくのです。ックゥ~~ッ。やっぱりうまいなぁ!
さらにセンマイ刺し(300円)や、レバ刺し(300円)、焼き物は牛ロース(1本150円)や、砂肝(1本100円)に鳥ネギ(1本100円)。最後にもう一度、塩ユッケ(450円)と、牛肉刺し(300円)をいただいて、飲み終わったのは午後11時前。
私は平日は横浜市内にいるので近いものの、同行の泥酔院さんは小田原に、にっきーさんと宇ち中(うちちゅう)さんは東京まで帰らないといけません。ここから一番近いJR石川町駅までは、歩いて10分ほど。急げ急げ。
こんな陸の孤島(失礼!)のような場所にありながら、美味しいものがあるとわかると、みなさん遠くからでも、今日のようにタクシーに乗ってでも、やってくるんですよねぇ。安くて旨いつまみに、ついつい引き寄せられちゃうのが、正しき酒飲みの姿なのでした。(笑)
「万古不易」はもちろんですが、「最新流行」もいいもんですねぇ!
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