牛すじカレー煮&玉子 … 立ち飲み「ぼんそわ」(新橋)
呑ん兵衛の町、新橋にやってきました。
1軒目に向かったお店は、立ち飲みの「ぼんそわ」です。ここは比較的新しいお店ながら、フローズンなホッピーや、もつカレー煮込みなどで、このところ大ブレーク中の立ち飲み屋さんなのです。
火曜日、午後6時半の店内には、先客は7人ほど。これまで、満員状態の店しか見たことないので、7人くらいだと、すっごく少なく感じちゃいますねぇ。
ここのホッピー(350円)や酎ハイ(300円)を飲んでしまうと、1軒目でダウンとなりかねないので、今日は生ビール(400円)からスタートすることにしましょうね。
店主が真剣な表情で注いでくれた生ビールは、サントリープレミアムモルツ。専用のグラスで出されます。
今日のお通し(サービス)は、小鉢のワカメ酢です。私の知っている限り、最初にサービスのお通しが出される店で、悪い店はないように思います。
さてさて、料理のほうは、まず絶対に、もつカレー煮込み(300円)を食べたかったのですが、店の表に「今日は、もつカレー煮込みはありません」という張り紙があったのでした。
「風邪を引いちゃって、もつの仕込みに行けなかったんですよ」
と店主。この店は、若い店主と、そのお母さん(←きっと私より若い!)の二人で切り盛り中で、昼間はまた別の仕事にも使っている(というか、元々そちらが本業)という、二毛作のお店。夜の部の中心となる店主が風邪を引いちゃうと、もつなどの専門的な食材については、仕込みにも行きにくくなるんでしょうね。
でも、もつカレー煮込みの代わりに、牛すじカレー煮(350円)はあるとのことなので、それを玉子入り(+100円)、フランスパン付き(+100円)でいただきます。
このカレーがね。サラッとしてるようでコクがあり、そんなに辛くないようでいて、どこかピリッと辛く。半熟玉子もいいですねぇ。
なんて、ひとりで牛すじカレー煮を楽しんでいると、次々と入ってくる常連さんたちの中にたーぼーさんの姿を発見! って、本当は分からなかったんです、最初。だって、スーツ姿のたーぼーさん、初めて見ましたから。なんだか、たーぼーさんに似てるんだけど、見知らぬ人が、飲み物を注文して、ネクタイをはずし、スーツの上着を脱ぎ捨てたところで、やっと「あれ? もしかして」と、やっとそれが、たーぼーさん本人であることが認識できたような次第です。いやはや、まったく馬子にも……(殴蹴)
そのたーぼーさんをはじめとして、常連のみなさんが必ずといっていいほど注文しているのが自家製コロッケ。
「あ。今日は自家製コロッケがある。それ、ひとつね!」
みなさん、一様にそんな注文の仕方をされます。ということは、この自家製コロッケは、普段はあまりメニューに登場しなくて、たまーに登場する人気の品、って感じのメニューなんでしょうか。
かなり気になりますが、これだけ何人もが、店に入ってくるなり自家製コロッケを注文した後で、「じゃ、私も自家製コロッケをひとつ」とは、たのみにくい(恥ずかしい)ので、残念ながら、また今度かな。呑ん兵衛は、妙なところでシャイだったりするんです、はい。
生ビールのあとは、日本酒(澤乃井、300円)を注文すると、カウンター上段に置かれたグラスに、表面張力までたっぷりです。口から迎えにいって、まず表面張力部分をすっかり無くしておいてから、カウンター下段の通常ポジションに降ろします。
ックゥーッ。この日本酒に、カレーが合うから不思議なり。ま、ごはんに合うものは、たいてい日本酒に合いますからねぇ。カレーが合わないわけがない、ということでしょうか。(カレーって、ビールにも合いますよね!?)
たーぼーさんは、なんとワインの炭酸割りを飲んでいる。これが「酔わせて下町」・藤原さん推奨の“下町のシャンパン”なのか! さっそく、ひと口飲ませてもらうと、たしかにこれはうまいや。でも、すいすい飲めちゃって危ないお酒だなぁ。
そうこうしているうちに、ほぼ毎日、この店にやって来ているという熊さんも登場です。
熊さんとも話をしながら、古漬(150円)をつまみに、もう1杯、日本酒(300円)をいただいて、本日は1時間半で終了。キャッシュ・オン・デリバリーでの支払い総額は1,700円でした。どうもごちそうさま。みなさん、お先に!
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