初のツナコーンサラダ … 焼き鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)
自宅近くの行きつけの店、「川名」。もう、何十回も足を運んでいるのに、いまだに初めての料理に遭遇したりするのが、おもしろいですよねぇ。
ハルカさん(店を手伝っている女性)が、向こうのテーブルに運んでいったのは、ひとり用の土鍋にボリュームたっぷりに盛られたサラダ。真っ赤なトマトも、丸ごと1個分が入っているようで、見た目にもおいしそうです。
ハルカさんが戻ってくるところを、「ちょっと、ちょっと」と呼び止めます。
「ね。今、向こうに持っていたの、なに?」
「ん? ツナコーンサラダのこと?」とハルカさん。
「えっ? トマトが入ってる、鍋みたいなのだよ?」
「そう。あれがツナコーンサラダ」
「そうなんだ。じゃ、それ、ひとつ」
「はーい」
メニューの名前から想像するのとは違うものが出てくるのも、ここ「川名」のおもしろいところ。
以前にも、となりの人が食べているトロミのついた、これまたボリュームたっぷりのスープ豆腐みたいな小鍋が、おいしそうで、おいしそうで。そのお客さんは、当時は店に来るたびにその小鍋を食べていたので、何度目かに意を決して、
「いつも召し上がっている、この鍋は、なんていう料理なんですか?」
と聞いてみたところ、
「あぁこれ? これはマーボ豆腐ですよ」
と教えてくれたのでした。普段目にする麻婆豆腐とは、まったく異なる料理と言ってもいい「川名」のマーボ豆腐(現在は504円)。実際に食べてみると、見た目どおりおいしくて、しばらくの間、はまっていたのを思い出します。
「はい。ツナコーンサラダです。これでしょ?」
とハルカさん。そうそう。これです、これです。へぇ、やっぱりこれがツナコーンサラダだったんだ。
ひとり用の土鍋に、まずレタスを敷きつめて、その三分の一には丸ごと1個のトマトをスライスして載せ、次の三分の一には、たっぷりとツナを載せ、残りの三分の一には、これまたたっぷりのコーンを盛り込んで、マヨネーズが添えられています。
改めて短冊メニューを確認すると、このツナコーンサラダが336円。なるほどねぇ。こういう品物でしたか。
ちなみに他のサラダ類は、大根サラダが336円、トマトサラダ、キャベツサラダが各294円、ゴーヤサラダ、セロリサラダが各252円などで、さらにキムチや野沢菜、白菜のお新香などの漬物類は126円です。これが野菜系メニューのホンの一部。この店には野菜料理も多いのです。
今日、日曜日のヨジカワ(=開店時刻の午後4時から「川名」で飲むこと)。お通し(サービス)のリンゴ2切れに、サッポロラガービール(大瓶、504円)から始まって、飴色に照り輝く黒ソイ刺し(420円)で、和歌山の地酒・「黒牛」(462円)に移行。店内でクマさんや、jirochoさんとも合流し、ホウレン草(168円)をもらって、「黒牛」もおかわり。そして出会ったのが、冒頭のツナコーンサラダだったのです。
そのツナコーンサラダをつまみに、最後にもう1杯「黒牛」をもらって、午後8時まで。なんと4時間ものヨジカワは、2,352円でした。ずいぶんと長居してしまって、ごめんなさい。どうもごちそうさまでした。
マーボ豆腐同様、このツナコーンサラダもまた、しばらくの間、はまりそうな一品です。
| 固定リンク | 0
コメント