冬は温たかヌクッピー … ホッピーバー「ホッピー仙人(ほっぴーせんにん)」(横浜・桜木町)
「冬場には、ヌクッピーという、あったかいホッピーもやってるんですよ」
以前からそんな話は聞いていたのですが、てっきりお遊びの、なんちゃってカクテルかと思っていたのです。
ところが今日、常連のシンタロウさんが注文したヌクッピーを、ひと口飲ませてもらって驚いた。なんちゃってカクテルかと思いきや、これが本格的なカクテルで、実に完成度が高いのです。
「仙人、私もヌクッピーをお願いします!」
と、飲んでいた黒生ホッピー(500円)もそこそこに、さっそくヌクッピー(500円)を注文したのでした。
仙人がこのカクテルを思いついたのは、大阪のキリンシティでホット・ビールを出しているという話を聞いたとき。ちょうど大阪に出張が入っていた仙人のお友だちに、その店に行ってもらい、店から携帯電話でライブ・レポートをしてもらいながら研究したのだそうです。
ヌクッピーの決め手は、暖めながらも炭酸を飛ばさないことと、暖めたときに出る炭酸独特の香りを抑え込むこと。このために、何度も何度も試行錯誤を繰り返し、やっと現在のスタイルにたどりついたのだそうです。
最後にちょっと振り入れられるシナモンにも、そういう努力のあとが感じられます。
ヌクッピー専用のジョッキ(←普通のホッピージョッキより、二回りほど小さい)が何個もあるというところからも、仙人の本気度合いが伝わってきますよねぇ。
今日いただいたのは、黒のヌクッピーですが、白のヌクッピーは、また別のレシピがあるんだそうです。これはもう明らかに「ホッピー仙人」のオリジナルカクテルですよね!
ただし、ヌクッピーは、そのレシピ研究段階の都合上、今のところ1杯ずつしか作ることができないので、たくさん注文が入ると困ってしまうのだそうです。忙しくなさそうなときに注文しましょう。
閉店時刻の午後10時まで。1時間半ほどの滞在は、黒生ホッピーとヌクッピーで、ちょうど千円でした。
| 固定リンク
コメント
こちらを拝見してヌクッピーがどんな味なのか、居ても立ってもいられずにホッピー仙人に行ってまいりました。
連れと2人で黒と白のヌクッピーを一杯づつ。
いやぁこちらで読んだとおりの完成度、素晴しいです。
温かいのに炭酸が抜けてない、美味いです。
白も美味しかったですが、詳細はお楽しみでしょうから書かないでおきますね。
私は2杯目は久米仙古酒のホッピーをいただきましたが、これも美味しかったです。
あまりに美味しくてコメントさせていただきましたっ!
投稿: まぁやぁ | 2008.02.02 21:27
>まぁやぁさま
コメントありがとうございます。
貴ブログ、「銭湯と路地裏散歩な日々」も拝見いたしました。天ぷらの「ますのや」や、銭湯のペンキ絵のある居酒屋「明るい農村・ごっつあん」も良さそうですねぇ!
これからもよろしくお願いします。
投稿: hamada | 2008.02.03 10:55